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第4話 家族会議しよう!!

週1で上げて行くつもりだったんですけど

書くのが楽しくなってしまったので3日に1話更新に変更させていただきます。

少なくとも学園編が終わるまで3日に1話投稿です。

よろしくお願いします

「久しぶりですね(すい)

「そうだね久しぶり凍華(とうか)


  この世界で初めて合うゲーム参加者元仲間だな…


「まさか自分の息子が元仲間だとは、思わなかったよ」

「俺も自分の母親が元仲間だとは、思わなかったけどな。後話し方が俺達六人だけの時の話し方になってるけどいいのか?」

「いいんですよ。ジラには、この話し方してましたし」

「いや敬語混ざってますけど」

(すい)も混ざってるじゃない」

「俺は、いいの」

「相変わらずですね。とりあえず挨拶代わりに『氷の槍(アイスランス)』」


  挨拶代わりと言っていたがその威力は、凄まじく俺の後ろの木を余裕で貫いていた。


「相変わらず威力が凄い少しでも当たったら終わりだな…」

  と俺は、小さく呟いた。


 これは、攻略法を考えないとまずい…

 俺が今出来る事は、せいぜい月食(ヒグア)に助けてもらう事くらいである。

 後は、外なる属性(固有魔力)の堕天が前居た世界と変わってない事を祈り使う事くらいしか出来ないのである。


「最初に見つけられたのが(すい)でラッキーですよ」

「こっちからしたら最悪なんだけど?なんで俺って分かったの?」


 少しでも時間が欲しい…

 頼む答えてくれ。


「時間稼ぎですか?まぁいいですよ。なんで分かったかは、属性魔力(ぞくせいまりょく)(すい)なのに生命が操れなくて死だけに特化していた所とか後は、外なる属性(固有魔力)の堕天ですかね」

「やっぱりそこだよなーだって元いた世界の俺の能力のままだからな」

「なんか可哀想ですね」

「酷いなお前」


 可哀想と言う言葉が無茶苦茶刺さるからやめて欲しい…


「でも面白いですよね前の世界(すい)って名前の貴方が属性魔力(ぞくせいまりょく)(すい)を使うんですから」

「全然面白くないぞ」

「あらごめんね」


 などと会話して時間稼ぎをしているが打開策が思いつかない…

 属性魔力(ぞくせいまりょく)を使うと言っても魔力電動(シンクロ魔力)でしか使った事ないから普通に使い方も分からんし、死とか言うミスしたら凍華(とうか)を殺しかねないし…

 はぁ頼りたく無かったけど頼るか


 《月食(ヒグア)属性魔力(ぞくせいまりょく)ってどうやって使うんだ?》

 《簡単です王よ。狙いを定めたりここの範囲など指定をしてそこに自分の魔力を流し込むと使えます》

 《なるほどありがとう》


 狙いを定めたり範囲を指定したりか…


《なぁ属性魔力(ぞくせいまりょく)で結界を殺したり出来ないのか?》

《ある程度の慣れとしっかりと結界に狙いを定められたら出来ると思います》


慣れか…今日初めて使うから無理だな。

そうなると堕天を使うしかないか…


「考え過ぎで周りが見えてないんじゃないの(すい)『無限の氷』『氷の大地』」


『無限の氷』この技は、氷から氷を生み出す技である。

割れている氷や綺麗だが何にも使えない氷を一個の氷にしその氷を氷柱状に作り替える。

その氷柱を相手に振らせ割れた氷を再び氷柱状に再生し再び降らせるを繰り返すなかなか殺意の高い技である。

そして何より『氷の大地』との合わせ技がとても厄介である。

『氷の大地』は、名前通りである。地面を凍らせ相手の足を奪う技である。

この二つの技と『氷の結界』を合わせると戦場全てが氷の世界になる。

凍華のいつもの常套手段(じょうとうしゅだん)である。


「翠がここまで焦ってるの久しぶりだね。面白いわ」

「性格悪いなお前」

「どこが悪いの言ってくれない?」

「そういう所だよ」

「そうですか?とりあえず死んでください」


あら本当の事言ってあげただけなんだけどな挑発に乗ってくれたのは、助かるけど。


月食(ヒグア)手伝って》

《喜んで》

月食(ヒグア)まずは、結界の外になんでもいいから結界貼ってくれ本気でやるから》

《分かりました》


さてと下準備は、出来たかな。

後は、この結界を壊すだけなんだけど永遠に降ってくる氷柱がきついな。


「結界を覆え『堕天の次元(アビスディメンション)』」


《よくやった月食(ヒグア)後は、ジラの事を護れ》

《お任せ下さい》


「あら月食(ヒグア)に頼るのね。タイマンなのに恥ずかしくないの?」

「お前とは、違って使える物は、使う主義なんでね」


嘘である。

普通にタイマンで打ち負かしたいのだが今の状態で勝つのは、不可能と判断したので結界だけ月食(ヒグア)に手伝って貰ったのだ。


「さてと本気でやろうか」

「やっと反撃してくれるのね。楽しみですよ」

「あぁ本気でやってやるよ『堕天』」



月食(ヒグア)視点〙



王に頼まれた通りに結界の上にさらに結界を貼り王の旦那様の護衛をしていた時。

『堕天』と言う王の声が響いた。

その時私は、感じた絶対に勝てない存在であると。

黒い翼を四本生やし禍々しいオーラを放つ。

そして何より本能的に従わなければと思ってしまう。

そんな事を考えていると旦那様が話しかけてきた。


「なぁ月食(ヒグア)

「何でしょうか旦那様」

「スノーとスディアの喧嘩?を止めたいんだが手伝ってくれないか?」

「………」


とても迷うこれから起きるであろう王の戦いを見たいという気持ちがある。

だが王の旦那様の言うことも分かってしまう…

王の家族関係が壊れる様子を見たくないと言うのが私の意見である。


「頼む月食(ヒグア)お前の王の父親からのお願いだどうか叶えてくれ」


ここまで真剣に頼まれては、こちらも叶えたい…


「分かりました。王達を止めましょう」

「本当かよろしく頼む」

「ですが旦那様どうやって止めるのですか?」


あの二人の戦いに申し訳ないが旦那様が入れるとは、思わないのである。


「俺に作戦があるんです。なので月食(ヒグア)は、スディアの対処をお願いしたい」

「分かりましたお任せ下さい」


と答えてしまったがどうやって止めるべきだろうか?


《王よ》

《何?邪魔しないで》

《すいませんが邪魔させてもらいます》

《あっそうならやれば?》

《分かりました強引に行かせてもらいます》


〘 スディア視点〙


久しぶりだなこれ(堕天)使うの。

さてとどれだけ体力が持つか。


「相変わらず禍々しいですね」

「そうか?そんなに禍々しいとは、思わないんだがな」

「貴方がおかしいんですよ」


話しながらも氷柱の雨を避けているが流石にめんどくさい。

まずは、氷柱の雨を消すとしよう。


「いい加減めんどくさいから消すね『落ち続ける奈落』」


その言葉と共に俺の頭の上に黒い渦が生まれる。

頭の上に広がっている黒い渦は、降ってくる氷柱を全て吸い込んでいた。


「はぁ嫌になりますよ貴方と戦ってると毎回私の攻撃が消されるんですから」

「こっちからしても嫌なんだよ?凍華と戦うと寒いし滑るし」

「なら大人しく捕まってください」

「嫌だね」


そんな会話をしていると月食(ヒグア)から邪魔をすると思念伝達で言われた。

どうやら月食は、ジラに協力するらしい。

俺より先に転生した元仲間と元からこの世界の住人二人。

そしてまだこの世界の力を理解出来てない俺――盤面が最悪すぎるな…勝つのは、無理だな――逃げるか。


「いい加減この結界解いてくれない?」

「嫌です」

「王の願いでもそれは、無理です」

「二人とも酷いなーなら壊すね」


このはったりがどこまで通じるかだな…

少しでも騙すためには、ある程度行動を取らないといけないのだが取れる行動が正直ない…

堕天がどこまで使えるかもまだ分かっていない――せめて堕天だけでも使えたらどうにかなるんだけどな。

とりあえずはったりの為の詠唱に『黒霧』でも使うか。


静かに沈むは、黒い沼


「へぇほんとに壊す気なのね。ならこっちもやろうかな」

「旦那様一旦離れましょう」

「あぁそうだな」


凍華は、仕掛けてくるようだがジラと月食は、一旦距離を取るらしいが最悪だ…

距離を取るなら詠唱を中断して逃げるとまでは、言わず姿を隠す、仕掛けてくるなら詠唱を完了させこちらも逃げるとまでは、言わずに姿を隠すつもりだったのだがな…


闇に潜むは、死への道

姿を隠し常世に誘え

『黒霧』


白に囲まれるは、雪の雨

自分の姿を雪の世界で包み隠そう

『白銀世界』


黒い霧と氷の霧が互いの視界を奪い合った。


「あれ?最初の詠唱から黒霧の詠唱に変えるなんて器用だね」

「…………………」


返事は、返さない

返事を返してしまうと声から今居る場所を特定される可能性があるからだ。


「無視なんて酷いですよ」

「………………」

「はぁ無視を貫きますか。まぁいいですよ――もう私の勝ちなので」


俺は、その言葉の意味を理解出来なかった。

勝ち?意味がわからないお互い姿が見えないのになぜ勝ちを確信出来るのか俺は、分からなかった。


「白銀世界よ本来の姿を取り戻せ『白銀の檻』」


その言葉と共に氷の霧が檻に変わった。


「ほらね私の勝ち」


氷の檻に閉じ込められら俺は、身動きが取れなくなってい

た。


寒い………意識が……くっそ


「安心してくださ貴方の意識が飛んだらちゃんと解凍してあげますよ。それまでおやすみなさい」


ちっ今回は、運が悪すぎたな…

その思考と共に意識は、飛んだ。


凍華(スノー)視点〙


完全に勝った。

対ゲーム参加者用に作ったトラップが上手く行った。


「だけど厄介ですね。この黒い霧あのトラップが無かったら私は、どうなっていたんですかね」

「そうですね奥様」


私は、忘れていた月食(ヒグア)の存在を。


『氷の檻』


私は、すぐさま月食を捕まえようとしたが翠が残した黒い霧に姿を隠され見失った。


植物創造(クリエイトプラント)茨の縄』


「捕まえたよスノー」


黒い霧に姿を消した月食と入れ替わるように黒い霧からジラが飛び出てきていた事に私は、気づかなかった。


「離してくださいジラ」


そうして翠を捕まえたがジラに捕まってしまった。


「王よどうかこの無礼をお許しください」


そして捕まえた翠すらも解放されてしまった。

やられた翠は、黒い霧を自分の為に作ったのでは、無く月食とジラが隠れられるようにしたんでしょうね


「やられたました翠」

「ん?なんの事?」

「私から月食とジラの事を意識から外して自分を囮にして捕まえさせるのが貴方の狙いだったのでしょう?」

「違うけど?俺は、逃げるために黒霧を展開したのであって月食とジラの為じゃないぞ」

「そうなのですか?」

「そうだよ。後敬語に戻ってるぞ」

「それは、良いんですよ」


敬語の方が慣れてしまっているから仕方ないですよね。


「じゃあ何故ジラと月食は、私を捕まえたんでしょうか?」

「それは、本人達に聞いたら?俺だって戦闘途中に月食に邪魔する宣言されたしどう言う事が聞きたいからちょうどいいし」

「そうだな答えよう」


私と翠の会話を静かに聞いていたジラが話し出した。


「まず俺は、お前ら二人があの空間から帰ってきた瞬間に戦い始めた理由を聞きたいんだが」

「「………」」


助けてって翠に目で訴えられてるが私も助けて欲しいんですよね…


「黙ってたら何も分からないから答えて欲しいんだけど?」

「そうですよ王に奥様黙っていては、分かりません」


どうしましょうか?正直に話すべきでしょうか?それとも隠してどうにかして誤魔化すべきでしょうか?翠助けてください!


「そうえば王と奥様がお互いを翠と凍華と呼びあっていたのは、なんなんですか?」


「あっえっとそれは、きっと聞き間違いですよ」

「分かりやすいですね奥様」

「言わないでください」


月食に分かりやすいと言われてしまった相変わらず私は、感情や情報などを隠すのが下手ならしい。

前にもこんな事が何度かあった。


「少しあっちでスディアと話させてください」


私は、未だに展開している結界の端っこを指さしジラと月食に言った。


「まぁそれに関しては、良いが俺らが居る所だと駄目なのか?」

「はい少し聞かれたくない会話をしたいのです」

「分かったこっちで待ってるよ」

「ありがとうございます。スディア行きましょう」


そして私達は、ジラ達と離れどう誤魔化すかの話をする。


「どうしましょうかね」

「だいぶ詰んでるから正直に話すしかないんじゃないか?」


翠は、正直に話すしかないと諦めムードである。


「ならせめて嫌われないように説明するには、どうしたらいいんでしょうか?」

「凍華お前相変わらずだな」

「どう言う事ですか?」

「お前は、心配性が過ぎる。実力があるのに心配性だし感情などを隠すのが下手なせいで変に空回りしたり情報が露呈してさっきみたいにばれるんだよ」


酷い言われようだが本当の事なので我慢するしかないですね。


「まぁとりあえず正直に話して嫌われたらもう一度最初っからやり直してみたらどうだ?まぁジラが凍華の事を嫌いになるとは、思わないけどな」

「分かりましたなら正直に話してみましょう。話す内容は、転生している事とゲームの事後は、ルール等ですかね?」

「後は、俺達が元どんな関係だったかも話そう」

「分かりました。そうしましょう私が基本は、話します。…ですが協力してください私だけじゃ上手く話せるか分からないので」

「分かったよ協力する――だけど何個か条件がある」


協力してくれるのは、助かるんですが条件の内容が分からない。

条件によっては私が詰む可能性がある。

例えば俺に捕まることなどの条件だった場合ゲームには、負けてしまう。

どうしましょうか?


「不安そうだから安心させるために言うが俺に捕まれなどのつまらない条件は、出さないよ」


どうやらまた不安が顔に出ていたらしい。


「分かりました。なら先に条件を教えてください」

「いいよ条件は」


一つ目 お互いに捕まえるのを後回しにすること。


二つ目 これまで通り家族として過ごすこと。


三つ目 属性魔力の使い方を教えること。


「これが条件ね」

「分かりました。ですが一つ目の条件のお互いに捕まえるのを後回しにするってどれくらいですか?」

「俺が学園に行って卒業して本格的に凍華以外の参加者を探しに行く時までかな」

「つまりは、冒険を開始したらこの協定は、無くなると」

「そうだしなんなら冒険に出るタイミングで捕まえに来てくれても構わない」


つまりは、俺がこの世界の事を知るまで待って欲しいって事ですね。

その代わりに学園を卒業したら何時でも好きなタイミングで襲える利点がある。

だがそれは、翠も同じだが私の利点でもある―なら私の答えは、

「その条件を飲みましょう」


この答え一択である。


「分かったなら協力するよ。とりあえず家族仲をそのまま維持できるように頑張ろう」

「そうですね。頑張りましょう」


そして話が終わった私達は、ジラ達の所に戻る。


「話終わりましたよ」

「おっならやっと事情が聞けるのかな?」

「そうですね話しますね。ですが一つお願いを聞いて欲しいんです」

「ん?お願い?なんだ?」


ジラは、突然のお願いに困惑してそうだがそんな事は、1回無視しておきましょう。


「これから話す内容を聞いても私とスディアの事を嫌いにならないで欲しいんです」

「なんだそんな事かなら俺からもいっておくとお前ら家族の事を絶対嫌いにならないよ」


ジラのその言葉に私は、すごく安心した。


「なら話しますね」

「あぁよろしく頼む」

「まず前提として私とスディアは、仲間でした。そして後四人この世界に同じ世界から来た元仲間が四人居ます」

「なるほどなだが今の説明じゃ仲間がいるって言うのは、分かったが異世界ってなんだ?本当にあるのか?」

「はいあります。私もスディアも異世界の文化などを話すことだって出来ますが証拠には、ならないですので信じなくても大丈夫です」

「異世界…か面白そうだな」


ジラの答えは、信じて貰えないんじゃないかという心配を吹き飛ばす答えだった。


「今度私とスディアが過ごしてた異世界の話しますよ」

「本当かよろしく頼む」

「はい任せてください。では、次に私とスディアが唐突に戦い始めた理由なんですが」


私は、話を戻す。


「あぁそれが一番気になっていたんだ」

「私達は、元いた世界に飽きたんです。それで暇つぶしに異世界に転生してゲームをするという事になったんです」

「それは、凄い理由だな。で?ゲームの内容は、なんなんだ?」

「かくれんぼなんですけど私個人的には、隠れ鬼だと思ってます」

「ん?それだと戦う理由が無くないか?普通に相手を捕まえてじゃ駄目なのか?」

「駄目じゃないですよ。ですがお互いに鬼なので普通に触れてだと自分が捕まる可能性もあります。なので私は、戦闘して相手を戦闘不能にしてから捕まえようとしたのです」

「なるほど理由は、分かったが今度やるならまず俺に一言言ってくれ」

「分かりました今度やる時は、ジラに一言言いますね」

「あぁそうしてくれると助かる」


私は、理解してくれたことに良かったと安心してとあることに気づいた。


「翠が全く手伝ってくれてないじゃないですか!」

「いや手伝うも何も凍華が全部話しちゃったじゃん」

「なら私があの条件呑んだ意味ないじゃないですか!」

「あーうんそうだね」

「そうだねじゃないですよ」

「なら詳しい詳細は、俺が話すよ」

「頼みますよ!」


私は、翠に後のことを任せ話を聞いてることにした。


「なぁ気になったんだか翠と凍華って呼びあってるけどなんなんだ?」

「元いた世界の名前だよ父さん」

「元いた世界の名前か確かにそっち方が呼び慣れてるんだろうな」

「でも俺は、スディアって名乗るつもりだよ」

「スディアの俺って一人称には、慣れないとダメそうだがな」

「ごめんだけどそれには、慣れてよ父さん」

「あぁそうするつもりだ」


あんな事をやった後なのに普通に話出来るなんてやっぱり凄いな翠は。


「で父さん俺たちがやってるのはゲームなんだけど」

「それそれそれが聞きたかった」


ジラが凄く目を輝かせて聞きたそうにして居る。


「俺達がやってるゲームは、かくれんぼ。異世界に全員で転生して広い異世界から探し出すのが目的のゲームだよ」

「なるほどな面白そうだなでルールは?」

「ルールは、八つあってね」


 1つ目 全員が鬼であり逃げる側である事。


 2つ目 転生し産まれるタイミングは、バラバラとする。


 3つ目 その世界の秩序を壊さない事。


 4つ目 鬼に捕まった場合捕まった側は、自分の事を捕まえた鬼に協力する事。


 5つ目 捕まえる時は、相手に触れて捕まえたと言う事。


 6つ目 その世界の法律に従う事。


 7つ目 途中リタイアは、無し。


 8つ目 好きに生きること!


「これがルールだよ」

「なるほどその世界の人に協力してもらうのは、禁止みたいなのは、無いのか」

「無いよ―だってさせっかく異世界でやるのにその世界の人に協力して貰えないのもつまんないでしょ」

「確かにそうだな―なら俺もそのゲーム手伝うわ」

「まじ凄く助かるよ父さん――でも手伝うなら母さんの方を手伝ってあげて」

「なんでだ?二人とも手伝いたいんだが」

「それは、どっちかがどっちかの事を捕まえたらでいいでしょ―それに俺には、月食(ヒグア)が居るからね」

「確かにそうだな」

「まぁ今話せるのは、こんなもんかな」

「なら俺から一ついいか?スディアとスノーどっちにも関係ある事だ」


突然ジラが私達に関係ある事を話し出した。


「まずは、ゲームの邪魔をしてしまったことは、すまなかった」

「いや気にしてないですよ父さん」

「そうですね私も気にしてないですよ。突然戦いらした私達が悪いんですから」

「そうかもしれないが邪魔をしてしまったことを謝らせてくれ。本当にすまなかった」

「そういう事なら私も謝らないとですね。王と奥様の戦いを邪魔してしまって申し訳ございませんでした」

「本当に気にしてないのでもう謝らないでください」


とりあえず一件落着ですね。

私は、内心安心していた。


「そしてお前らのゲームの事なんだが納得できない俺が居るんだ――だからスディアが学園を卒業したら再びこの場所でタイマンをして決着を付けて欲しいんだ手の内がバレてるスノーが不利なのは、分かっている。だがしっかりと決着をつけて欲しいんだ」

「俺は、いいよ。その代わり勝手に俺の手の内を一つ戦う前に明かすそれで対等だ」

「なるほどそれなら確かに対等ですね。ですが『白銀世界』からの『白銀の檻』に繋げるくらいの初見殺しレベルの奴をお願いしますよ」

「あぁ任せな」

「ありがとうございます」


まだ隠している技は、ありますからね。

勝てなくてもこの技が私含めた六人(ゲーム参加者)の中の最強の翠にどれだけ通用するか――楽しみですね


「もう夜ですね。今からご飯作りますね」

「大盛りで頼むぞ」

「任せてくださいジラ」


頑張って作りますかね。


「ごちそうさまでした」

「お粗末さまでした」

「美味しかったよ母さん」


その様に会話をしていると。


「すいませーんスノー様いらっしゃいますか?」

「はーい誰ですか?」


誰も呼んでないし誰も来る予定は、なかったのになんかの用事でしょうか?


「夜分遅くに失礼します。私は、アマテラス(こく)陽光の騎士団所属の下っ端マラクと言います。アマテラス国国王直々にスノー様ジラ様そしてご子息のスディア様に今日起きた白黒(はっこく)結界事件の説明を要求しています。なので同行を願います」

「分かりました少しお待ちいただけますか?」

「分かりました待機しております」


会話を終えた私は、部屋に戻る。


「スノーなんだった?」

「国王からの招集です」

「なんでだ?」

「私の結界と月食の結界そしてずば抜けた魔力が四つですからね。流石に国王も気づきますよねって感じです」

「確かにそうだな。なら行くか」

「そうですね行きましょう。後月食貴方は、隠れて着いてきてください」

「分かりました奥様」


月食の事は、隠さなければならない。

気をつけなければいけませんね。


「スディア出来るだけ堕天は、隠してください。いいですね」

「分かりました母さん」


バレては、行けないことを即刻隠し私達は、外に出る


「どうぞこちらです皆様」

「ありがとうございます」


そして私達は、アマテラス国に向かう。

さてとどう誤魔化すか考えないと行けませんね。

頑張るとしましょうか。

読んでいただきありがとうございます。

前書きでもお伝えしたのですが3日に1話に返させて頂きます。

よろしくお願いします

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