第7話 谷の向こうへ
霧の谷を越えて、物語は少しずつ次の段階へ進みます。
赤い焔。残された痕跡。そして再び現れた紅の騎士団──
静かな夜と仲間たちとの会話の中に、確かな“熱”が灯り始める回です。
ゆっくりと、でも確実に進みはじめた彼らの歩みを、どうぞ見届けてください。
霧の谷を越えた先、空がふたたび広がっていた。
長く、重く、薄明のように続いた白の世界が嘘のように消え、木々の隙間から差し込む陽光が、緩やかに地面を照らしている。
乾いた風が吹いた。肌を撫でるその風に、アオイはようやく現実に戻ってきた気がした。
「……ここまで、来たな」
レオンが、ひとつ息を吐きながら呟いた。
その声に誰もすぐ返事をしなかったが、全員の足取りにはわずかな緩みがあった。緊張が解けたというよりも、張り詰めすぎたものが、ようやく静かに緩んだような、そんな空気だった。
アオイもまた、深く呼吸をした。
霧の中にいたあいだ、身体の奥でずっと何かがざわめいていた。あの“記憶の魔物”と対峙したときも──その後に見た、記憶のような光景も。
あれが何だったのか、自分にはまだわからない。
けれど、たしかに感じた。
霧の中で試されたのは、身体じゃなく“心”だったということを。
「アオイくん、大丈夫?」
ユナが、少し後ろから声をかけてきた。
振り返ると、金色の髪が風に揺れている。心配そうに見上げてくる瞳は、谷での疲れを感じさせながらも、どこか凛としていた。
「うん。……ちょっと疲れたけど、大丈夫」
アオイは微笑み、そう返した。
その笑みがどこかぎこちなくなってしまうのは、きっと自分の中にまだ消えない“ざらつき”があるからだ。
──誰かの記憶。
──名前も知らない誰かの想い。
あの谷に、たしかに存在していた“何か”が、心に小さな棘のように残っている。
前を歩いていたガルドが、足を止めた。
「……ここで休もう。周囲も見える。今のうちに体を落ち着けておけ」
レオンがうなずき、全員が思い思いに腰を下ろす。
ミレイは小さな岩に座るなり、頭を後ろに倒して空を見上げた。
「んー……やっと空が見える。空の青さって、こんなにほっとするんだね」
「確かに。霧の中は、何も見えなかったからな……」
レオンが苦笑しながら地図を広げる。
「今いるのは、たぶん《霧の谷》の東側、外縁部ってところだな。街道に戻るには、あと半日ってとこか」
「今日中に、ギルド支部まで行けそうですか?」
ユナが尋ねると、レオンは軽くうなずいた。
「時間的には問題ない。ただ、道中でまた何か起きなきゃな」
アオイは、仲間たちの顔をそっと見渡した。
一晩を共に過ごし、命のやりとりの中で肩を並べた──まだ短い旅路の中で、彼らとの“距離”は確実に変わりつつある。
(あのとき、俺はたしかに怖かった。でも──)
──誰かのために動くこと。
──誰かの背中を見て、心を震わせること。
そして、自分もその輪の中にいるのだということ。
「……ねえ、アオイくん」
ユナが隣に腰を下ろすと、ふいに小声で呟いた。
「さっき、谷の中で……何か、見た?」
「……え?」
「なんとなく、そんな顔してたから」
アオイは、少しだけ黙って考える。
──あの映像のような記憶。
──あの白い花、誰かの祈り、そして石碑。
「……うん、見たよ。……でも、なんだったのかは、よくわからない」
「そっか」
ユナはそれ以上は何も言わず、ただ空を見上げた。
その瞳には、遠い何かを思い出すような、やさしい光が宿っていた。
風が吹き抜け、草の香りがふわりと漂った。
アオイはそっと、自分の拳を握った。
その中に、微かな温かさが残っている気がして──思わず、心の中で呟いた。
(ユナちゃん……マジ天使)
そして同時に、もうひとつ。
あの谷の最後に、ほんの一瞬、拳が光った“あの感覚”も──忘れられずにいた。
(……まだ、はっきりとは分からない。でも……)
──何かが、自分の中で動き始めている。
その予感だけが、確かにアオイを突き動かしていた。
昼を過ぎた頃、街道沿いの小さな分かれ道で、アオイたちは一人の行商人とすれ違った。
荷馬車を引きながら、険しい顔をした男が歩いていた。道の端で軽く挨拶を交わすと、男はぽつりとこう言った。
「この先の村……気をつけな。なんか、妙なことが起きてるらしい」
「妙なこと……?」
レオンが眉をひそめた。
「焔だよ。山のふもとで赤い火が何度も上がったって。誰かが合図でも送ってるんじゃないかって、村じゃ不安が広がってる」
「焔……それって、何かの魔法か?」
「いや、それがな。普通の火でも、魔法でもないらしい。色が違うって。見た人は“血のような赤”だって言ってた」
「“赤い焔”……」
アオイが思わず口に出すと、ミレイも頷いた。
「ここ最近、ギルドの情報板にもちょこちょこ載ってる。未確認だけど、目撃報告がじわじわ増えてるらしいよ。……まさか、ここまで広がってるとはね」
「じゃあ……もしかして、今回の任務と関係ある?」
ユナが問うと、レオンは短くうなずいた。
「このあたりの調査依頼ってのも、たぶんその焔の噂が元になってるはずだ。タイミング的に合ってる」
「でも、“ただの火”じゃないってことは……」
ガルドが低く呟いた。
「それなりの力を持つ存在が関わってる可能性もあるな」
「厄介なことにならなきゃいいけど……」
ミレイの言葉に、誰も返せなかった。
それからしばらく歩き、ようやく一軒の古びた休憩所にたどり着いた。街道脇にぽつんと佇む、木造の小屋だった。看板にはかろうじて「旅人の庵」と読める文字が残っている。
「ここ、使えるかもな。地図にも載ってないが、雨風はしのげそうだ」
レオンが扉を開けると、ギイ、と乾いた音がした。
中は埃っぽいが、荒らされた様子はない。どうやら、しばらく誰も使っていなかっただけらしい。
「今夜は、ここで野営にしよう」
各々が中に荷を降ろし、簡単な火を起こして休憩に入る。
アオイはその隅で、少しだけぼーっとしていた。
あの“赤い焔”という言葉が、ずっと頭から離れなかった。
それはどこか──自分の中にある“熱”と、繋がっている気がしたのだ。
──赤い力。
今、アオイがかろうじて使える“身体強化魔法”は、かつて王都で教わった基礎術のひとつ。体に力を集中させ、瞬間的に筋力や動きを強化する。
それは、色にすれば「赤」──
熱、力、闘志。
けれど、それだけじゃない。
まだ言葉にできない何かが、自分の中に眠っている気がしてならなかった。
「アオイくん、ちょっといい?」
火のそばにいたユナが、そっと声をかけた。
「うん、どうしたの?」
「これ……見てほしいものがあって」
ユナは自分の荷から、小さな紙片を取り出した。それは、ギルドで配られている簡易報告書の写しだった。
「最近、“赤い焔”と一緒に見られるって報告が多いのが──この痕跡」
そこには、地面に焼き付けられたような円形の焦げ跡が描かれていた。
「紋……?」
「魔法陣……のように見えるけど、どこか違う。魔術士のノエルさんが言ってた。“これは魔法陣じゃない。何かを呼ぶ“印”だって」
「……呼ぶ?」
アオイは思わず息を呑んだ。
ユナは小さく頷いた。
「まだ確証はないけど……この“赤い焔”の裏に、何か大きな“意志”があるかもしれない。偶然じゃなく、誰かが“何か”を始めようとしている。そんな気がするの」
火の光が揺れ、アオイの瞳に小さな赤を映す。
その色は、まるで心の奥を照らすように、じっと灯っていた──。
火がはぜる音だけが、夜の静けさに溶けていた。
焚き火の炎は小さくなり、仲間たちの声も、今はもう届かない。
アオイは、一人離れた岩に腰を下ろしていた。
手の中には、ユナが淹れてくれた温かい薬草茶がある。だけど、そのぬくもりすら、心には届かない気がした。
(オレ……本当に、このままでやっていけるのかなって。みんなみたいに“ちゃんとした魔法”も使えないし……)
ギルドに加わってからの数日。
自分は何か、役に立てたのだろうか。魔物との戦いも、霧の谷も、皆が支えてくれたから乗り越えられただけで、自分の力では──
「……また、一人で悩んでる」
声がして、顔を上げるとそこにはミレイがいた。
彼女はいつの間にか近くに座っていて、火を見つめながら言った。
「気づいてるよ、アオイくん。自分だけが“普通”だって思い込んで、苦しくなってるってこと」
「ミレイさん……」
「でもね、そういうふうに悩める人って、けっこう強いんだよ。弱さを見ないふりしないで、ちゃんと見てるから」
アオイは黙って火を見つめる。
「私もね、最初の頃は焦ってばかりだった。“風の魔法”なんて軽くて、戦力にならないって思ってた。火とか雷の魔法が羨ましかったし、何度も投げ出したくなったよ」
「……そんなふうに、見えないけど」
「ふふっ、今はちょっとだけ自信あるからね。でも、それは“誰かのために動こう”って決めた日からだった」
彼女の言葉に、アオイはゆっくりと顔を向けた。
「アオイくんも、そうなんじゃない?」
「……うん。オレ、ユナちゃんの言葉に背中を押された。……守りたいって、思った」
「その気持ちがある限り、ちゃんと前に進めるよ。自信がなくてもいい。不安だらけでもいい。大事なのは、止まらないこと」
アオイは、手の中の茶を見つめてから、一口すすった。
少し冷めてしまっていたけど、不思議と心があたたかくなる。
「ありがとう、ミレイさん」
「いいって。私、こう見えて世話焼きなんだから」
ミレイはふわっと笑って立ち上がった。
「そろそろ寝なきゃね。明日は任務、本番なんでしょ?」
「……ああ。ちゃんとやらなきゃな」
「肩の力、抜いてね。アオイくんの良さは、“素直なとこ”なんだから」
そう言い残して、彼女は仲間たちの元へと戻っていった。
アオイはしばらく、その背中を見つめていた。
風が静かに吹き抜ける。
(自分にできること。……それを、見つけてみせる)
小さく、火がはぜた。
宿場町の空に、星が静かに瞬いていた。
風は涼しく、街の喧騒も夜更けとともに遠のいていく。
アオイはひとり、宿の裏手にある小さな空き地で剣を振っていた。
体を動かすことで、ざわつく心を落ち着かせようとしていたのだ。
「──少し、腕が固いな」
低く、くぐもった声がした。
驚いて振り返ると、ガルドが木の陰に立っていた。
彼はいつの間にかそこにいたらしく、腕を組んでじっとアオイを見つめていた。
「……見てたのか」
「気配で分かっただけだ。……剣の重さを、受け止めきれてない」
「……そうかも。力が入りすぎてるのかもな」
アオイは苦笑しながら、剣を鞘に収めた。
ガルドはゆっくりと歩み寄ると、隣に腰を下ろした。
夜風が、ふたりの間を静かに通り抜ける。
「……お前、無理してないか?」
唐突な問いに、アオイは少しだけ目を見開いた。
「え?」
「任務のことだ。……焦ってるように見える」
「……あぁ、焦ってるよ。自分でも分かってる。強くなりたいって思えば思うほど、空回りしてる気がする」
アオイは地面に目を落とし、小さく吐き出すように言った。
「仲間になれたって思っても、戦闘じゃ足を引っ張る。あの霧の谷でも、ユナちゃんやみんなが冷静に動いてるのに、俺だけ……」
「……焦りすぎると、足元をすくわれる。……昔、そういう奴がいた」
ガルドの声が、ふと低くなった。
「……?」
「その男は、家族を守ろうとしてた。けど、独りでなんでもやろうとして──結局、誰も救えなかった」
アオイは静かに、ガルドの横顔を見た。
その表情は、夜の陰に溶けてよく見えなかったが……ほんの一瞬、深い痛みがにじんだような気がした。
「……それは、ガルド……?」
「昔の話だ」
そう言って彼は立ち上がり、背を向ける。
「……お前は独りじゃない。焦るな。仲間を信じろ。……それが、最短の道だ」
「……ああ」
アオイはその背中を見つめながら、静かに頷いた。
そのときだった。
「ここにいたんだね、ふたりとも」
静かな声とともに、ユナが現れた。
彼女は夜の静寂に溶け込むように立ち、そっと笑みを浮かべていた。
「明日、出発だよ。早めに休まないと……」
「……うん、わかった」
「ガルドも、ありがとね」
「……ああ」
そう答えると、ガルドはゆっくりとその場を離れていった。
残されたふたりの間に、しばしの静寂が流れる。
「ねえ、アオイくん」
「うん?」
「焦らなくていいよ。私たちは、もう一緒にいるんだ。……それが、ちゃんと“始まり”だから」
その言葉に、アオイは目を伏せ、ふっと息を吐いた。
「ありがとう。……俺、もっと強くなりたいよ。みんなを守れるくらいに」
「大丈夫。そう思えるなら、きっとなれるよ」
ユナはそう言って、先に宿へ戻っていった。
その背中を見送りながら、アオイは夜空を見上げる。
星は変わらず、静かに瞬いていた。
──そして夜が明ければ、任務が始まる。
彼の心には、少しだけ“灯り”がともっていた。
朝日が町を淡く染め始めたころ、〈暁星の灯〉の一行はギルド前に集まっていた。
風は冷たく、空気にはどこか緊張が漂っている。
「準備は万端だな?」
レオンの問いかけに、全員が無言でうなずいた。
昨夜の静けさのあと、空気はぴりりと引き締まっていた。
「任務内容は、“赤い焔”の調査と、それに関する痕跡の確認──だったな」
「うん。発生地点は、この街から東に数キロの廃村跡地だって」
ミレイが地図を広げて確認する。
「焔の痕跡って、何かの魔法?」
アオイの問いに、ユナが小さく首を振る。
「正確には、“魔力に似た反応”って報告されてるだけ。でも、その色が“赤”だったっていうのが、ちょっと気になるの」
「赤……か」
アオイは自分の中で燃える“力”を、少しだけ意識した。
まだうまく制御できない、自分の“赤の力”。
「──気を抜くなよ。こういう任務ほど、何かある」
ガルドの一言に、全員が頷いた。
街の外れ、朝靄に包まれた道を進み始める。
野道には誰の気配もなく、鳥のさえずりすら遠ざかっていた。
やがて、廃村の跡が見えてきた。
瓦礫と崩れた屋根、風化した井戸。
かつて誰かが暮らしていたはずの場所には、今はもう生命の気配はない。
「……ここが、“赤い焔”が現れたって場所か」
レオンが歩みを止め、あたりを見回す。
「魔力の反応、わずかに残ってる。でもこれは……自然に発生したものじゃない。誰かが、意図して残した……」
ユナが地面に手を添え、目を閉じる。
「この“熱”…感じたことある。もっと前に……」
「前って?」
アオイが尋ねかけたその時──
「いるぞ。周囲を確認しろ」
低く、鋭い声が空気を裂いた。
一行が一斉に身構える。
瓦礫の向こうに現れたのは、赤い装束の影──
「……まさか」
レオンが剣に手をかけた。
その先に立っていたのは、赤い鎧をまとった男。
冷たい目でこちらを見下ろしながら、静かに名乗った。
「王国直属・紅の騎士団。……ヴァルドだ」
緊張が一気に走る。
その後ろには、双剣を背負った女騎士、重装の巨躯、そしてローブ姿の魔術士──
彼らもまた、静かに姿を現していく。
「何の用だ。ここは俺たちの任務区域のはずだが」
レオンの言葉に、ヴァルドは一歩だけ前に出る。
「……任務の“本質”に、近づきすぎたな。下がってもらおうか」
「脅しかよ……!」
ミレイが叫びかけた瞬間、ガルドが前に出る。
「下がれ。今、無理にぶつかる必要はない」
「でも……!」
「違う。“今”は違う」
その言葉に、ヴァルドはかすかに目を細めた。
「判断は正しい。……だが次はない」
ヴァルドたちは、こちらを警戒しつつも、廃村の奥へと進んでいった。
去っていくその背中を見送りながら、アオイの胸には言いようのない焦燥が残っていた。
(あいつら──“何か”を知ってる)
赤い焔の正体も、自分たちの知らない“何か”も──
そして、その“何か”に触れることは、確実に危険を伴うのだと
紅の騎士団の一行が姿を消してから、場にはしばらく重たい沈黙が流れていた。
瓦礫に混じる、赤黒く焦げた地面。そこに確かに“何か”があった。
「やっぱり、“焔”は……人為的なものだったんだな」
レオンが、短く息を吐く。
「ヴァルドたちがここに来たってことは、何か重要な情報が……。きっと、あいつらだけが掴んでる何かがある」
ミレイが悔しげに唇を噛む。
「……ここ、俺の故郷に少し似てる」
ガルドがふと呟いた。
全員の視線が彼に集まる。
だが彼は、それ以上は語らず、ただ無言で地面に残る痕跡を見つめていた。
(……ガルドさん)
アオイは、彼の横顔にどこか哀しみの影を感じた。
「この焦げ跡……ただの火じゃない。魔力が……染みついてる」
ユナが慎重に跪き、指先で焦げた地面を撫でる。
「赤の魔力……いや、もっと深く、混ざってる。まるで、感情そのものが燃えてるみたい」
「感情が……?」
「怒り、悲しみ……あるいは、執念。そういう“想い”が形を持った魔力。そうじゃなきゃ、こんなに濃くは残らない」
「まさか、誰かの“記憶”が……ここで?」
アオイの呟きに、ユナは静かに頷いた。
「紅の騎士団は、それを探してる。きっと、“記憶”に何か秘密がある」
「……あいつら、自分たちだけで何とかしようとしてるな。けど──」
レオンが静かに言った。
「……それじゃ、“何も守れない”かもしれない」
仲間たちは、無言のままその言葉を噛み締めていた。
「戻ろう。報告の必要があるし、あいつらの動きも伝えないと」
レオンの言葉に全員がうなずき、一行は廃村をあとにした。
静まり返った瓦礫のなか、小さな黒い石が一つ、ぽつんと転がっていた。
アオイはふと、それに目を留めた。
「これは……?」
拾い上げた石には、ほんのわずかに魔力の反応があった。
赤く、そしてなぜか、わずかに青の気配も──
(……まさか)
一瞬、胸がざわつく。
だが、それが何かを確かめるには、今の自分では力が足りない。
アオイはそっとそれを懐にしまい、仲間たちのあとを追った。
「俺たちも……進まなきゃな」
風に吹かれながら、小さくそう呟いた。
その背中には、確かに一歩ずつ“覚悟”の重みが宿っていた。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
今回は、アオイたちの内面や絆に焦点を当てながら、次の転機となる“赤い焔”の謎を描きました。
少しずつ、でも確かに、彼らの世界は広がっています。
仲間と交わす言葉、過去の記憶、そしてこれから向き合う自分自身。
「強くなりたい」という想いは、きっとどこかで誰かの心にも響くものだと信じて──
また次回も、心を込めて書いていきます。
よかったら感想などお寄せいただけたら嬉しいです。
ではまた、次の話でお会いしましょう。