表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/38

図書館へGO②

 「・・えっ? ・・打ち上げ? いいねっ! どんな打ち上げをしよっか? ・・そうだな~レポートは来週の月曜の講義終了時に提出だから・・。講義終わりが4時20分か・・。よし、そうなると5時から12時まで『フクロウ・パラダイス』でフリータイムの7時間耐久カラオケは? いい? よしっ、それで打ち上げだ~! そして怒涛の夏休みに突入だっ!


 よ~しっ!! そうと決まればさっさとレポートを片付けてしまおう!! ・・さぁ結菜!! さっきから何をグズグズしているんだっ!! レポートくらいのことでさっきからうだうだ、うだうだと何なんだっ!! 図書館へ行こうよ!! あたしたちの平和を脅かしているレポートをやっつけてしまおう!! そして打ち上げだ!!」


 桐野玲は新地結菜の“レポート終わったら打ち上げ”の一言に俄然やる気が出てきたらしく、新地結菜を置きざりにしてそそくさと談話室を出て学食の出入り口に向かった。学食の出入り口で一旦立ち止まると、“早く来てよ”と後ろを振り返って手招きし、新地結菜を促している。


 「・・あらら、ここまで効果が・・でも・・はいは~い♪ じゃあ元気に図書館へ行きますか。・・レポートの締切は7月28日の午後4時20分だ・・。“ぽっちゃりとんぼメガネ野郎”の誕生日は27日・・。・・今私を悩ませていることはすべてカタが付いて晴れやかに打ち上げられるはずだ・・。・・我ながらグッドアイディアだ・・」


 桐野玲のやる気を引き出そうと“レポート終わったら打ち上げ”と提案したものの、その効果が思った以上で、桐野玲のテンションの上がりように、こんなに違うものか・・としばらく目を点にしてその様子を見ながら立ち止まっていたが、新地結菜も桐野玲の勇ましい感じを見ているうちに、やる気がさらに出てきた。


 この1週間の間、思い悩んでいたために、こんがらがっていた頭と心がさらにほどけてエネルギーが湧いてくるのを感じた。


 新地結菜は桐野玲に勢いよく追いつくと肩を組みながら外に飛び出し、炎天下を二人で意気揚々(いきようよう)と図書館へ向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ