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悲恋の涙  作者: ☆星羅☆
3/3

第3話《告白》

お待たせしました!第3話です!お楽しみください!

それからまた一週間が経った。

六月の上旬。

ついに沢畑が行動に出た。

聖奈の近くの席に座ったのだ。

俺はそれを後ろの席から眺めていた。


沢畑「ねぇねぇ、君。星野のこと好きなの?」


先手を打った沢畑の言葉に、彼女はビクッと反応し、沢畑の方を向いて赤面していた。


河井「え、えっと…う、うん…」


会話の内容は聞こえなかったが、何か話していたのはわかっていた。

すると沢畑はこっちを見てきてニヤニヤしていた。


星野「な、なんなんだ…?」


思わず呟くと木村はこっちを向いては笑っては口を開いた


木村「星野は変態だ…。」


星野「誰が変態だ誰が!この口かこのやろう!?」


そう言って俺は木村の頬をつねると先生にみられてしまった。


先生「星野、木村。静かにしなさい。」


星野・木村「はい…すいません。」


周りの生徒は笑っていたが、俺はずっと河井と沢畑の会話がずっと気になっていた。

授業終了後、沢畑は俺のところに来てはニヤニヤさせた口を開いた。


沢畑「あの子、お前の事好きなんだってさ~付き合えよ~」


星野「は!?なに言ってんの!?う、嘘だぁ!」


チラッと入り口を見ると河井がこちらをみていた。

それも赤面させながら。

正直疑いの目しかなかった。

虐められていた中学の頃は心へのダメージが酷かった。

好きな人に成り済ました手紙を机の中に入れられたり、嘘告白、盗まれる好きな小説。

地獄のような日々だった。

それ以来、告白という告白を信じることが出来なくなっていた。

だから怖かった。これ以上裏切られたくないから。これ以上傷つきたくないから。

だが彼女の気持ちが本当かどうか聞きたくなった。知りたくなった俺は、帰りのバスで彼女にLIMEを送った。


星野《ねぇ、聖奈》既読


聖奈《ん?なぁに?》


星野《君ってさ》既読


聖奈《うん。》


星野《俺のこと好きなの?》既読


ド直球すぎた。

自分でもバカなんじゃないかな?

そう思えてきて無性にスマホを投げたくなった。

すると彼女から返信が来た。


聖奈《うん。星野くんの事好きだよ。》


はい?

え?

なぁにこれ。

訳がわからなかった。告白(?)をされたのだ。

とりあえずトークを続けようと返信を打つ。


星野《マジで?》既読


聖奈《うん。》


星野《本気なの!?》既読


聖奈《嘘なんて言わないよ!笑》


女性の告白なんて信じられなかった。

だけど心のどこかでは信じたかった…

だから持ちかけた。


星野《じゃあ…俺たち付き合ってみる…?》既読


聖奈《いいの…?私、精神障害者だよ?それでも好きでいてくれるの?》


その言葉に俺は衝撃が走った。そんなに辛くて悲しい病を背負って生きてきたのかと。

だからこそ支えたいと思った。


星野《もちろんいいよ。》既読


聖奈《優しいんだね!これからよろしくね?勇翔君!》


星野《こちらこそ、よろしく。》既読


こうして俺達は交際を始めた。

だがこのときの俺もまだわからなかった。

次々と大きな壁が作られているということに…


to be continued...

前回よりは早いペースで書くつもりです!

またお待たせするかも知れませんがよろしくお願いします!

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