【第41話】 ー「最初の道」
【第41話】
「最初の道」
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翌朝、朔夜は新たな意気込みで目を覚ました。
昨日から始めた最初の道はもう目に見える形になっていた——完璧ではないが、通行には十分だ。今日は少なくとも一キロメートルを完成させたい。彼は家を出て、工事現場へ向かった。
朝の空気はまだ冷たい。露が草に付き、太陽が東の地平線に顔を出し始めたばかりだ。遠くでは、数人の女性たちが既に資材の山の近くに集まり始めている。
イルゼが油圧ショベルの横に立ち、真剣な表情を浮かべている。彼女の手は操縦レバーを握り、その目は集中に満ちている。
「おはよう、イルゼ」朔夜が声をかけた。
「おはようございます。より良いルートを考えました」彼女は振り返らずに言った。「昨日は真っ直ぐに作りすぎました。左側の土の方が固くて安定しています——あの大きな木の手前で少し左に曲がるべきです。」
朔夜は彼女が指す方角を観察した。
「……その通りだ。そうしよう。」
イルゼは微笑んだ——彼女が仕事を楽しんでいることを示す珍しい笑顔だった。
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午前八時、すべての作業員が集まった。
朔夜は作業を割り振った:イルゼが油圧ショベルを操作して掘削と整地を行う。グレタと他の二人の女性が一輪車で石や砂利を運ぶ。セラとその他の者たちがロードローラーで土を締め固める。
ミラと厨房チームは作業現場の近くで食事を準備し、全員がエネルギーを維持できるようにした。
朔夜自身はルートに沿って歩きながら、土壌の質を確認し、排水が機能しているかを確かめ、必要に応じて計画を調整した。
「ここだ」彼は少し低くなった場所を指した。「もっと砂利を追加する必要がある。ここの土は柔らかすぎる——雨の時にぬかるむ。」
グレタは頷き、すぐにチームを率いて資材を追加した。
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正午近くには、彼らは八百メートルの道路を完成させていた。
多くはないが、十分だった。その道は集落と農地を結び、収穫物や道具をより簡単に運べるようにした。
朔夜は道端に立ち止まり、遠くを見つめた。
彼の前には、木々と小さな丘が広がっている。そのすべての向こうには、彼が鉱山を確信している山々がある——彼らの産業の基盤となる鉱山だ。
「……まだまだ距離があるな」彼はつぶやいた。
タヴィラが彼に近づき、水筒を差し出した。
「心配そうな顔だな。」
「心配じゃない」朔夜は水筒を受け取り、一口すすると。「この島がどれだけ広いかを考えていただけだ。私たちはまだほんの一部しか探索していない。この先には、まだ見ぬ数千キロメートルが広がっている。」
「でも、今は道がある。」
「短い道だ」朔夜は彼女を見た。「もっと長い道が必要だ——集落と鉱山、港、島全体を結ぶ道が。」
タヴィラは頷いた。
「作っていけばいい。ゆっくりとな。」
「そうだ。ゆっくりと。」
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その午後、朔夜はシステムを開き、進捗を記録した。
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【開発記録 — 79日目】
道路建設:
・道路長:800メートル
・ステータス:運用中(集落→農地)
・資材:砂利、圧縮土、排水
次の目標:
・東方向(山岳方面)への延伸
・推定距離:12キロメートル
・推定所要時間:7〜10日
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十二キロメートル。
それは決して少なくない距離だった。彼らの持つ労働力では、その距離の道路を建設するのに一週間以上かかる——他の作業のために中断しなければならなければ、おそらく二週間だ。
「……もっと早い方法が必要だ」彼はつぶやいた。
彼は壁の地図を見つめた。
もしより効率的な道路——より大型の機械、より耐久性のある資材——を使えば、時間を短縮できるかもしれない。
しかしそれは、再び召喚を使うことを意味した。
「……後で考えよう」彼は言った。「今は、目の前のことに集中する。」
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その夜、朔夜は事務所に座り、翌日の計画を立てた。
窓の外では、集落の灯りが明るく輝いている。野外厨房からは笑い声と会話が聞こえてくる——女性たちが長い一日の後の夜を楽しんでいる。
朔夜は小さく笑った。
最初の道が完成した。
それは、より大きな何かの始まりだった。
【次回 第42話 — 「鉱山を探す」】
翌日、朔夜は今後の建設の資材となる鉱山を探すことを決意する。彼は東の山岳地帯へ探検に出かけ、驚くべき鉱物鉱床を発見する——鉄、銅、銀、そして彼がこれまでに見たことのない希少鉱物までも。
【次回に続く……】




