表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/197

letters

今話もよろしくお願いします。

わんわんデー、最後の投稿です。本日、4話投稿しました。

 ◇◆◇



 クリスへ


 1つ目の調査地に着いたよ。そらがね、王都の北東にある漁村だけとね、陸の孤島なんだ。研究者冥■利に尽きたくないのに。1本釣りで毎日大漁、陸でも大量。トッシュとジュディ、どっちが勝つんだろう。早く帰りたいなあ。

 ごめん、いきなり■愚痴ばっかだったね。この村にはあと1周間滞在する予定。速達で送るつまりだけど、返事は次の手紙から待ってるよ。もっと早く書けばよかった。うっかりしてたなあ。


 ベレフ



 ◇◆◇



 クリスへ


 前の手紙は届いたかな。出発前日にいろいろ■もらっちゃって、今急いで書てる。返事は次の手紙から待ってるね。待ってるからね。返事書いてね!

 同封してるのはこの村の伝総工芸品だよ。ジュディは鱗のピアス、トッシュは貝■穀の小物入れを貰てた。私は髪飾りだったんけど、クリスに■送るよ。プレゼントにとてもいいと思う。あと小瓶、すごい■キレイでしょ。クリスは海に行ったことあるっけ? いつか行こうね。


 ベレフ



 ◇◆◇



 クリスへ


 2つ目の調査地で待ってるからね、湖畔の街、西則、山の方!

 東じゃないよ。所長に苦情入れたい。


 ベレフ



 ◇◆◇



 ベレフ師匠


 お久しぶりです。クリスです。お手紙ありがとうございました。無事に届いてます。でも解読に時間がかかるので、報告書を提出するつもりで読み直しと推敲を重ね、もっと筋道立った、誤字と書き損じの少ない、綺麗で丁寧な手紙を書いていただければもっと嬉しいです。

 髪飾りと小瓶もありがとうございました。ところでこの髪飾り、どう見ても女物ですけど、師匠、何かしたんですか。僕に怨念が込められたような物は送らないでくださいね。それにしても鱗でここまで不思議な色合いになるんですね。驚きました。ジュディさんのピアスはどんな色になっているんでしょうか。トッシュさんの小物入れも気になります。小瓶も、中身がすごいですね。こんな小さな、いろんな形をした貝殻があるだなんて感動しました。海はまだ行ったことがないので行ってみたいです。友人から聞きましたが、南東の、公国連邦のビーチは有名なリゾート地らしいですね。いつか連れていってください。

 ところで研究室って僕だけで入れるでしょうか。3年になって授業が応用的な内容になってきたので、研究室の資料を参考に勉強できればと思うのですが。

 あと授業といえば、最近友人の実習を手伝っています。マーケティング実習ということで露店を開くのですが、何故か僕も一緒に販売することになりました。ジュースを出すのですが企画の段階で皆が盛り上がるほどいいものができました。師匠が帰ってきたら振る舞いますね。だから文句言わないで頑張ってください。

 怪我と病気と、村の人との交流には気をつけてくださいね。出張の無事と成功を祈ってます。


 クリス



 ◇◆◇



 クリスへ


 ごめんね、いっつも焦って書いてるからかな、気をつけるよ。

 怨念だなんて、冗談はよくないよ、キレイでしょ、気に入ったでしょ? あと連邦のビーチはちょっと……。王国内じゃダメ?

 魔物生理学研究室の先生ならどうにかできるかな、ちょっと難しいかも。資料室なら使えると思うよ。代わりじゃないけど、魔物の魔力石を同封するね。すごいでしょ、所長にも見る目があったみたい。

 手料理が懐か――


 ジュディです。クリス君、久しぶりだね。先生がこそこそしてると思ったら、クリス君との文通を独占してたのを見つけちゃった。しかもクリス君から筋道立てろって言われたのに、こんな、ヒッドイ文章だなんて、ごめんね。あと魔物の魔力石も貴重なサンプルだから送れないの。本当にごめんね。まったく、先生は何を考えてるんだか…… :-(

 いろいろ補足すると、先生は私達に隠れて手紙を書いてたの。よっぽど焦ってたのか、書きにくそうなゴチャゴチャの机の上で、ブツブツ呟いてて、そりゃおかしな文章にもなるよね。頭の中では筋道立ってるんだろうけど、その一部しか書かなくて変な文章になってるのかな。その独り言のおかげでこうやって手紙を奪えたんだけどね :-9

 あ、鱗の加工、すごいよね! 私のピアスに使われてる鱗は薄くピンク色に染めて繋げられてるんだけど、グラデーションになってて本当に綺麗! トッシュの小物入れも面白いよ! 早く帰って見せたいなあ 8->

 海に行くことに関しては、公国連邦のビーチはすっごくお金がかかるから王国内の海水浴場で許してあげて ;-)

 それで、研究室にクリス君だけで入るのは難しいかな。一応、貴重な資料があるから……。確かに資料室なら隣の研究室の人に開けてもらえば、持ち出さない限り見れるかも。それでもクリス君は部外者になるし、やっぱり難しいかなあ……。研究員が皆して現地調査に行ってるからこんなことになるだよね、ごめんね &-|

 一応こちらの近況も書こうかな。調査は今のところ順調だよ。前の調査地では海から森からどんどん魔物が出てきて記録を取るのが間に合わないぐらいだったけど、今回はそこまで多くないし大変ではないかな。ただ、山だからか魔物が硬いんだよね……。物理が効かない、私の苦手なタイプ :-<

 ジュースはトッシュも気になったみたいだから、私達にも作ってね! この村で過ごすのも残り僅かだから、次の調査地に着き次第また速達で手紙を送ることになるのかな? 実習頑張ってね、お返事待ってまーす :-D


 ジュディ


 追伸

 先生って村の人からは好印象なんだよ。意外かな? 女物の髪飾りだった理由はよく分かんない。私もトッシュも髪が短いから、唯一の長髪である先生に贈られたのは間違いないんだけど……。不思議だね。


 ジュディに奪われて、いろいろ書かれて、もう書くスペースが無い……。ごめんね、手紙ありがとね、実習頑張ってね、私も頑張るよ。またね。 ベレフ



 ◇◆◇

ありがとうございました。本日の投稿は異常、いや以上です。

誤字は仕様のはず、です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ