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付箋  作者: 日浦海里
2/5

2枚目 付箋の文字

あれからしばらくは、

何事もなかったように

毎日が過ぎ去っていったけれど

ある日の夜に気がつくと、

私の座席の机の上に

絵本のキャラの絵と共に

「いつも遅くまでお疲れ様」

そんなメッセージ入りの付箋


振り向き加賀見くんの席を見るけど

彼はもう帰った後で

私は小さくため息を吐く


だけど吐き出した息は熱くて

胸の温度が伝わったようで

脈打つ鼓動が聞こえないよう

手の平で胸を押さえ付ける


だけどその手に握った付箋が

胸の鼓動を更に早めて

私はそのまま席についた


加賀見くんの優しさが胸に痛いよ

明日、ちゃんと顔見れるかな…

最後までお読みいただきありがとうございます

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