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掃除戦隊セイソウジャー  作者: yukichi
さよなら合唱団このは編
76/121

【第76話 霊体からのアドバイス】

翌日、友紀と正幸は一緒に檀上先生のお墓に来ていた。

檀上先生は友紀たちの声楽の先生で、厳しくも生徒一人ひとりを愛していた。友紀たちも檀上先生が大好きだった。また恋愛に関しても鋭く、友紀と正幸の背中を押したのも檀上先生だった。

檀上先生は、友紀の主演舞台の成功を見届けるかのように亡くなった。

スイリュウが骨壺に向かい、そっと手をかざした。すると、檀上先生が霊体となって現れた。

「檀上先生……」友紀は思わず声を漏らした。

檀上先生は今、成仏して友紀の舞台も何度か見ているという。

友紀は報告した。「先生、2年所属した合唱団このはを退団することにしました」

少しすっきりした顔だった。

「友紀は全てに全力投球だもの。よく頑張りました」檀上先生が言った。

「明日は思いっきり歌ってきます」

「楽しんでおいで」

檀上先生は、友紀には優しいお婆さん先生の顔を見せた。

一方で、正幸に対しては少し厳し目の口調になった。

「いつまで友紀に告白しないつもりなの? このままだと友紀は独身を貫くわよ」

友紀は隣で聞いていてハッとした。実は友紀、このは退団後は仕事一筋で生きるつもりだったので、檀上先生の言うことは当たっていた。

檀上先生は続けた。「正幸が結婚したけど離婚したのは、そういう定めだから誰のせいでもない。友紀と正幸は私が推している二人。互いに支え合い、幸せになりなさい」

霊体になっても、檀上先生は友紀と正幸の背中を押していた。

スイリュウは霊体とも会話ができるという特殊能力を持っていた。檀上先生との会話を終えた後、友紀と正幸の顔は真っ赤だった。

「効きすぎたかな……」スイリュウは気まずそうな顔をした。

しかし、この日のことがきっかけとなり、友紀と正幸はこのは退団後に付き合い始めることになる。檀上先生とスイリュウのファインプレーだった。

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