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正攻法を取らない人

あなたがもし何か解決したいこと、達成したいことがある時、誰に相談しますか?


友人や家族、仲間や先輩、専門家等に聞きますよね?

まあ、その人達に聞いても埒があかなくて占いや霊能者を頼るということもあるかもしれません。


伴侶の浮気についてとか、離婚の相談はプロにませた方が良い場合もあります。


私はなぜか、面倒臭い人に頼られやすいのか、「そんなの知るか!」「私にわかるわけないじゃん!」なことを、友人でもなく信頼関係も築けていない人物に突然相談されることがありまして。


もうね、そういう人って超絶自己中なんですよ。


正攻法でやればすぐに片付くのに、わざとなのか知らないけど、「なんでそうなるの?!」「何やっているの?」という、正攻法ではないやり方ばかりに拘る傾向が強く、そうやって無駄に拗らせるんです。


場合によっては正攻法以外で上手くいくこともありますが、まずは正攻法を試し、それでダメなら他の方法を試すのが一般的です。


彼らは一般的なやり方をとにかく無視、それをやる前にこれをまずやりなよというものをすっ飛ばすのです。


十年以上前のことですが、 私に「うちの旦那の浮気の理由や原因は何だと思う?」と尋ねて来たのは、つい先日出禁にしたのにアメブロで友達申請してきた人でした(笑)

もうこれだけでも「はあ?!」な人なのですけど、先日まで他のことで揉めていた相手に、しれっと自分の相談をしてきやがるんですよ。


はあ?!あなたがそんな人だからでしょ?


と思いましたが、そこはグッと堪えて言いませんでした。


妻子ある男性が浮気をする原因はいくつかあると思いますが、まずは「妻に女を感じなくなった」「妻に飽きて来た」「他にいい女を見つけた」とかが代表的ですよね。


女性側からすれば「何ぃ?!」ってなりますがそれが現実です。


「あなたに女を感じなくなったのが理由ならば、家にいる時でも口紅だけはするとか、もう少し女性らしい服装をするとかしてみたら」


と私は言いました。彼女は地味目の顔立ちにショートヘア、常にノーメイクでパンツスーツが基本。ヒールではなくローヒールで、おばさん臭いというよりも、おじさんみたいなおばさんの見た目だったからです。


彼氏や夫に浮気をされた時に、真っ先に気にするもの、もしやと考えるのはそこが普通というか一般的ですよね。

余程自分に自信がある人は違うのかもしれませんが。


それでもっと普段から綺麗にしなくちゃとか、体型維持に気をつけるようになったりするものです。


妻が産後太りや子育て疲れで若さが失われても、浮気をしない人はしませんが、浮気をする人は、妻にそういう部分が減ると、他の女性にその部分を求める傾向があるのでしょうね。


その人は、私のアドバイスには真っ向から反発、そんなことはない、キーッとなって、別の理由に当て嵌めて否定しました。


だったら私に聞くなよ! 友人でもないのに。一方的過ぎるのです。


親しくもないなら、余計に一般論で答えるものでしょ。


自分に都合のいい理由、言って欲しい答えを言わないと、不機嫌になる、相手に失礼な態度を取るなんて、そういう人は問題解決力がないのです。


浮気の理由を自分に都合のいいものにすり替えるのは、精神的な保護かもしれませんが、本当の理由をつきとめなければ、また浮気しますよね?


それでは何にもならないわけです。


そんなだから浮気されるのでは?というか、よくこれで結婚できたなこの人と思うぐらいの話の通じなさでした。


そういう人に限って結婚相手に感謝が足りなかったりするのです。


自営業を営む夫の経営が悪化し、パートに出て働いている彼女は、最近益々生活が厳しくなっているのに、夫が営業活動をしようとせず困っていたのに、そんな状態で浮気されて余計に頭に来ているのでしょう。

なぜこの状態で浮気するのかわからないと。


それなら、尚更直接旦那に聞けばいいのでは?


私はそれを指摘しました。


旦那に聞きもしないで、勝手に想像して怒り心頭して苛立っているわけです。


他人がそんなのわかるわけないですから。家の事情が本当にそうなのかも確かめられないし、特に女性は自分に原因があっても自分に非がないように相談相手には言うものですしね。

人それぞれに浮気の理由があるなら、本人に聞くしかありません。


そんなの聞けない、そんなこと言えないとか言って逃げる人もいますが、それだと解決しないのですよね。


お互いにコミュニケーション不足になっている時も浮気しやすいのでは?


妻側だってそうでしょ?


集客が落ちてるならば、年賀状を出す、チラシを配る、ホームページを作るとかいくらでも試してみるものはあります。

彼女はそれをやってもいませんでした。自分はIT系のパートをしていて、そんなことは朝飯前なのにです。


なぜやらないの?

それでダメなら相談しても遅くないのに。

身内の恥をさらしたくないなら尚更です。


まだ全然手を尽くしていないのにと不思議でしたね。


旦那様の技術的なものを教える講習会を開く等、いくつかアイデアを挙げて見ましたが、彼女は理由をつけて全部拒否しました。


一体何のための相談なのか?


困っているからですよね?


収入を増やしたいなら、子供がもう大きいならばパートではなく自分がフルタイムにするのも手です。


それも言いました。


それぐらい自分の頭で考えたらわかりますよね。


それに、家計が厳しいのにスピリチュアル系のワークショップに通ったり、コーチングとかに通っていて、その支出は大丈夫なのか?と疑問でした。


余裕がないなら、まずそこを減らせばいい、不要不急なものを取り敢えず削ればいいのではと。

支離滅裂、優先順位が滅茶苦茶です。


自分のやりたいことに使うお金は絶対に減らしたくない、でもフルタイムになるのは嫌だ。

自分のやり方を何も変えずに問題だけを解決したい、そのような人はより行き詰まりやすいですよね。


彼女は現実的なもの、正攻法なものは全部却下でしたね。


じゃあ、人に聞かないで自分で全部やればいいのでは?


そんなの人にいちいち聞かなくてもわかるでしょ。


しばらくして彼女は「うちは女がいないからな」と旦那様と息子さんに言われたとか。


ほれ見ろ。だから言ったじゃん。


折角人が真っ当なアドバイスをしても素直に聞けない、正攻法に反発して無駄な努力ばかりして拗らせる、逆張りや遠回りして失敗する癖のある人は、かなり性格が歪んでいると思います。


素直じゃないのに、プライドばかり無駄に高くて、なのに、失礼なほど上から眼目線で依存的。


だから厄介な人物に思われるわけです。


ちなみに彼女は、夫の浮気相手を念飛ばしで撃退したそうです。


こんな奥さんを持つ人って奇特だなあ、ある意味凄いよって思います。


普通じゃない人は、どこまでも普通じゃないし、まともじゃない人は、どこまでもまともではないのです。


天才的なひらめきやスキル、特別な才能があるならまだしも、自分のことすらまともに解決できないのに、王道を意地でも避ける、正攻法は絶対やらない、現実的なやり方を避けまくる人との関わりは、私個人は遠慮したいです。


多分この人は発達障害のある人ではないかと思います。

自我が物凄く強いのに依存的、自己解決力がない、でも自分のやり方に執拗に拘るという特徴的なものがありました。

人に物事をごり押しする、人にものを頼むのに上からとか高圧的なのもそうです。


素直にやった方がいい時、正攻法の方が失敗しないことは結構あります。


そもそも、その人の言うことは反発、逆張りして素直に聞けないなら、その相手に相談すること自体が間違いなのですけどね。


人に助けを求める者の態度ではまずないです。絶対に謝りませんし。


それなら来るな!それなら聞いて来るなよ!っていうのがまるでわからないのです。


そこに気がつけないと不毛ですよね。


自分のやり方のせいで泣きを見る、自分のやり方のせいで打ちのめされるわけですから。


全ては自分次第ですよね。


困ったら、まず王道や正攻法を試すのが良いと思います。



(了)

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