【第11話 いきなりの大舞台】
友紀は合唱団「このは」に入団することを決めた。彼女にとって、音楽は心の癒しであり、新たな挑戦でもあった。会社から許可を得る際には、「仕事はしっかりやりますから」と念を押した。
それから3か月後、友紀はコンクールでデビューすることになった。舞台の上で輝く姿を夢見て、友紀は新たなルールを受け入れることにした。以下の禁止事項が設けられた。
制服で練習に来ないこと
カロリーの高い食事を避けること
必ず野菜を食べること
友紀は、厳しいルールをしっかり守って、舞台につながる道を着実に歩んでいくことにした。家族の協力を得て、彼女は体を絞り始めた。勤務時間が短かったため、ドレス代は家族からお金を借りることにしたが、後にしっかりと返済した。
ドレス選びには特に慎重だった。友紀は自分に似合う一着を探し求めた。最終的に選んだのは、黒色のドレスだった。それは彼女のアルトの声のように、落ち着いた美しさを持っていた。
練習の日々は充実していたが、楽譜に記された音楽記号を覚えるのはなかなか骨が折れる作業だった。友紀は音取りをしながら、少しずつ自信をつけていった。その一方で、二田店にはさまざまな問題が沸き起こり、店舗運営に影が忍び寄っていた。




