表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

『久遠の書架』

久遠の書架と響かぬ声

作者:杜陽月
本の街、神田神保町。古書店「悠久堂」の書庫の奥深く、久遠靜は静かに生きていた。過去のいじめが残した心の傷から逃れるように、人との関わりを絶ち、古書だけを友とする日々。彼女の世界は、紙とインクの匂いで満たされた、完璧な静寂に包まれていた。

その静寂は、一冊の謎めいた古書『蓬莱私記』との出会いによって、唐突に破られる。いかなる文献にも記されていないその書物を手にした直後、本に関わったとされる歴史研究家が忽然と姿を消したのだ。

事件の匂いを嗅ぎつけたのは、太陽のように明るく、強引なフリージャーナリスト、朱鷺坂響。デジタルの世界を駆ける彼女は、アナログな知識の迷宮に生きる靜を、強引に現実の事件へと引きずり出す。

二千二百年の時を超えた「不老不死」の伝説と、現代東京で頻発する連続失踪事件。二つの事象を結ぶのは、靜だけが解読の可能性を秘めた一冊の古書。アナログな文献解読と、最先端のデジタル調査。正反対の二人が手を取り合う時、都市伝説の影に隠された壮大な計画が輪郭を現し始める。

これは、歴史の謎に挑むミステリー。
そして、心を閉ざした一人の少女が、「生きる」「出会い」「友情」の意味を見つけ出す、魂の再生の物語。
久遠の書架に閉ざされた響かぬ声は、果たして真実に届くのか。
『古書と影の序曲』
太陽との出会い
2025/09/08 08:00
『都市伝説の迷宮』
『不老不死の虚実』
『夜明けの蓬莱』
全ての謎の収束
2025/09/08 22:00
エピローグ
2025/09/09 00:10
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ