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テーマなし詩集

No.3

作者: 歌川 詩季

「第三勢力」って、かっこいいと思います。

 関係者以外 立入禁止の黄色いテープをくぐって

 土足で踏み()現場(げんじょう)

 顔パスできたら苦労はないけど

 しれっとしてれば平気さ


 知らぬが仏で 善意になるならまるで世話ないね

 悪意と害意のあいだのへだたりを思えば

 おれは敵意の第三者


 本命と対抗を横槍でしとめよう

 漁夫の利なんて上等なもんじゃない

 屍肉を喰らえハイエナ

 正義か悪かの二元化をたどれば 立ち位置 奪われる

 どっちつかずのグレイゾーンが安住の地



 部外者(ことわ)り 侵入禁止の黄ばんだ貼り紙 破いて

 居座り決め込む現状

 ばつの悪さなら慣れっこなんだし

 こそこそしないでいこうぜ


 知らぬ存ぜぬで 善意きどれたらお笑い草だよね

 悪意と害意のちがいが骨身に()みるけど

 おれは敵意の第三者


 本命と対抗を横槍で串刺しだ

 漁夫の利ならば(むさぼ)るが勝ちだろう

 屍肉を(あさ)れハイエナ

 光か闇かの二極化が進めば 居場所を失くしてく

 裏と表の その真ん中が花の都

善意:事情を知らない

悪意:事情を知ってる

害意:事情をしったうえで、害しようという意思をもって

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