表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/16

15話 努力の過程

 “残り4日”。

 

 今日は土曜日。月鉤との約束通り、マルイ書店へ。すると、開店10分前というのに彼女の姿があった。


やはり早いな。って、何かソワソワしてないか?どうしたんだろ?


 理由はすぐに分かった。頻りにスマホで時間を確認しているので、余程開店が待ち遠しいのだろう。それよりも、驚いたのは彼女の恰好。黒いショルダーバックに、ライトグレーのワンピース。そして、いつもよりサラサラしてそうなセミロングの髪。


顔も少し化粧してるっぽい?この後、街にでも行く気なのかな?


 それを考えると近所をぶらつく感じのラフな格好の自分が大変不釣り合いに感じた。彼女がここまで気合を入れる理由…。待ち合わせ場所が本屋の前という事でその答えがすぐに見つかった。彼女にとってリミブレ最新刊購入は神聖な儀式のようなもの。それ故に気合を入れた格好をしているのだろう。

 一先ず納得した俺は、いつも通り彼女に気づかれない様に近寄り、一瞬の隙をついてダッシュで間合いを詰め、服従を完了させた。


「お待たせ」

「あっ…。本当ですよ。こちらがどれだけ待ったと――」


 言いかけてもごもごする彼女。その理由はよく分からなかったが、相当前から待っている事はだけは分かった。待たせた分のつけを払わなければと、開店までの残り時間はリミブレトークでしっかり返済するよう努めた。


 10時。書店のドアが開かれ、店員さんと挨拶を交わした後、彼女はズンズンと店の中へ。その迷いのない足取りは、店内の配置を完全に把握している様だった。数秒後、彼女の手にはリミブレ11巻が。そのまままっすぐレジに行き購入。その顔はフルマラソンを走破した後の様な笑顔だった。

 漫画コーナーをうろついていたので、合流しようとそちらに向かおうとすると、既に彼女が向かってきていたので立ち止まる事にした。数秒後、彼女が俺の目の前で最新刊をドヤ顔で見せつけてくる。


「良かったね」

「はい。さぁ行きましょうか」

 

彼女が最新刊をバッグに入れ、移動しようとした時、本棚に並べてあった本を見て立ち止まる。本はラノベコーナーのものだった。


「どうしたの?」

「私、書いたろ系(※)の小説嫌いなんです」


※大型小説投稿サイト“小説を書いたろ”に投稿される異世界転移・転生をテーマとしたファンタジー作品の中でも設定の雑さが目立つものの総称。


「へぇ、どんなところが?」

「努力を舐めている所です」

「ああ」


リミブレファンならその反応をするのもおかしくないか。


 リミブレではキャラの努力描写で5、6話消費する事が頻繁にある。大半の読者からはその描写が地味過ぎて面白みに欠けると不評を受けたが、作者がこれに『努力描写がないとキャラがうっすくなるんすよ!だから絶対にいれます』と猛反発。これにより、一般読者はやや離れ、作者の考えに賛同したか作品そのものが好きな人だけがコア読者として残った。

 努力描写がないとそのキャラが成長した裏付けができない。なので、唐突に“3年間修業した”と書かれてもその努力してきた姿の解像度が低すぎるので『は?』ってなる。実際の努力はその過程の中に失敗や成功・苦悩などの体験がつまっているので、そこを描かない限りは読者に共感してもらう事はできない。

“3年間修業した”だけで納得する人はイメージ力が高いのだと思う。そうやって作者が読者の想像力に丸投げした部分を必死にイメージして埋めているわけだから、読者の方も3年間修業したキャラ並に凄いのかもしれない――などと俺がザっと考える中、彼女の愚痴が始動する。


「そもそも10年努力したっていうことはですよ?それを10年やったら当然身に着くであろう経験的な動作や知性が主人公から感じられないとおかしいじゃないですか。で、そのエセ努力設定の中でも特にひどいのが、本を何百冊も読み漁ったという設定。それだけ読めば、どんな頭の悪い人でも多少は読解力と論理的思考力が身に着くものです。にもかかわらず、主人公はそれらを一切感じられない行動や思考をするので“本当に読んだのか?”って、呆れちゃうし、単純にムカつきます。あと、知識人になって常識を身につけたはずなのに、非常識な行動ばかりするのも、アホかって思います」

「同じく。あの“床に読み散らかした本”という描写は何だったのって思う」

「あー分かりますそれ。…思い出したら腹が立ってきました」

「…ひょっとして、本を無造作に散らかして開いておくことが彼等にとっての”本を読んだ”になっているんじゃないかな?」

「ぷっ…何ですかそれ。…でも、それなら本の知識が身についていないのも納得いきますね。そもそも本の内容を知らないわけですから」

「うん。多分そういうのって視覚的な見栄…肩書きと似たような意味で使っていると思う。例えばテレビで大学教授が自室から返答する時って大抵後ろに大量の難しそうな本が並んでいるでしょ? あれを見る事で視聴者は“この人は賢い人なんだ”って思う。読んでいる・読んでいないは別としてね。まぁ教授の場合は、自分で書いた本も棚に並べているだろうから大抵読んでいるはずだけどね」

「なるほど。視覚情報で手っ取り早く知識的マウントを取りたいからやっているという事ですね。ん?って事は、作者が努力描写を細かく書くのが嫌だから端折ったってことですか…?」

「まぁそういう見方もできるけど、そうなるのも仕方ないと思うよ」

「といいますと?」

「本をたくさん読破した頭良いキャラを書くのはいいんだけど、ずっと頭良いキャラ描写をし続けないといけないから書く方はしんどいじゃん? 頭良いキャラが頭悪い行動をするとキャラ・設定崩壊ってなるからね。

 おそらく作者の人はそういう描写をする事によって、主人公と一緒に自分の頭の良さも見せびらかすつもりでいたんだけど、これだと自分の頭の悪さをみせびらかす様な醜態をさらす結果になる」

「うわぁ、それは恥ずかしい…。そうならない為にも、作者自身も頭が良くないといけないですね。頭の良い人の取るべき行動を考えられないといけないわけですから、そこで作者の力量が試されると…。もし私が作家だったら絶対その設定を使えないなぁ…私、頭悪いから」

「俺も。醜態さらすのが目に見えて分かるし。そう考えると、それ系の作品の作家さんは凄いメンタルしていると思わない?」

「…?」

「作家ならその設定崩壊に気づかないわけがないから、気づいていてあえて書いているって事になる。つまり、自分から恥をかきにいっているって事にならない?」

「なりますけど、それに何の意味が…?」

「精神修行的な意味かな。出版して大勢の前で恥をかくことに慣れることで、どんな状況下におかれても動じない不動の精神を養っているんだよ。しかも本だと形として残るから黒歴史が一生残って更にきついっていう」

「精神修行…なるほど。そう考えると作者の人に好感が持てますね。私には絶対真似できない事をやっているので、素直に尊敬します」

「だろ?」

「はい。それに、こういった荒行はリミブレでよくあるので尚更」


あー結局”それ”に繋げてくるのね。


 何にせよ、彼女の嫌いが好きに変わった様で良かった。



  店を出てすぐ自然の流れで切り出す。


「じゃあ、今日はこの辺で――」

「ちょい待ち」ガシッと腕を掴まれる。

「…何でしょうか?」

「ふーん。そういう態度取るんですか。なら、この腕は要りませんね」


次の瞬間、右手を雑巾の様に絞られる。


「いたたた…!ごめん、ちょっとしたギャグ!帰らないから許して!」

「…くだらないんで、今後そういうのはナシでお願いしますね。あと、今は緩めますけど許したわけじゃないので、そのつもりで」

「畏まりました」


右腕は猛烈な止血状態から解放された。ホッとしながら、カードをチラ見。


あと110分。まだまだ先は長いが頑張ろう。


 会話をする為に脳内で話題を探す。特に何もなかったので、目についたものを適当に言っていく事にした。


「今日はいつもより髪にツヤがあるし、整っているね」

「あ、気づきました?」

「うん」

「…触ってみます?」

「え?あ、うん。…おぉ、サラサラだ」

「でしょう? 頑張ったんですよ」

「そっか。何か、その…、ありがとう…?」

「何で疑問系?」


 彼女は笑っているが、俺は苦笑い。その理由はこの場違い感。彼女は身なりを整えてきているのに俺は何も整えていない。そんな俺が今の彼女の横に並ぶのは失礼に値するからだ。


友達と遊びに行く時って、どんな場であってもオシャレしていくのが基本なんだ。初めて知った。友達1人しかいないし無理もないか。…しかし、考えると勿体ない話だ。彼女は折角オシャレして来ているのに…。これで横に並んでいいのはばっちりオシャレした女友達か彼氏くらいだろ。……彼氏?そういえば――


「翠は今、彼氏いるの?」

「きゅ、急に何を聞いてるんですか!?」

「あっ、ごめん。軽率だった、忘れて」

「……。いないですよ…」

「そっか…」

「何残念そうな顔してるんですか!」背中を叩かれる。

「いや、もし彼氏がいたら今の翠と釣り合いが取れていいかなって思ってさ」

「それでさっきから様子がおかしかったんですか」

「そんなにおかしかった?」

「そんなにではないですけど、ちょっと元気なさげでしたよ?」

「マジか…。ちょっとハズイな」

「へぇ、ご主人様にもそういう感情あるんですね」

「オレハロボットジャナイヨ」

「この空気でそれはだだスベリですよ?」

「……。ガチでハズイ」顔が熱を持つのを感じる。

「おっ、その反応は確かにロボットじゃありませんねぇ」

「オレハロボット」


 やけくそになってぎこちないロボットダンスを披露。今度はやや受けを頂いた。

会話が一段落着いて先程の話を思い出す。


彼氏がいない。そりゃそうか。彼氏がいるなら今頃その彼氏が彼女を支えてくれてなきゃおかしいわけだし。だとしたらめちゃくちゃ失礼な事聞いたな。できればもう一度謝りたいけど、今謝ってもぶり返して逆に機嫌を損ねるだけだし何もできない…。にしても、彼氏かぁ…。親友以外で彼女を支えられる大きな存在。なら、できればいた方が良いよな? 彼氏候補とかは居ないのかな?候補じゃなくても――


「好きな人はいるのかな?」

「……?」


やばっ!声に出た!


「ごめっ!今のなし!忘れてー!」


 手を素早く何度も振って誤発言だったことをアピール。何か黙ってくれているので効果はあったみたいだ。だが、この空気はキツイ。この後の行先はまだ決めていなかったので、空気を一掃してくれそうな場所にしよう。


「何か落ち着く所行きたいなー第ニ公園に行きたいんだけど、いいかな?」


 俯きながらコクリと頷く彼女。


あー気まずい。まぁ自業自得なんだけどね…。


 苦笑いしながら歩いていると隣の彼女がボソリと呟く。


「いますよ…」

「…?」


 消え入りそうな声だったが、はっきりと聞き、そして理解した。


ほぉ、好きな人がいると。


 自然と顔がニヤリ。


それなら話は早い。その“好きな人”を彼氏にすればいいだけだから。で、俺はその好きな人と彼女がくっつく様にサポートする。好きな人が誰かは不明だが、彼女の周辺人物を観察していればすぐに分かるだろう。なにせあの月鉤に好きと思わせるほどの人物だ。余程気遣いができてかっこいい男なのだから、そんなの嫌でも目立っているはずだしな。…ただ、月曜だとカード期限は残り2日しか――えぇい、弱気になるな!やれるだけやればいいだろうが。


 自身を鼓舞した後、ゆっくりと口を開く。


「よくぞ言ってくれた」彼女の肩をポンポン。

「……。はい」


あとはこの俺――親友に任せておけ。


 そんな心の声が伝わったのか、彼女の表情が輝いた。


 歩いて移動中、彼女はなぜか無言。そして、隣でずっとソワソワ。気になったので、チラリと顔を見ると、凄く力んだ顔をしていた。下手に刺激しない方がいいと考え、こちらも無言を貫く。そうしているといつも間にか公園に到着。そのままいつも雑談するときに使う丘の上へ。階段を昇ろうとする時、再び彼女をチラ見すると、ブツブツと呟きながら下を向き、心ここにあらずな感じだった。


前見えてるのかな?そのままだと階段でこけるぞ。


 危なっかしい事もあり、彼女の右手を引くことにした。すると、彼女のブツブツは収まったが、下を向くのは継続。一応俺の左手をギュッと握り返してきたので階段の認知はしている様子。彼女がこけないように細心の注意を払いながら、ゆっくりと昇る。一段一段慎重に昇ったので、時間はかかったがようやく昇りきった。


 丘の上。爽やかな風が通り抜け、それが木の葉同士をこすれ合わせて音をつくる事で、『自然っていいなぁ』という癒しの気分にさせてくれる。「やっぱりここは落ち着くなー」なんて呟きながらベンチに向かおうとする。


あっ、もうこの手はいいか。


 昇りきったので、左手から握力を抜く。ところが、手はまだ握られたままの状態だ。これは彼女の右手の握力が残っていたから。


昇りきったのに気づいていないのかな?


「翠、着いたよ」

「そうですね。わー風が気持ちいい」

「だねー…って、そうじゃなくって、手!」

「手がどうしたんです?」

「どうしたじゃなくって、階段昇りきったでしょ?」

「ええ、昇りきりましたね」

「だったら要らないでしょ、もう」

「何が?」


知っててやっているのかな? 


 永遠にこのやり取りが続く事を想像し、先行的に疲れたので諦める事にした。


しかしまぁ――


「今日は手、ちゃんと暖かいな」

「ええ。ご主人様のおかげで、ね」

「俺のおかげ?特に何かした覚えはないけど」


 それを聞くと、彼女は手を握ったまま俺の前に立つ。それで、俺の顔をジーッと覗き込むようにしてみた後、


「そーいう所ですよ」


 と、ニカっと可愛らしく笑う。親友でなければ間違いなく今ので堕ちていた。それ位の破壊力を持った笑顔と仕草。


そりゃこの子が好かれるわけだ。


 大いに納得する。ただ、“そういう所”は謎のままだが。


聞いてみるか。


「そういう所ってどういう所?」

「……。しーらない」


 顔を背けて隣に戻る。よく分からないが、機嫌を損ねたのだけは分かった。そのままベンチに2人共座る。その間も手は握られたまま。


何か挽回しなくては…。とは言っても、リミブレの話は散々したしなぁ。真面目に最近の運動のはなしするのもおかしいし、愚痴り合いも違う気がする。翠が喜ぶのってどんなことだろう。


 考えてみればよく分かっていなかった。大事な親友の事なのに。一応それを聞いてみるという選択肢もあるが、聞いて答えてくれたとしても、喜ばせる事が見え見えとなり、あからさま感が出て逆に喜ばせにくくなるだろう。


となれば、やはり自力で見つけ出すしかないか。しかし、どうやって……とりま、じっくり観察でもしてみるか。


 早速、彼女の顔を観察する為にジーッと見た。


「ご主人様、急にどうしたんです?」

「ちょっとね…」

「ちょっとって、なんですか…!?」


挙動に変化が現れた。反応があるって事はここに何か知るきっかけが隠されているかもしれないな。


「もー何か言ってくださいよ!」


顔が赤い。そうか、ここだな。


「ねぇってば、ねぇ!」

「悪い、今いい所なんだ。じっとしていてくれるか」

「ひゃ、ひゃい…!」


挙動が一気に収まった。ただ、顔は赤いまま…。目線が安定しないのはどういうワケだ?動揺しているからとか…。…何に?あっ、急に目を閉じたぞ。


 動揺する要素が見当つかなかったので、必死にそれを探す為に彼女の顔を覗き込む。が、一向に見つからなかった。結局10分粘っても見つからず、諦めて目線を外す。


何だったんだろう、あの反応。絶対何かあると思ったんだけどな。


 深呼吸して気を取り直す。


そういえば、隣がやけに静かだ。


そう思い、彼女を確認すると目を開き、虚空を見つめていた。なぜそのような状態になっているのかは、俺が観察している間暇過ぎたからだろう。何せ10分間も無言のまま見られ続けていただけなのだから。


…それって結構キツくね?


 俺は後悔した。彼女を喜ばせる事を探すつもりが、彼女を苦しめる結果になった事に。


「ごめんな、翠」


 申し訳程度に謝罪するも、彼女に反応はなかった。心ここにあらずの状態。ただ、そんな気の抜けた状態なのに、なぜか手の握力だけは抜けていなかった。


 結局この日はこの無言時間が続いただけで終了。彼女に正気が戻った後は午後からも一緒にいるように言われたが、用事があると誤魔化して無事乗り切…れなかった。


「じゃあ、明日の午前に会いましょう」

「え?何で?」

「私この前、日曜の午後は友達と遊ぶからって言いましたよね?」

「あ、うん。でも、どうしてそれが明日も会う事に繋がるの?」

「午前が空いているからに決まっているじゃないですか!さすがに鈍すぎません?」

「ごめん…」

「ごめんはいいです。返事をください」

「その時間帯は…ごめ――」

「それはもういいってさっき言いましたよね?」


拒否権がねぇ!どうすればいいの?


 服従状態の彼女に待ち合わせ場所の指定をしてもそれを素の彼女が覚えているとは思えない。なぜなら、服従状態中は無意識だから。それのおかげで今もこうして素の彼女にはバレずに行動できているわけだし。

 とにかく、午前中に会うのを成立させるには素の彼女に会わなければいけない。だが、最近ようやく連絡先交換して友達風なことをし始めたばかりなので、俺の方からいきなり『明日の午前会おう』と切り出すのは不自然過ぎる。せめて別の友達と一緒に行く流れにするべきなんだけど、他の人のいる前で服従させるのはまずい。


完全に手詰まりだ。どう考えても午前は無理…。ん?午前?じゃあ午後なら――


「あのぉ…」

「何です?」イラッ

「友達と遊び終わった夕方…とかは無理でしょうか?」

「何で夕方なんです?」

「お願いします、そこしかダメなんです」頭を下げる。

「はぁ…しゃーなしですよ?」

「ありがとうございます!」


 首の皮1枚繋がったこの状況。無駄にしない為にも日曜日は頑張らないと。

彼女が友達と遊び終わった後、いつも通り家付近での前ですれ違い服従をかける予定。その為には午後からの彼女の行動をずっと監視していなければいけない。


半日尾行かぁ、腕が鳴るねぇ。


 謎の高揚感に酔いしれるストーカーであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ