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ホワイトワールドへようこそ! -フルダイブRPGでアイと生きる-  作者: お鶏飯
第2話 初ログイン、初ログアウト、初リタイア
9/55

2-5(閑話)

「そうそう、昨日の件の続きだけどね、その手のイベントが実装できない理由はもう一つあってね」


 次の日、健康診断中にコウヘイが話をはじめた。


「はい」


「たとえば、君がホワイトワールドの中で絶頂に達したとすると、リアルワールドの君も花火を打ち上げることになる」


「回りくどい表現ですね」


「物理的な接触がなくても脳の興奮だけで花火が打ち上がるわけ。夢であったりするだろ?」


「朝っぱらからアレな話ですね」


「まあまあ。それでね、君がゲーム内の一晩で2回、3夜連続で花火を打ち上げたとすると……そう。現実では3時間で6回になるわけだ。それはさすがに健康に悪影響が出る」


「というわけで、ホワイトワールド内では実装しない」


「なるほど」


「あと、おしっこもしない。トイレが不要」


「言われてみれば」


「でも食事はできるし、味もわかる」


「どこまでリアルにするか、現実と同等にするかは常に問題になるわけだけど、ゲームの楽しさや快適さとのバランスだよね」


「確かにそうですね」

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