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掃除戦隊セイソウジャー  作者: yukichi
オパと黒龍の結婚編
94/121

【第94話 幸せになれ。黒龍、オパ】

友紀とオパが龍神の里にやって来た。

「友紀様、よく来てくださいました。さぁオパ、大龍神がお待ちです」守衛が言った。

オパは叔母に「龍神ズの制服に着替えるように」と言われた。友紀は白い肌着の上に紺の服と水色のスカート、黒のハイソックスに着替えた。

館の中には、龍神ズの全員が制服姿で座っていた。正幸は青の光沢のあるネクタイにスーツと、非常に改まった装いだった。何か大切な話が行われる予感がした。

大龍神が口を開いた。「みんなを集めたのは他でもない。今から言うことの証人となってほしい」

「出雲黒龍、並びにオパ。あなたたちに幸せになるよう命令する」

大龍神は続けた。「このままでは、互いのことを思いやりすぎて、取り返しのつかないことになってしまうと判断した」

「オパ、あなたは黒龍とは釣り合わないと思ったそうだね。しかし黒龍は、あなたの良いところも悪いところもひっくるめて、これからの人生を一緒に歩むと言っている。あなたの頑張りは、友紀と龍神ズが保証する」

「そして黒龍、あなたもよく人間界で更生してきた。例え旅館出雲を継げなくとも、十分素敵な龍神に成長した」

大龍神の言葉に、オパは感涙した。

何かを決意したように、オパは言った。「黒龍さん、返事をしても良いですか?」

友紀やキリュウ、スイリュウが促した。

黒龍はオパの真正面に来た。

オパは頭を下げて言った。「私を、黒龍さんのお嫁さんにしてください」

「もちろんだ」

黒龍は微笑み、オパをしっかりと強く抱きしめた。

黒龍の不安だった気持ちが、抱きしめる勢いで友紀たちにまで伝わってきた。オパは黒龍の温もりと愛おしさに、声を上げて泣いた。

友紀も、キリュウも、スイリュウも、涙を流していた。

「オパが泣くのは分かるけど、何で友紀たちまで泣くの?」大龍神は呆れていた。

オパの頭を撫でながら、黒龍も涙を流した。「本当に良かった……」

「黒龍、妹のことを頼む。幸せになれ」ハクリューは黒龍と握手をした。

祝い酒が振る舞われた。友紀の合図で、一斉に乾杯した。

大龍神は、引き続き友紀のもとで働くという契約書に一筆書いた。

後日、友紀がその時のことを黒龍に聞いたところ、こう答えた。

「人生で一番緊張したよ。オパからの言葉で、一気に楽になった」

友紀はそれを聞いて思った。なんかいいな——。

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