キジ猫
夢って本当にストーリーが一貫して無いのが多いよね?
記憶に残っているのはほんの一瞬。今日の夢は多分2~3分位しか見て無いんじゃないかしら?
それで、私は夜の田んぼ沿いの舗装された道を歩いていました。
遠くには一台のちり紙交換車が。
『え~、ご近所の皆さん。毎度お騒がせ致しております、ちり紙交換でございます。古新聞、古雑誌、ボロきれなどがございましたらトイレットペーパーと・・・」とスピーカーから声が流れている。
そう言えばちり紙交換って来なくなったよね?その代わりに来るのは、いらなくなった、パソコン、エアコン、古タイヤ、何でも無料でお引き取り致します、なんて古物回収業者ばっかり。でもあれって、物によってはお金を取られるのよね?何でも無料で回収致しますって言ってるんだから、選り好みしないで本当に無料で回収して貰いたいわ。宣伝に偽り有りよね?
・・って何?こんな時間にちり紙交換なんて有り得ないわ~。
そして、私は家に帰る為地下道へのスロープを降りて行きました。
あれ?私んちってこんな地下道を通って行く道があったっけ?
そうしたら・・・途中からいつも点いてる照明が消えていました。暗~。
やっぱり、こんな暗い所物騒だし、それにお化けとか出そうで何か怖いからやめよ~。と思って地下道から引き戻して来ました。
そうすると、幼馴染の一つ上の優ちゃんがやって来て、「今、明かりを点け直すから一緒に帰ろうよ。」と言って来ました。優ちゃんの家はこの地下道を通るとかなり近回りみたいです。そうだったっけ?そもそもこんな地下道なんて見かけた事無かったし。
それで優ちゃんは必死に照明を直そうと、何かいじっていましたが、直らないと分かって蝋燭を取り出しました。
何で蝋燭なんて持ってるの?と思いましたが、それは夢の中だから何でも出て来るんだよね?
それで、私に一緒に帰って貰いたいみたいで、必死に蝋燭に火を点けているんだけどさ~。
トンネルを抜けて吹く風に煽られてすぐ消えちゃうんだよね~。
時々、ゆらゆらと灯っているけど、本当に風前の灯火って感じ。
それに、この地下道結構長いみたいだし?私は怖いからやだ~。と言ってお付き合いするのやめちゃいました。
それで、車が擦れ違える位の舗装された道を歩いてるんですけど、こっちは外灯がちゃんと灯っています。
道の片側を流れる1メートル位の用水路を挟んで、田んぼが広がっています。
今は取り入れが終わって、籾を刈り取った後の藁が先端を縄で結んで円錐状に立て掛けてあります。
その干した藁の根元に丸々と太った大きな黒猫が横たわっていました。
そして、黒猫のお腹の所には6匹位の子猫がいて、おっぱいに群がっています。
あれ?でも、もうみんな結構大きいよね?親猫が大きいから違和感は無いけど・・・。
黒い子猫と、三毛猫、白地にうす茶と・・・あれ?遺伝子とか関係無いの?これって?
それで・・・雉鳩みたいな毛色の猫もいるよ。何?これ?丁度キジみたいに首回りが青と緑と紫で、変わった猫だな~。
みんな丸々と太って可愛いな~。ちょっと撫でてみたいな~。なんて思っていると・・・
親の黒猫が『触ってもいいわよ。』と言ってくれたので、みんなを撫でてやった。毛並みがふわふわして気持ちいい。
こんなに大きくなったんじゃ、もうおっぱいなんて出ないんだろうけど?みんな夢中でおっぱいをしゃぶっている。
黒猫さんに「もう、おっぱいなんて出ないんじゃ無いの?」と聞くと『そうなのよ。みんな甘えん坊さんで困っているのよ。もういい加減にやめて欲しいわ。ここ迄来ると、もう可愛さを通り越してうざくて困ってるのよ。どの子か一人あげましょうか?』なんて言っていた。
どうせ貰うんなら雉鳩の色のがいいな~。なんて思っていると、近くに本当の鳩が数羽いた。雉鳩もいる。
なぜか?田んぼの端に小さな火が灯っていて、そこにまだ実の付いた稲の穂がくべられていた。籾は火でポンッとはぜるとポップコーンみたいになっていた。
昔懐かしいはぜだ。昔はポンはぜ屋さんと言う物が来て、大砲みたいにポンッと爆発する機械で淡くピンクに色の付いたお米の形をしたはぜを作って売っていた。機械にザラメを入れるのでうっすら甘い味が付いている。農家の子供達は家からお米を持って来て、物々交換をしたりしていた。近年、そんなおじさんもやって来なくなった。紙芝居も来なくなったけどね。
まっ、今そんな事やってたら食べて行けないだろうね?時代と共に商売も変わって行くよね。
それで、その鳩ははぜたポップコーンみたいなお米をついばんで、また他の稲穂をくわえて来て、火の中にくべている。
あれ~?凄い発見だね。動物も時々驚く様な発見をする事があるよね?でも人間と違う所は、その知識の蓄積が無い所なんだよね?やっぱりコミュニケーション能力か?
そんな所で何か雉鳩の色の子猫を貰う前に、真夜中、私のやってる他のSNSのコミュのメンバーさんからメールが来て、起こされて夢が中断しちゃいました。
まっ、どうせたいした内容の夢じゃ無いけどね。