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掃除戦隊セイソウジャー  作者: yukichi
祖母の死、それでも前に編
35/121

【第35話 新しい一歩へ】

友紀は、祖母との別れをしっかりと果たした後、練習にやって来た。顔には晴れやかな表情が浮かんでいる。心のモヤモヤが晴れたようだった。

成美先生が優しく声をかけた。「良い顔してるわね」

友紀は少し涙を浮かべながら答えた。「成美先生のお話のおかげです」

成美先生はその反応を受けて微笑み、友紀を抱きしめた。友紀の心にあった重荷が、少しずつ軽くなっていくのを感じた。

高橋先生も友紀を見つめながら微笑んでいた。「良かった、生き生きしてるね」

アルトメンバーが集まると、友紀は仲間たちに向かって言った。「安らかな、いい顔でした」

里美が真剣な口調で答えた。「友紀の言葉を信じるよ。命を全うした人は、きっと安らかな顔をしてるんだと思う」

高橋先生も同調する。「チビスケも、いつか良い人生だったと言えるようになれるといいな」

その言葉に、みんなは静かに頷いた。友紀の目に再び涙が浮かびそうになったが、彼女はそれをぐっとこらえた。

やがて、夕焼けを歌う時間がやって来た。友紀は自分の心の中で変化を感じていた。今日は泣かずに歌うことができた。

「チビスケが泣かずに歌えるようになったね」高橋先生が笑顔で言った。

友紀は仲間たちに報告した。「私は悔いのない別れができました!」

「友紀の顔から憑き物が落ちたのがわかるわ」アルトリーダーが感心しながら言った。

友紀はこう思った。素敵な生き方ができれば、良い人生だったと言えるようになりたい——。

練習が終わった後、成美先生が友紀を呼び止めた。

「友紀、これからは時々、『今、私はどうするべきか?』って自問してみて。もっと生きるのが楽になるから」

その言葉が、友紀の心に深く響いた。

帰り道、友紀は成美先生の言葉を思い出していた。「今、私はどうするべきか?」

その問いを胸に、友紀は新たな一歩を踏み出そうとしていた。仲間たちの温かさ、祖母の思い出、そして成美先生の言葉——それらすべてが、友紀の支えになっていた。

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