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プロローグ
亀更新定期!!!
「いかないで!!!」
親友の言葉に少女は立ち止まる。
「どうして---がやらないといけないのッッ」
世界の終焉、荒れ狂う世の摂理。
止めねばならない、大切な者を守るために。
人々が明日を笑い、盃を交わし、人の生を歩めるように。
泣きじゃくる親友をチラリ、と見て少女は言う。
「ウチにしかできない、だからやるんだ」
子供をあやす様に、言葉を紡ぐ。
「大丈夫、必ず戻る」
大丈夫、だいじょうぶ。
「全てが終わったら--」
また、笑い合おう。