エルフ耳は超敏感、感じる禁断バスタイムのあとは……国王からの御前会議招集!
ルシアはユキオの背中を洗おうとユキオの首に手をまわした。
すると半身になったルシアの美しいエルフ耳がユキオの顔の前に急接近した。
ユキオの唇の前で触れるか触れないか、1ミリもない距離だ。
急接近にもかまわず、ルシアはユキオを洗うことに夢中だ。
さらにユキオにおおいかぶさってくる。
そしてついにエルフ耳はユキオの唇に触れた。
はかなくて暖かくて、この世でいちばん柔らかい、官能的な感触だ。
そしてルシアの耳からは高級なシナモンのように魅惑的な香りが漂ってくる。
どうしても我慢できない。ウィルランド国王、申し訳ありません、そう心の中で謝った。
ユキオはルシアの耳を優しく唇ではさみこんだ。
「きゃっ、ああん」
エルフ耳は敏感なのだと、ユキオは知る。
「あっ、いいっ」以上はまずいかも……。
ルシアは耳を刺激されてクタッとなって、ユキオの方に寄りかかった。するとルシアの豊かな乳房が、ユキオの肩をなでるように這ってゆく。たわわな重みと、とろけるような柔らかい感触が肩をすり抜ける。
「んふぅ…」ルシアが甘い声を漏らす。
と同時に、ソニアも、アイシルもユキオの体を夢中で洗っている。
ソニアはユキオの腕を、自分の両腕で支えながらスポンジでさすっているのだが、豊かなおっぱいはユキオのひじあたりを、たわわに包み込んでいる。
ソニアとの密着は、すごく柔らかで気持ちいい。
そしてアイシルもユキオにまたがりながら、指をくねらせてユキオの脚を洗い上げていく。その指がひざから太もも、さらにその奥に近づくたびに、ユキオの脚は気持ちよさにびくんと反応する。
するとアイシルもまたがった太ももの奥に、ユキオの脚からの刺激を感じるらしく、
「ああんっ」
と声を漏らして、のけぞっている。
揺れたはずみで、ユキオの唇がルシアの耳にぴったりと密着した。
ルシアの動きとともにエルフ耳も唇に密着しながらスライドしていく。
たまらない感触だ。そしてルシアも、
「あっ、いいっ、すごいっ…」
と切なくあえぐ――。
「ごめんっ! もうギブアップ!!」
ここでユキオが声をあげた。
「これ以上洗ってもらったら、またのぼせて倒れちゃう。今日はここまで!」
ルシアはもう体力の限界のようでぐったりしている。
アイシルとソニアは少し物足りなさそうだ。今日はごめん。
風呂を出て体を拭くと、ユキオはベッドへと倒れ込んだ。
ユキオは疲れきっていて、すぐに寝息を立ててしまう。
続いてアイシルとソニアも、ユキオのベッドにもぐりこんでくる。
ルシアは迷っていたが、結局、一緒にもぐりこんだ。
ソニアが気を効かせて、ユキオの隣をルシアに譲った。
「今日は特別なのだ」
ルシアがユキオに身を寄せる。エルフ耳がユキオの顔に接近する。夢の中でその香りを感じたのか、ユキオの唇がルシアの耳に向かっていく。
ユキオはその夜、幸せな夢を見ることができた。
起きたら内容は覚えていなかったけれど……。
翌朝、ハルミがユキオ宅を訪ねてきた。呼び鈴を鳴らすが何の反応もない。
「まったくユキオさんったら、呼び鈴で出てきたこと一度もないんじゃないかしら?」
とつぶやきつつハルミがドアノブを回すと、またしてもカギは開いている。
玄関にもリビングにも人はいない。寝室にむかう。
まさか、また女の子と寝ているってことはないわよね、と思いつつ、ハルミがドアを開けると、ユキオがぐっすりと眠っている。
「ユキオさぁん、朝ですよ」
ハルミが新妻のようにはずんだ声で、ユキオのかたわらに来る。そして、その横に身を横たえようとした瞬間、
「痛いのだ〜」と声が。
シーツから、むくむくと、ソニアが生えてきた。
「また一緒に寝てたの〜⁉︎」
泣きそうになるハルミ。
「朝からなに〜、騒々しいわね」
反対側から、裸のアイシルが出てくる。
「なぜ裸なのよ!」
ハルミさんのツッコミが止まらない。
「精霊だから寝る時は裸なの」
と、そのとき、
「キャー」と黄色い悲鳴が響いた。
ルシアである。目が覚めたら見たことのない女が入って、あられもない姿のの女たちと言い合っているのだから無理もない。
ハルミもハルミで、ルシアを見て、顔面蒼白になっている。
「また、新しい女が増えてる〜ッ。しかも綺麗な娘……」
絶望的な顔になったハルミさんは、しくしく泣き出してしまった。
ソニアが、彼女をなぐさめる。
「なにも泣くことはないのだ。ご主人様は、まだまっさらなチェリーなのだ」
それを聞いて反応するハルミ。
「チェリー?」
「イエス、チェリーボーイ」
ハルミの顔が、ぱっと明るくなる。
と、そのとき、ユキオがくしゃみをして起きた。
「なんだ、みんな起きてたのか。あ、ハルミさんもいるんだ。じゃあ俺が朝食を作るよ」とユキオ。
だが、ユキオはすぐに、
「そう言えばハルミさん、ここに来ているということは、何か俺たちにメッセージがあったんじゃない?」
「あっ、そうだった。カラビア国のカルロス王からユキオさんに、御前会議への招集がかかっているのよ」とハルミ。




