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-10歳 つまり5歳の私に突如生まれた違和感の話

完全に見切り発車のスタートです

とりあえずは、前後編でさらっと済ませるはずがちょっと無理そうです。

まだ王子は出てきません。悪しからず。

あれ?なんか、おかしいな。私の顔ってこんな顔だったっけ?


というのが最初の意識。

いや、見慣れた顔なんだけど。と、セルフ突っ込みをかましたのは、ほぼ同時。


「ねえ、私の顔ってなんかおかしくない?」


と、専属侍女のネリーに聞いてみたところ髪をくしけずるのを止めて、ぎょっとしたように急に何を言い出したこの娘はという目で見られる。

いや、まあ侍女がそんなことを言い出すわけはないので、あくまでそんな目で見られたというだけなのだけれど。


「いいえ、いつも通りお美しいですよ」


侍女のネリーの科白せりふに、いや、そういうことが聞きたいわけじゃない!

と、思ったけどふんわりと笑って見せありがとうと告げる。

急に変なことを聞き出した私の言葉に、ほっとしたように髪を梳る行為に戻ったネリーをみて、ふむ。と内心で頷く。


何だろうこの違和感。いや、うん。どうみても私の顔なんだけどね。


「にいさま。私の顔っておかしくない?」


身支度を整えているずっと違和感にもやもやが止まらずに、悩んで悩んで悩んだ挙句に一つ年上の兄に同じ質問をぶつけてみた。

ここで両親に行かないあたり、謎の溺愛をされていることはもう既に脳内シュミレーションに織り込み済みでなのである。


「別におかしくないよ。

 お前がおかしい顔ってことになると、つまり、僕もおかしいということになるけど

 それって、僕に喧嘩を売りに来たわけ?」


と面白がるような顔で言われ、確かによく似た容貌かおした兄に聞くのもおかしい話なのかもしれない。

と、いうことに気付いてそうじゃなくて。と台詞をいだ。


「うーん。なんて言っていいかわかんないけど、私こんな顔してたかなーってさっき思って」

「さっき?」

「うん。ついさっき」

「特におかしいところは、リカの頭以外にないかな」


至極しごく、真面目な顔をして、兄は悩むようにしげしげとこちらを見ている。

おい兄!酷いだろう!残念な子を見るみたいな目でみるな!真面目な顔して酷い事いうなあ!

まあ、確かに妹が妙なことを言い出したとしか思えないだろう。

兄もまだ6歳ぽっちだし。私に至っては5歳だし。


色味と目つき以外はほぼ同じと言っていい兄と私の姿は、まるで双子のように似たようなデザインの服を与えられている。

兄としてはなかなか複雑な想いのようだが、私としては特に頓着していない。

なんつっても可愛いし。兄ベースなのか動きやすいし。兄妹で同じような服を着るとか、まああるよね。

今日も今日とて同じようなデザインの色違いを安定で着せられてるし。


「にいさま、ひーどーいー」

「急に妙なことを言い出した、お前の方が悪い」


わざとねたように言えば、それを分かっている兄は軽くいなす。

兄とたった一個しか違わないのに、勝てない。むむむ、なんで?兄、最強かよ。


「にいさまの、そのねじ曲がったタイよりはましですー」


笑って結びノットが複雑すぎておかしいことになってしまっている、タイの結びを指で突っつけば兄は慌てて慣れない手つきでタイを直している。

その普段と同じやりとりに、気のせいかなー?(洗脳)と、思ってのほほんとしていれば、兄の専用侍従せんようじじゅうが朝食の時間を告げに来た。


今日の朝ごはんは、うちのシェフ渾身こんしんのホットケーキらしい。わーい大好きー☆ ふわふわー!

私はその言葉あさごはんに気を取られて、あっさりと胸のなかにあった違和感もやもやを忘れてしまった。

しかし、時折その時のことを思い出すたびに思うのだ。


『なんで、この時に思い出して、手を打たなかったかな?私!!!』

これは、そんな私の話です(涙)

2016/10/09 読みつらが酷くて改稿しました。

元のタイトルは、前後編のためにつけた適当なタイトルだったのでそれも修正します。


2016/10/13 修正しました。

長期シリーズアニメの最初期の頃の声優さんのような物慣れなさが浮かびますな。

このころまだキャラが定まってなかった(まあ、今もですが)ため、ヒッ!って自分でなってます。

でも繋がりがあるため、修正はとりあえずこのくらいで。

見切り発車感満載で、読み返すのがつらいっ!(ノω`;)タハー

この際なので、タイトルも修正しました。もうなんだかいろいろとすみません(笑)

適当に書いてて、ま、いっか投稿しちゃえー☆的なスタートを果たしたのでこんなことに。たはは。

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