第3話 属性を判明させてみよう!
今回少し書き方を変えてるので読みずらかったり違和感あったらすいません
(さてと属性魔力は、何になるのやら)
《明日が楽しみですね王よ》
《そうだね月食まぁ俺は、寝るよおやすみ》
《おやすみなさい王よ…》
夜の静寂
生き物が眠りにつく時
一つの声がした…
「闇に潜みし者達よ――我らが王の目覚めに喜びそして我らの王の忠実なしもべとして我らが王の全ての願いを叶えるのだ!悪魔の王のへの忠誠…」
静寂の空間にその声が響いた…
悪魔以外の生物は、眠りについている時
――悪魔達は、誕生した王の元へ向かっている……
「おはようございます母さん父さん」
「おはようスディア」
「あぁおはようスディア」
《月食もおはよう》
《おはようございます王よ》
「スディア今日は、属性魔力を調べるんだな?」
「はいそうです」
「だったらめんどくさいから外なる属性も調べてしまおう」
「わかりました父さん」
「どうやって調べるのですか?」
「ん?簡単だ、属性魔力は、魔力電動をする事で分かる」
「魔力電動なんですかそれ?」
「同じ属性魔力の人と電動して相手の属性魔力とシンクロして火力を上げたり長時間使い続ける事が出来る用にするって言う技術だ」
(なるほど同じ力ならシンクロ出来るってことか)
「では、外なる属性は、どうやって調べるんですか?」
「それも簡単だ実戦してもらう」
「へ?いや戦闘した事ないんですけど」
「実戦形式が一番本能で使ってそれに慣れて使うんだ、分かったか?」
「いや分かりませんよ」
「大丈夫だやれば何とかなる父さんも何とかなったからな」
「………………呆れて言葉も出ないってこの事だな」
「失礼だぞ」
「すいません」
本音を言ったら殺意強めで怒られたが気にしないでおく。
「まぁいいさぁまずは属性魔力を調べるぞ、スノー少し来てくれ」
「はいはいなんですか?」
「スディアと魔力電動してくれ」
いきなり言って伝わるのか?
「なるほど属性魔力を調べてるんですね」
伝わっちゃったよ凄いな。
「あぁそうだ頼むぞ」
「はいおまかせをスディアこっちに来てください」
「はい母さん」
そして俺は、母さんに近づいた
近づくと母さんが手を出して来た
「手を掴んでください」
俺は、言われるがまま手を掴んだ
その瞬間手が凍るような感覚を感じた
だが手は、凍っておらず違和感を覚えていた
「スディア頭で氷を想像して具現化すると強く思ってください」
「分かりました」
(頭の中で氷の想像…)
そうしていると手に冷気を纏った……がそれ以上何も起きなかった
「あら残念氷じゃなかったのね息子と同じ属性使う事少し夢に見てたのに」
「なんかすいません」
「気にしなくていいですよ。ですがそうなると翠属性確定ですね。」
「そうなんですか?」
「はい属性魔力は、親からの遺伝が100%なんです。ですので氷じゃないなら翠属性確定となるのです」
(この世界で浮気するなら相手と同じ属性じゃないとばれる可能性があるってことかいい対策になるやんって何考えてんだ俺は)
《王よ変な事は、考えないでくださいまだ結婚と言う儀式すらしてないんですから》
《あっそっか月食は、知らないんだよね》
《何をですか?》
《後で話すよ》
《分かりました》
「そうなんですね。じゃあ僕の属性は、翠なんですね」
「はいそうなります。スディア試しにジラと魔力電動してみてください」
「分かりました」
その一言と共に俺は、ジラの手を掴む
「父さん行きますよ」
「好きなタイミングでいいぞ」
「スディアこの木を再生させてみてください」
「分かりました。『魔力電動』使用!」
そして手に暖かい感覚を覚えた。
まるで生命を貯めているように。
永遠に繋いでいたいと思えるほど心地よい。
《王よ正気に戻ってください貴方様のお母様、お父様が心配してますよ》
月食の一言により俺は、目が覚め目の前の枯れ木に狙いを定める。
そして手に溜まっている暖かい感覚を枯れ木に移す用にやったが…枯れ木は、治らなかった。
「どうした?スディア?」
「大丈夫ですか?スディア?」
なんでだ?俺には、才能がないのか?
最悪だ属性が無いとかあるのかよ?
おいおい待てよ冗談きついぜ…
はぁ終わった……
とりあえず正直に言ってみるか……
「父さん、母さんすいません手に溜まった暖かさを移したのですが再生しません」
「それは…おかしいですね。スディア手に溜まったと言っていましたが本来自分の属性の魔力なら身体に魔力が流れるのです。」
「あぁそうだ、スディア身体に魔力が流れる感覚は、無かったのか?」
「はいありませんでした…」
「「……」」
再び静寂が空間を支配した。
《王よ私がそちらに行って両親の属性がどちらとも使えない理由を説明してもいいでしょうか》
俺の静寂をその言葉で破壊された
《どういう事だ?月食お前には、この問題の理由がわかるのか?》
《はい分かります》
《分かったならお前の事も気になっていたし、それと同時にお前の事も教えてくれるか?》
《分かりました王よお任せください》
静寂が包む空間その空間と再び向き合う。
だが誰も喋らずとても気まずい空間である。
『堕天の次元』
静寂が包む空間にその声が響いた
「スディア逃げてください」
「スディア隠れてろ!」
月食の声が聞こえた瞬間。
スノーとジラこの世界最強格とその旦那流石と言うべきか聞こえた瞬間に切り替え戦闘態勢を取る。
「スディアこっちに来て隠れててください。この魔法は、堕天しきった悪魔が使うものです」
「いいかスディアこの先何があっても母さんの後ろに隠れてろ」
(この世界最強格をここまで焦らせるって月食は、何者なんだか)
そんな事を考えていると
暗闇が支配する空間に歪みが生まれた。
そして…
「ようこそいらっしゃいました王よ。そして王の奥様、旦那様も堕天しきった悪魔の一人月食です。よろしくお願いします」
《まぁまぁの登場だな月食》
《お気に召しませんでしたか?》
《いやかっこよかったよ。まぁ説明を頼みたいんだけどその前に父さんと母さんの誤解を解いてくれ》
《分かりました》
「王?奥様どういう事か説明してもらいましょうか?」
「そうだな説明してもらう必要があるな」
『氷結結界』
『植物創造氷の茨』
「話がしたいのですが。どうか落ち着いてくれませんか?」
「貴方が攻撃も何もできない状態になったら話を聞いてあげる」
「それは、厳しいですね」
「なら力ずくで行きますね」
「はぁ困りましたね」
《王よどうしましょうか?》
《少し時間稼げるか?どうにかして止めるから》
《分かりました》
「スディア作戦変更だお前は、離れてろ。あいつは、俺とスノーの2人がかりでやる」
「父さん少し待ってくださ…」
もう戦いに行ってるし…
さてとどうしたものか?叫んでみるか?
いやこっちを見られて何も無い事を確認されて終わる気がするな。
『氷の槍』
『月下の火』
どうやらあちらでは、青い炎と氷の槍が飛びあっているらしい。
「私に敵意は、ありません落ち着いてください奥様」
「貴方にそう呼ばれる筋合いは、無いわね」
『氷結の檻』
《王よ流石にきついです》
《もう少し耐えてくれ》
《分かりました》
あちらでは、スノーが前線で戦いジラが後ろからサポートしているようだ。
月食は、避けに専念しているようだ。
さてとどうしたものか
《王よほんとにきついです。こちらも攻撃していいでしょうか?》
《いやそれだと敵意あると思われるぞ》
《確かにそうですね》
王…騎士…忠誠……あっ忠誠心を見せたらいいんじゃないか?
月食をこっちにこさせて膝まづいて貰うかそしたら敵意が無いこと分かるだろ!
よしこれだな!これで行こう!
《月食こっちきて膝まづいてくれそしたら敵意が無いことが分かるかもしれないからな》
《分かりました》
次の瞬間月食は、次元の歪みに消えていった。
そして俺の前に次元の歪みを作り移動してきた。
凄い技術だな。
「王よ。私に敵意は、ありません。どうか奥様、旦那様をお沈めください」
「らしいよ父さん母さん一回話を聞いてみませんか?」
さてとどうなるかな…
俺の事ごと攻撃されないかだけ心配だな…
「はぁ仕方ないですね。ですがしっかり説明してくださいね」
「いいのか?スノーあいつは、危険だぞ」
「ですが何故かスディアに膝まづいてますし話を聞いてみる価値は、あると思いますよ」
「まぁそうだな…よし話を聞こう」
「ありがとうございます」
ふぅよかったよかった月食がやられるんじゃないかって少し焦ったのは、内緒にしておこう
「まずはスディアを王と呼んでいる理由を教えてください」
「分かりました」
無茶苦茶落ち着いてるな月食
「まず私がスディア様を王と呼ぶ理由なのですが王の外なる属性が関係してきます。王の外なる属性の堕天は、悪魔の力の源です。そして悪魔が堕ちきったら扱えるようになる力です。つまりは、悪魔の頂点の者が持つ力です」
「なるほどだから王と読んでいるのですね」
「はいその通りです」
「理由は、分かりましたがなぜスディアの外なる属性を知っていたのですか?」
確かにそうだ俺も月食に聞くまで知らなかったからな…
「それは、堕天を持つ者が産まれたのを私が察知したからです。ある日力の源が増えたらそれは、気づきますよ」
「確かにそうですね。私は、もう聞きたいことは、ないです。ジラは、何かありますか?」
「一つ気になるんだがなぜこのタイミングに来たんだ?」
《やっと本題に入れそうだな》
《そうですね》
「はいそれは、王の属性魔力が不明になっていたので王に説明して欲しいと呼ばれたので来ました」
その一言でスノーとジラがこちらを睨む
「「スディアー?」」
「父さん母さん圧が怖いです」
「ほんとに焦ったんだからな!」
「そうですよ。どれだけ焦ったか」
「すいません」
「それは、突然現れた私も悪いですね。申し訳ございません」
怒らすと怖いなこの二人
「いえいえ月食さんは、呼ばれて来ただけですから仕方ないですよ」
「そうだなまじで焦ったが呼ばれて来ただけなら許せるな」
「「まぁスディアは、別です、だな」」
「すいません…」
「次からは、先に説明してください。分かりましたね!」
「はい分かりました」
《今回は、王の自業自得ですね》
月食にまで怒られた…
「では、本題に戻りましょうか。月食さんスディアの属性魔力が不明になっていたのは、何故なんでしょうか?」
「奥様、旦那様さん付けは、要りませんヒグアとお呼びください」
「分かりました」
「そして王の属性魔力なのですが翠である事は、間違いありません」
「だが生命を操れていなかったぞ?」
確かにそうだ俺は、全く生命を操れなかった。
「はい王は、生命を操る事が出来ません。ですが死は、操れます。そして何よりこの世界に居る翠の中で死を操る事だけなら最強でしょう。そして人間で言う破燐の魔物になる事は、ないでしょう」
「悪魔の王だからですか?」
「はいその通りです。悪魔には、死と生命の終わりを象徴して作られたのです。なので死を操りすぎると悪魔になる。これが破燐の魔物と人間が呼んでいる者の正体です」
「なるほどある程度は、分かりましたこれからよろしくお願いしますね月食」
「はいよろしくお願いします奥様そして旦那様」
「おうよろしくな」
死だけを操るかまじで前世と同じだな。
せっかく転生したのに新しい力は、無しか。
少し残念だ。
「では、月食家に戻してください」
「はいお任せ下さい」
『堕天の次元解除』
その一言で世界が崩れ始めた。
なんで昨日もこのやり方じゃないんだ…こっちの方が早いじゃないかと思ってしまう。
《なぁ初めての時もこのやり方でよかったんじゃないのか?》
《いえいえあれでいいんですよ》
俺は、疑問を聞いてみたのだが演出違いに特に意図は、無いようだ。
《まぁいい改めてこれからよろしくな》
《はいよろしくお願いします》
《後言い忘れてたこの後多分スノーが襲ってくるから俺だけ少し遠くに出してくれ》
先に必要な事を伝えとかないと普通にやばいからな。
《それは、どういう事でしょうか?》
《まぁ出たら分かるよ》
そして再び光のある世界に戻った。
「よーし帰って来れたな」
「そうですね。これで安心して戦えます」
「どういう事だスノー?」
ジラがスノーの発言に疑問を投げる。
「まぁ話は、後です」
ジラの疑問にスノーは、落ち着いて返している。
そしてスノーは、ジラへの返答と同時に戦闘態勢を取り属性魔力を使い戦場に結界を貼る準備をした。
『氷結結界』
そして貼られた結界が周りを囲みその寒さが襲いかかって来る。
そして遅れて月食の空間から出てきた俺は、辺り一面真っ白な雪に囲まれた結界の中でスノーと向き合っていた。
「久しぶりですね翠」
「そうだね久しぶり凍華」
この世界で初めて合うゲーム参加者だな…
まさかのスディアの母のスノーがゲーム参加者の元仲間でした!
どうなっちゃんでしょうか?
読んでくださってありがとうございます。
毎週水曜日17時にあげてますのでまた読んでくれると嬉しいです。