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今日から学校と仕事、始まります。①莞

マフラーは首絞めろってサイン

作者: 孤独

人は下を向く。人々が行き交うの中でも、下へ。

それは現実から目を逸らすため、冷たく暗い、その下



「あれに膝枕されたら良いなぁ」


……………そう思うのだ。あー、声に出しちゃいけないんだけど。

歩きスマホなんて前より、歩きミニスカ観察なんて、通勤している男共の日常だ。歩きスマホの衝突もとっても怖いけど、ストーカーや痴漢に近づく、眼光が養われる通勤中だ。

おっさんの歳になってしまうと、やはりこう。同年代もおばちゃんと、自分よりも高い年齢へ LET’S GO。


年上好きが、年下好きに変わるそれは、別に男女だって変わらないことだろう。



◇      ◇


「歩きスマホ中の女子高生いるじゃないですか」

「うん」


瀬戸博は思いついた事があった。

それがくだらない事であると、聞く前から分かっている三矢正明。


「突然、スカート落ちて、下着一枚になったら慌てふためくなって……」

「それ歩きスマホ中じゃなくても驚くわ。周囲、騒然するわ」

「歩きスマホ防止対策のスカートを考案しようよ!!」

「なんだよ、その限定!」


雑談も仕事の一つか。

今泉ゲーム会社の仕事風景。大抵、おバカな瀬戸が周囲を荒らす日々。



「まったく、瀬戸は…………」

「なんだか懐かしいよね。私達もそんな時代があったよねー」



男子と女子。男と女。同部屋でもスペースは分かれて、作業している。瀬戸のアホな話は林崎などの女性陣にも届く。彼の声は、たぶん、わざと。

でも、今日は彼ではなく。


「アホか。スカートなんて文化は、中学で終わっていいのよ」

「でも、この時期のあの子達は凄いですよね。おしゃれも進んでいるし。私達も当時はしてましたけど、もうできませんよー」


女子トーク。女子高生トーク。ならぬ、女子高生だったトーク。


「寒いよね~って、同情しちゃう。ストッキング履いてても可哀想」

「風が吹いた時のスカートの抑え方で、可愛さがでましたよね」


若い頃は無茶してたねー、なんて、ミニスカートに若さを感じてしまう。寒さが堪えること。社蓄になれば、山のように積もった仕事に向かうように


「林崎さんはスカートの丈はどれくらいにしてました?」

「ん~、そりゃ。はっちゃけるくらい」

「林崎の色気は胸だけでいいじゃん」

「あー。そーいう視線もあったね。女子からの嫉妬のオーラが……」

「友ちゃん、胸もないもんね」

「気にしてるとこ、ストレートに言うなーー!!弥生!!胸もってなんだ!?スタイル悪いってか!?」

「友ちゃんはスカートの丈は短くしてましたね。アルバム持ってきましょうか?(友ちゃんとは高校からの付き合いなんで)」

「も、も、持って来るな!恥ずかしい!答え言ってるし!」


若い自分に抵抗を出す友ちゃん。その耳に届く


「友ちゃんのミニスカ?うわー」


想像した瞬間。超似合わないという、心の奥を、声に出してしまった瀬戸。ボーイッシュな彼女にスカートそのものが合わない。合うわけがない。


「瀬戸!今、なんて言った!?なに想像した!?」

「高校生からも貧乳でまな板だった友ちゃんを想像しただけ。ミニスカであっても、太ももなんか見ないでも分かる、色気のなさだね!」

「こんにゃろーーー!!この会社の女人口、4人の中で貧乳はあたしだけだぞ!希少価値なんだぞ!!それだけでも凄いんだぞ!」



わーきゃー、騒いでしまうやり取り。雑談。

冬の女子高生というテーマでふと思う、


「マフラーしてましたよね?」

「うん」


ふと思う。そーいう言い方はおかしいと思うが、安西は友ちゃんが凄く嫉妬していた事を思い出した。


「友ちゃん。高校の頃、男女2人でマフラーを使うことに嫉妬しまくりだったんですよねー」

「わーー!それ!分かる!」

「マフラーで首絞めて、同時に臨終させてあげようかって、凄い嫉妬してた」

「やっぱり友ちゃんって、女の子だけど。完全に男子のノリだったろうね!乙女要素ないもんね!得意ゲームかつ好きなゲームがマリオブラザーズだもんね」

「うるさーーい!BLゲーとエロゲーばっか大好きなお前達に、マリオブラザーズの素晴らしさの何が分かる!!国民的のゲームをした事がない奴等の方がおかしいわ!!お前等、大半は絵師と声優で成り立っているだけじゃないか!あたしがいなかったら、ゲーム作れてないだろうが!!」


こーいうふうに弄られるところも、男子っぽい。そして、弄られる人にぼこられる人あり


「な、な、殴るのを、止めて、くれない?」


瀬戸はいつであろうと、虐められる側に立つようだ。


「冬のオシャレって、色気じゃなくて可愛さ重視ね」

「ポーズもやらしい感じより、自然体が凄く可愛くいけます。水着や浴衣よりもコーデが豊富で、冬の方がファッションに幅が広がりますよね」

「そ、そうよね。あたしだってオシャレできるもん」


絶対できねーよ。

そー思っているのは、本人以外であろう。


「か、彼氏も。できるよ、きっと……あたしにも」


ふいに言った、その台詞だけは……


「友ちゃんも女の子だね。今の台詞は可愛い」

「一緒にマフラー使える男性と出会えたら良いね」

「お前等、あたしをなんだと思ってるんだーーー!!?彼氏をキャラにしてるあんた達よりも、あたしは不幸せですよ!」



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