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第5話 アマテラス国の王都に行ってみよう!

 〘 凍華視点〙


  アマテラス(こく)は、この大陸に一つだけの国である。


 ほとんどの人がアマテラス国で産まれそして死ぬ。

 まるでこの国で産まれこの国の中死ぬのが当たり前のようにこの国で産まれていないと言うだけで差別の対象になるのだ。

 そんな国なので外に住んでる者は、迫害の対象である。


 だがアマテラス国の東西南北にある町の町長だけは、国王に頼まれて仕方なく住んでいるという認識らしいので差別の対象には、ならないようだがそんな国を私は、奇妙に思っている。


「はぁ王都に行かないといけないんですよね」

「そうですね王都に来て頂き王に白黒(はっこく)結界事件が起きた理由などを話してもらいます」


 今は、マクアと共に私達を迎えに来た馬車に乗り移動している。


「分かりました。(すい)貴方は、王都に行くのが初めてですね」

「王都どころか国に行くのすら初めてですよ」

「そうでしたね。ですが区については、話しましたね」

「一区は、知識を持つ者が集められる区で二区は、力を持つ者そして三区が才能を持った人や不思議な力な人後呪われた人が集められる区です」

「その通りしっかり覚えてましたね」


 まぁ昨日の事なので覚えておいてもらわないと困るんですけどね。


「ですが翠貴方に教えていない区があります。予想がつくかも知れませんが四区は、貴族や王に住む許可を貰った者が住む区です。そして基本的に四区産まれの子供は、基本的に三区の学校に通う事になります」

「うわぁそれって僕も貴族の人と絡む事になるじゃ無いですかいじめられたりしませんか?」


 そうだった翠は、自分より目上の人と関係を持つ事が苦手だった…


「多分大丈夫ですよ。その歳で私やジラと張り合える強さに頭いいですし実力もあって知能も高い相手を虐めるほどの力などを持ってないと思いますし――私とジラの息子何て虐めたらどうなるかみたいな潜入感で手出しされないと思いますしね」

「そうだと良いんですけどね」

「まぁ虐められても貴方ならどうにか出来るから大丈夫ですよ」

「ありがとうございます」


 翠の事だから殺しかねないのが怖いところですがね。


「待ってくださいスディア様がスノー様とジラ様と張り合える強さって化け物みたいな強さって事じゃないですか」


 翠と話して居たらマクアがそんな事を言い出した。


「あぁそうだぞスノーと同じくらい強からな」


 驚いているマグアに言葉を返したのは、ジラだった


「なら私なんかより――いやそれ以上の騎士団長より強いって事じゃないですか!」


 マクアは、驚きとスディアの強さに青ざめて恐怖すら覚えていた。


白黒(はっこく)結界事件は、スノー様とジラ様がとてつもなく強い魔物や悪魔と戦っているのでは、無いかと国王様は、言っていましたがもしかして一つは、スディア様の魔力ですか?」

「そうだよ」


 当たり前のように言葉を返すスディアに少しは、隠したらどうだと呆れているジラが見えた。


「ジラ呆れたように見てますが私とスディアの会話を聞いてマクアが質問してきたのにジラが答えてしまっているので隠す必要が無いと言うよりか隠せないんですよ」


 呆れてみていたジラに今は、ジラ以外の全員が呆れて見ていると言う不思議な空間が出来ていた。


「スディアごめんな俺が悪かった」


 こうやってすぐ謝れるのは、ジラの強みですね。


「そんな事より貴方達三人がかりで戦わないと勝てない敵って一体なんなんですか!スノー様の結界を結界で覆うなんてものすごく高度な魔力操作を出来る者そしてあれだけの禍々しい力に結界あれを扱うのは、悪魔なはずです。弱い悪魔ならスノー様単体でもジラ様単体でも余裕で勝てるはずです」


 その通りである私達ならそんじょそこらの奴には、負けるどころか苦戦するはずもないのだ。

 なのであそこまで長い戦いが起きたと言うことは、敵も強者である事が確定でありどう誤魔化すか私が考えていると。


「そうなんですけど僕が操られてしまいましてね」


 翠がこんな事を言い出した。

 確かに自分の息子が操られていた為苦戦し長期戦になってしまったとすれば誤魔化しが聞きますね。


「本当にあれは、厄介でしたね」

「あぁ本体に攻撃しようとしてもスディアを盾にされては、攻撃出来ないからな」

「すいません邪魔になってしまって」


 ジラも翠の話に乗ってくれ上手く誤魔化す事が出来た。


「そうだったのですね。確かに自分の息子が人質の状態だと苦戦しますよね納得です」


 マクアも納得しているようなので問題ないでしょうね。


 ですが流石に(すい)を捕まえる為に結界を使い戦いそれに応戦した翠が堕天を使い更には、私と翠の戦いを止めるためのジラと月食(ヒグア)が共闘し結界を覆い盤面を作ってからの漁夫の利―流石にやりすぎましたね。


《本当ですよ奥様》


 そんな事を考えていると月食の声がした。


《月食?これは、なんですか?》

《思念伝達です》

《思念伝達?あぁ言葉を思念としてそれを相手に伝えるんですね。凄く欲しいです》


便利だったので素直な意見が出てしまった。


《手に入れますか?》

《出来るのですか?》

《はいこうして会話してる間に入手出来ます》


驚いた。使えるようになるのであればなりたいが入手出来るということは、魔法なんですかね聞いてみるとしましょう。


《これは、魔法なのですか?》

《はい魔法です。悪魔だけが使う物ですが》

《そうなのなんですね。もしかして他にもあります?》

《はいあります。それらは、まとめられて思念魔法と呼んでおります》

《なるほど今度教えてください》

《お任せ下さい》


まだ便利そうな物を手に入れられそうで満足なのだが一つ気になることががある。

それは来るのが早すぎる事である。

騎士団長所属であることから王都から来ている。

王都から北にある私達の住んでいる凍雪(とうせつ)の町には、二日以上かかる距離なのだが月食の結界から帰ってきたのがちょうど昼だったので約十一時間で私達の町に来たということである。

なので私は、聞いてみることにした。


「マクアさんどうやってここまで来たんですか?」

「流石に気づかれますか」

「えぇ来るのが早すぎたので」

「まぁそうですよね話しますよ」


どんな力なのかな?私としては、テレポートか高速移動だと思ってるんですけどね。


「実は、アマテラス国の全ての区にテレポート装置が置かれているんです」

「なるほどだから私達の所に来るのが早かったんですね」


テレポートある程度予想は、ついていたが少し驚きましたね。


「なので王都にあるテレポート装置からスノー様達御家族が住んでいる凍雪の町に一番近いアマテラス国北門にテレポートしてここまで来た訳です。――大丈夫だったかな話して大丈夫だったよねこれそれに失礼な態度取ってないよね大丈夫だよね。うぅ不安だよ…」


マクアから話して大丈夫だったのか目上の人に失礼じゃなかったかと言う焦りが聞こえた。


「マクアさん聞こえてるよ」

「えぇ思いっきり聞こえてますよ」


そんなマクアに翠と私が口を揃えて思った事を言ってしまった。


「えっあっすいません失礼ですよねすいませんすいません。どうか騎士団への処罰だけは、お辞め下さい私への処罰は、受けますのでどうかお願いします」

「いや処罰なんてしませんよ。大丈夫ですから落ち着いてください」


焦っている様子のマクアに落ち着くように促し安心して大丈夫だと伝える事にした。


「すいません落ち着きました」

「良かったです。別に失礼な態度とか気にしないので普通に話してくれて構いませんよ」

「わ…わかりました」


まだ焦ってるようだがさっきよりは、落ち着いているようだ。

そんな会話をしていたら


「おっ見えたぞスディア、スノー」


とジラが話しかけてくる。

何度も来たことがあるのに未だにはしゃぐジラとは、対極に翠は、アマテラス国を囲む壁に目が行っているようだ。


「なんであんなに門も壁も大きいんだろ」


翠が驚いているがそれもそのはず門も壁は、30mあるのだから。


「スディア様それは、ですね!北門だからです」


翠の疑問にマクアが答えているが回答が凄く大雑把ですね。


「北門だから?」

「はい北門は、冬破(とうは)の時期に雪が深く積もって居る時に破の魔物を退けないといけないので他の門より大きく厳重に作られています。基本的に破巡の猫(国崩し)のジャンプ力が20mなのでそれより少し高い30mで壁は、建てられています北側は、他の門は、25mで建てられて居ます」

「へぇそうなんだありがとうマクアさん」


なんだマクアさん全然話せるじゃないですかと思ってしまうほどの饒舌を披露していた。


門や壁について話していると北門入口についたようだ。


「陽光の騎士団所属マクアただいまスノー様御家族をお連れしました」

「よし通れ」


門番の許可がおりたのでもんの中へと入っていく。


スディア()視点〙


移動している道中月食に思念魔法の存在を教えて貰いマクアと凍華の話を聞きながら過ごしアマテラス国に着いたわけなのだが壁が凄く高かったので驚いてしまった。


まさかあそこまで高いとは、思わなかった。

だがマクアに色々と教えて貰ったので落ち着いていたのだがアマテラス国の中に入った瞬間再び驚いた。


景観が統一されていないのである。

木造建築が建っているのかと思ったら隣には、石造建築さらに横には、レンガのようなもので出来た家など景観度外視で好き勝手家を建てているような光景が広がっていた。


「うわぁ統一感の欠けらも無いな」

「あぁそれは、ここが一区だからですよ」

「一区だから?」

「はいそうです。一区に住む人は、全員知識を持っています。なので家の建設なども自分でやるのですがその時好きなように建てれるんですよ。なので皆が好き勝手建てるので景観が揃っていないんです」


思った事を言葉にしたら凍華から思った事の答えが返ってきたとても助かる。


疑問も解消し馬車に揺られて居ると


「つきました」

っと声がした


「これがテレポート装置です」


自信満々に言うマクアは、さっきより元気になっていた。


俺は、テレポート装置と聞きどんな物なのか楽しみにしていたのだが蓋を開けてみれば石造の壁の中に一つの魔法陣があるだけだった。


「テレポート装置?魔法陣じゃなくて?」

「はいそうです魔法陣では、なく装置です!」


マクアは、間違いないと胸を張って装置と言っている。


「まっまぁいいや」

「そうですねそんな事より早く王都に行きましょう」

「そうでした!早くしないと!皆さん馬車を降りて装置の方に乗ってください」


俺達は、言われるがまま指示に従い装置に乗る。


「では、行きますね。テレポート」


その言葉と共に魔法陣?装置?が光だし光に包まれた。

次の瞬間光に包まれた場所に俺達は、立っていた。


「あれ?テレポート出来てる?」


不思議に思った俺は、聞いてみることにした。


「出来てますよ」


その質問に答えたのは、マクアだった。


「でも光の空間だよ?」

「はいそうですが出来てます」

「そうなの?」


どうやら一応出来ては、いるらしい


「はい出来てます。言ってなかったんですけどこのテレポートなんですけど移動距離を百分の一にしてその距離を自動で移動するだけなんですよ」

「へぇそうなんだ」


なるほどなーと思いながらそれってテレポートなのか?っと思ったが言わないでおこう。


「そうえばスディア様四区に行ったら気をつけてください」


思い出したかのようにマクアに言われた。


「なんで?」

「まず王都は、四区にあります。そして四区は、見た目がいいけど婚約者などが居ない人は、いっぱい居ます。そんな所にスノー様とジラ様のご子息様が来たらどうなるでしょうか?」

「帰っていいですか?」


それを言われ意味を理解した俺はすぐに帰りたくなった。


「だめです」

「ですよね…」


 何故こんなことを唐突に言われたのかと思ったが。

綺麗な水色の髪のロングヘアに顔は、整っており常に落ち着いている様子を出している美女の凍華と黒髪イケメンで子供っぽい一面もあるがしっかりする所では、しっかりしているジラ、その二人の息子の俺が容姿が悪い訳もなく…


「はぁめんどくさいな」

「頑張ってくださいスディア様」


 と応援されるがマクアも心配である。


「そう言うマクアこそ大丈夫なのか?」


マクアは、紫髪のショートヘアで元気なムードメーカー的な子であるが十分美女や美少女と呼べるレベルである。


「えっいやわっ私は、…大丈夫です…」

「そうなの?なら良かった」

「はい大丈夫です」


大丈夫らしいので大丈夫だろう!


さてと俺は、どうするか。


「まぁ黒髪の中に時々水色が混ざっているジラ似のイケメンで私達の息子なんて格好の餌食ですよね」

「言わないでくれます?母さん」

「あらごめんなさいね」


早く(むゆ)を捕まえたいな。

どうしてもそう思ってしまう。


「あっ着きましたよ」


やっとかと思いながらもさっきの会話のせいで少し怖い。


そんな事を考えていると光に包まれた空間が少しずつ解除されていく。


「ようこそお越しくださいました。スノー様ジラ様そしてスディア様」

「いえいえこちらこそお迎えに来てくれて感謝しますよ」


王都は、一区とは、違い豪華な家が建ち並んでいた。

景観を綺麗でしっかり整っている。

だがそれ以上に。


「ねぇねぇあそこのスノー様とジラ様の所にいる子かっこよくない?」

「ねっそうだよね凄くかっこいい私狙っちゃおうかな」


このような会話が聞こえてくるのが凄く気になる。


「皆様今日は、白黒(はっこく)結界事件にここまでの移動お疲れでしょう。皆様の宿を用意しておりますのでどうか今日は、そこでおやすみください」

「ありがとうございます」

「はいこちらです」


 と案内されるまま進んでいくのだが移動中にも四区に住む貴族の人達の会話が聞こえてくる。

そのほとんどがあの子を娘にやあの人かっこいいやらスノー様の息子さんに手を出したらどうなるかなどの俺を狙う会話か凍華を恐れる会話しかないのが嫌になる。



「着きましたこちらです」

案内された宿は、とても豪華であった。

流石貴族達のお客さん用に用意される宿である。


「食事の準備が出来てますのでお荷物を従業員に渡してどうぞ食堂まで」


と案内されたが俺は、疲れていたので先に休むことにした。

皆驚いており俺分の食事をどうするかっとなっていたのでマクアに譲った。


「では、俺は、先に休みますね」

「はい分かりましたおやすみなさいスディア」

「おやすみなさいですスディア様」

「おうおやすみスディア」


そして俺は、自分の部屋のベットに寝っ転がった。


《月食明日もし存在がばれたらどうする?》

《時と場合によります。王が処罰を受けるようなら対抗しますが対象が私だけなら全力で逃げさせてもらいます》

《よしその答えなら問題ないな。だがもしばれたら俺が少し説得してみるから直ぐに逃げたり襲いかかるな分かったな?》

《ですがそんな事したら王が危険では?》


ごもっともだが俺には、策があるので大丈夫なのだ。


《大丈夫だ問題ない》

《分かりました王の言うとおりにさせていただきます》

《よしならいい今日は、お前も休めいいな》

《分かりました。おやすみなさいませ王よ》

《あぁおやすみ》


月食とそんな会話をし俺も眠りにつく。

読んでくださってありがとうございました。


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