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不死身の私と死神  作者: 茜カナコ


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7/10

7.死神の告白

「またお会いしましたね」

「あんたも良く働くな。お疲れさん」

 死神は私に微笑みかけると、黒い宝石を取り出した。


 死者の魂を天に送った後、死神がつぶやいた。


「俺、天使になると思ってたんだよな。あ、子どもの頃な」


 死神によると、神の使いとして生まれた精霊たちは、透明な宝石を持って生まれてくるそうだ。成長するにつれて、透明だった宝石は、白か黒に染まっていくらしい。白く染まれば天使に、黒く染まれば死神になり、神に仕えるのだという。


「宝石が黒く染まっているのに気づいたときは、まさかって思ったよ。黒い宝石は死神の証だ」

「そうですか」

 死神は目を伏せて、じっと動かない。

「……ままなりませんね」

私も目を伏せていると、数秒後に死神は顔を上げ、ニッと笑った。


「ちょっと、しゃべりすぎた」

 死神は鼻をこすって、私に手を振る。

「またな」

「また、お会いしましょう」


 私は死神と会えるのが「嬉しい」ことになっているのだと気がついて、彼のいなくなった部屋で茫然と立ち尽くした。



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