↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に捨てられた少女たちと、何もない群島から始める文明開発〜無限魔力と地球召喚の力を手にした俺は、鉄道・工場・軍隊・巨大企業を築き、やがて世界最大の国家を作ることになりました〜  作者: Ren Hazumi
第二卷:アウレリアン諸島での開発が始ま

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/57

【第41話】 ー「最初の道」

【第41話】

「最初の道」


---


翌朝、朔夜は新たな意気込みで目を覚ました。


昨日から始めた最初の道はもう目に見える形になっていた——完璧ではないが、通行には十分だ。今日は少なくとも一キロメートルを完成させたい。彼は家を出て、工事現場へ向かった。


朝の空気はまだ冷たい。露が草に付き、太陽が東の地平線に顔を出し始めたばかりだ。遠くでは、数人の女性たちが既に資材の山の近くに集まり始めている。


イルゼが油圧ショベルの横に立ち、真剣な表情を浮かべている。彼女の手は操縦レバーを握り、その目は集中に満ちている。


「おはよう、イルゼ」朔夜が声をかけた。


「おはようございます。より良いルートを考えました」彼女は振り返らずに言った。「昨日は真っ直ぐに作りすぎました。左側の土の方が固くて安定しています——あの大きな木の手前で少し左に曲がるべきです。」


朔夜は彼女が指す方角を観察した。


「……その通りだ。そうしよう。」


イルゼは微笑んだ——彼女が仕事を楽しんでいることを示す珍しい笑顔だった。


---


午前八時、すべての作業員が集まった。


朔夜は作業を割り振った:イルゼが油圧ショベルを操作して掘削と整地を行う。グレタと他の二人の女性が一輪車で石や砂利を運ぶ。セラとその他の者たちがロードローラーで土を締め固める。


ミラと厨房チームは作業現場の近くで食事を準備し、全員がエネルギーを維持できるようにした。


朔夜自身はルートに沿って歩きながら、土壌の質を確認し、排水が機能しているかを確かめ、必要に応じて計画を調整した。


「ここだ」彼は少し低くなった場所を指した。「もっと砂利を追加する必要がある。ここの土は柔らかすぎる——雨の時にぬかるむ。」


グレタは頷き、すぐにチームを率いて資材を追加した。


---


正午近くには、彼らは八百メートルの道路を完成させていた。


多くはないが、十分だった。その道は集落と農地を結び、収穫物や道具をより簡単に運べるようにした。


朔夜は道端に立ち止まり、遠くを見つめた。


彼の前には、木々と小さな丘が広がっている。そのすべての向こうには、彼が鉱山を確信している山々がある——彼らの産業の基盤となる鉱山だ。


「……まだまだ距離があるな」彼はつぶやいた。


タヴィラが彼に近づき、水筒を差し出した。


「心配そうな顔だな。」


「心配じゃない」朔夜は水筒を受け取り、一口すすると。「この島がどれだけ広いかを考えていただけだ。私たちはまだほんの一部しか探索していない。この先には、まだ見ぬ数千キロメートルが広がっている。」


「でも、今は道がある。」


「短い道だ」朔夜は彼女を見た。「もっと長い道が必要だ——集落と鉱山、港、島全体を結ぶ道が。」


タヴィラは頷いた。


「作っていけばいい。ゆっくりとな。」


「そうだ。ゆっくりと。」


---


その午後、朔夜はシステムを開き、進捗を記録した。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【開発記録 — 79日目】


道路建設:


・道路長:800メートル

・ステータス:運用中(集落→農地)

・資材:砂利、圧縮土、排水


次の目標:


・東方向(山岳方面)への延伸

・推定距離:12キロメートル

・推定所要時間:7〜10日


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


十二キロメートル。


それは決して少なくない距離だった。彼らの持つ労働力では、その距離の道路を建設するのに一週間以上かかる——他の作業のために中断しなければならなければ、おそらく二週間だ。


「……もっと早い方法が必要だ」彼はつぶやいた。


彼は壁の地図を見つめた。


もしより効率的な道路——より大型の機械、より耐久性のある資材——を使えば、時間を短縮できるかもしれない。


しかしそれは、再び召喚を使うことを意味した。


「……後で考えよう」彼は言った。「今は、目の前のことに集中する。」


---


その夜、朔夜は事務所に座り、翌日の計画を立てた。


窓の外では、集落の灯りが明るく輝いている。野外厨房からは笑い声と会話が聞こえてくる——女性たちが長い一日の後の夜を楽しんでいる。


朔夜は小さく笑った。


最初の道が完成した。


それは、より大きな何かの始まりだった。


【次回 第42話 — 「鉱山を探す」】


翌日、朔夜は今後の建設の資材となる鉱山を探すことを決意する。彼は東の山岳地帯へ探検に出かけ、驚くべき鉱物鉱床を発見する——鉄、銅、銀、そして彼がこれまでに見たことのない希少鉱物までも。


【次回に続く……】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。