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夏生詩集

きみへ

作者: 夏生

きみは私が生まれて初めて


この手で抱いた子どもでした


従兄の第一子として


きみは堂々として


愛らしかった


ふんわりとした長い睫毛


ほっぺはふっくらして


柔らかなぬくもり


きみを抱きながら緊張していた私に


そのぬくもりで和らげてくれました


しあわせいっぱいに成長する


私はきみを見ると可能性が無限にあることの


凄さに、つい、羨んでしまった



今年で高校二年生なんですね


時が経つのは本当に早い


きみの後に三人の妹が生まれました



残念なのは三人の妹にはきみの記憶がないこと


きみがたった五年で世を去るなんてあの時、


誰も思わなかった


今でも信じられないです


まだこの手にきみのぬくもりがあるから


きみを羨んだ記憶が胸の奥にあるから







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― 新着の感想 ―
[良い点] うるっときてしまいました。。。 誕生の喜びと、死の残酷さ ぬくもりが残ってる、あたたかい気持ちになりました。ありがとうございました。
[良い点] 優しいね。 [一言] 童話も書いて欲しいと思った。 BY/とーよー
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