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俺はどうも幼馴染と妹に呪いをかけられたようです

 俺、長谷川 光汰には好きな人がいる。

 芦ケ谷 美野里。

 それが俺の好きな人の名前である。


 彼女は同じクラスであり、隣の席であった。

 俺はそれだけでも幸せであったが、やはり付き合いたい、イチャコラしたい。

 でも、彼女はクラスの中でも一番の黒髪ロング美少女。


 ルックス完璧。性格完璧。ドジさ完璧。

 彼女は天然ちゃんでもあるからなお一層可愛くて仕方ない。

 そんな僕は色々悩んだ末、ベタに体育館裏に呼び出し、彼女に気持ちを伝えた。


 彼女にフラれても俺の青春は終わらない。大丈夫、きっと大丈夫。

 そんな訳の分からない考えとともに僕は芦ケ谷に告白した。

 すると、意外な答えが返ってきたのである。


 「わ、私も長谷川くんのことがずっと好きだったの」


 俺はその夢のような一言に思わず鼻血を吹きそうになった。

 ああ、なんということでしょう!

 神様がやっと俺の方に向いてくれた!


 と思ったのもつかの間。


 突如、僕の前に立ちはだかる奴らが現れたのだ。

 僕と美野里ちゃんの間に2人の女の子が立っていた。

 その2人は僕の方に真っすぐ指をさしてくる。


 「お兄ちゃん!」「光汰!」

 「「呪いをかけてやるっ!」」


 2人は何やら不気味な大きな黒い球を作り出す。


 「えっ!? ちょっと待って! 呪いって何!?」

 「お兄ちゃん、うるさい! お兄ちゃんごときで調子に乗るなぁっ!」


 絹のように艶やかな白い髪の女の子が俺を罵倒してくる。


 「俺、何か悪いことでもしましたっけっ!?」

 「光汰のバカ! 私がいるのに他の女に手を出して!」


 もう1人のオレンジ色の短髪女の子も俺に「バカ! バカ!」と連呼してくる。

 本当に待てよっ! 俺、何かした!? 呪いって何のことだよ!?

 2人の女の子は大きく膨れ上がった黒い球を俺の方に向かって投げ飛ばす。


 その2人とは幼馴染と妹であった。

 そして、俺は2人に呪いをかけられ芦ケ谷 美野里と付き合うことを禁じられた。

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