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BIBLE OF THE 13  作者: スクリプチュア
9/14

BIBLE OF THE 13 九日目

―4日前―


あれからシスターはまだ起きてきていない。

ヴァルキリー化の代償なのだろうか。


「ヴァルキリー化?」


「ああ、お前らは知らんかもしれんが、シスターは不老不死――」


「その話はもう聞きました」


「あ。そう」


少し残念そうな顔をするビリー。


「それで、ヴァルキリー化って?」


「シスターは不老不死だろ?その副産物だよ。噂だがね。

 ちなみに、その状態では5分は人間で居られる」


「時間を過ぎたら?」


「ヴァルキリーになっちゃうだろうねぇ。シスターという人格を食らい尽くす。

 だが逆に、その時間の間であればシスターは無事で居られる」


「なら、やることは一つですわね。ディシプル」


「はい!シスターをお守りします!!」


「なら、熱とか出した時にゃあ注意してやんな」


「熱はおさまったわよん、グッド……ですわ、ビリー」


「そっか、ありがとな。シスターにはもう少し安静にしとくよう伝えておいてくれ」


孤児たちはすんなりと受け入れてくれた。

もっとも、まだ幼い子たちには聞かせられない話だが。


作り笑いが上手な薔薇子もそれには心から小さく微笑んだ。

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