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抑圧

アダルトチルドレン、機能不全な家庭、自分の親は毒親かもしれない


という実感、自覚があるならば、恐らく何らかの抑圧を受けて来た可能性があります。


その場合、本人の自覚がなく鬱状態、常に気が休まらずに脳が疲労している状態ではないかと私は思います。


社畜気味、ワーカーホリックな人には休むこと、立ち止まることをしない、できないでいる常に緊張状態、焦燥感から解放されないとか、限界来ているのに何でもやり過ぎてしまう傾向があるならば、それは過去に受けた抑圧の影響を受けているかもしれません。


発達障害に似た行動を取ってしまう人も、実は鬱状態、脳が疲弊している可能性があるように思います。


子どもの頃から抑圧された影響から抜け出ていないと、大人になって悪影響が出てしまうように思います。


私はカウンセラーやセラピストではないので、推論の域を出ませんが、その抑圧の影響に気がつくことなく結婚や出産してしまうと、精神的な負荷が強くなり、心の余裕が無くなり、より辛くなって鬱状態になってしまうのではないか?


そう感じています。


マリッジブルー、マタニティーブルーとかも、結婚や妊娠するずっと前から鬱なのでは?


出会う前から、とっくに鬱だったとかじゃないんですかね?


恋愛が鬱状態を緩和しているように錯覚しているだけで、結婚したのは幸せだけどストレスもまた強い状態、子ども持って幸せなのにでも辛い、恋人や伴侶、友人や特定の相手との関係に異様に依存するのも、鬱だからかもしれないですよね。


恋をしてウキウキやドキドキはあるし、明るく元気に振る舞うけど、それでも実は鬱だったりしないのかなと。


仕事でも緊張と抑圧で疲弊しきっているなら、鬱状態のこともあり得ますよね。


他者からの承認を異様に欲しがる、ひとりになれない人も、無自覚な鬱なのでは?


自分の鬱状態に気がつくことなく突き進むと、いずれポッキリ折れてしまい、自殺未遂を起こすとか、限界が来て引きこもり、離婚や家庭崩壊にまで至ってしまうかもしれません。


特に他者から認めてもらえ無いと落ち着かない人、安心できずに他者に何でも異様に頼る人は、休んだり立ち止まることができません。


鬱なのにですよ。


そして自分の鬱を受容できず、治療もしないので、問題は放置のまま、自分の歪みや綻びを直すことなく突き進むので、対人関係なり仕事面でトラブルになりやすいです。


自殺未遂で入院して、初めて鬱だと知ったとか、病気を発症してやっと立ち止まるというパターンになりやすいように思います。


結婚してもプライベートと仕事もスケジュールいっぱい、目一杯予定を詰め込んで、家庭はそっちのけとか?!


家庭よりも友人との交友や不倫に夢中とか?!


自分の状態に向き合えない人ほど、家よりも外ばかりに気が向いてしまっている人が多いように思います。


キャパオーバーしてもお構い無しに猪突猛進で、アグレッシブでグイグイ行く人でも、実は鬱だったりするのです。


そのような一見誰よりも元気で、活動的なのに鬱な人は、自分のことに忙しく、身近な人への目配り、配慮などが疎かになりがちなのです。


自分のケアが必要なのに、それが出来ていないまま暴走している人には、他者を癒したり助けることはできず、逆に他者に迷惑な行為をしてしまうともあります。


それは、本人が癒せていないからです。


自分の問題をクリアしてもおらず、癒えてもいないで突っ走る人は暴走列車、危険運転車両みたいなものなので、家族や他者を傷つけることもあります。


空元気、嘘笑いばかりするとか、平気じゃないのに平気平気とか、大丈夫なフリをする癖があるなら、かなりの危険信号だと思います。


笑うのが辛い、人に合わせるのが辛い、人と会うのが億劫、努力や頑張るのがもう辛いのに、それでも無理してでもまだ人と関わろうとするとか


いい人とか愛されキャラを無理に演じようとする


それも自覚がないかもしれませんが、強迫観念や抑圧で緊張状態にあるのでは?


他者に何でもアピールしないと落ち着かない、他者との繋がりを異様に欲しがる、他人への依存が強い


それも実はかなり精神的に疲弊している、エネルギーが枯渇しているからでは?


その場合は、一度、プロのカウンセリングや診療を受ける必要があると思います。


自分は鬱じゃ無い!


そう抵抗する人の方が実は鬱だったりするものです。


自分は発達障害じゃ無い!


という人ほど発達障害だったりするのと同じですね。


鬱も発達障害も、何らかの精神疾患も、早期であればあるほど治癒も対処も早いです。


放置して手遅れになると大変です。


発達障害を放置して統合失調症も発症してしまう例もありますし、悪化させないように、とにかく放置しないのが一番です。


自分のケアができない人が結婚したり子どもを産んでしまうと、より困難な状態を産み出してしまいます。


それは本人も辛いことですし、一緒に暮らす人も大変になってしまいます。


承認欲求の強い鬱の人が、スピリチュアルに手を出して、自分の鬱を直さずにカウンセラーやセラピスト、ヒーラーを名乗って活動してしまう人もいるのですが、それは社会的に迷惑になります。


そして子どもや家族を追い詰める人にもなりやすいです。


自分の受けた抑圧から解放されていない人は、自分以外の人を抑圧しますから。


良い妻(夫)や良い母(父)の顔で子や伴侶を抑圧します。


それは下手をすると、他者に犠牲を強いてしまう場合もあります。


自分を癒せていない人は、他者を犠牲にしやすいからです。


自分が抑圧されているもの、抑圧を受けて来たことに気がつくことは大切です。


ただし、それで被害者根性に陥るのは違います。


結局、被害者根性に陥ると、他者を犠牲にするようになるからです。


それでは適切な対処ではないのです。


自分がカウンセラーやセラピストなのに被害者根性でいっぱいなんて人は、まともではないのですよね。


そんな人はまだ本当には癒されてはいないのですから。


癒されていない人イコール被害者ではありません。


そこを履き違えていると、自分も加害者になってしまいます。


自分の抑圧状態を受け入れない、自分の苦しい状態を自分で受け入れない人は、他者を苦しめることがあります。


自分を愛するとか、自分を大切にするということは、自分を適切に扱うということです。


過剰な自己愛でナルシストになることではありません。


いつまでも弱者や被害者のままで留まろうとするならば、それは適切な扱いを自分が出来ていないのだと思います。


真に癒されたら、被害者根性なんてなくなります。


自分を適切に癒すには、まず自分の鬱状態に気がつくことかもしれません。


自分の心の健康を取り戻すことは、自分自身も相手や周りの人達の心を健康にすることができるのではないでしょうか。


まずは自分自身をしっかり本腰を入れて癒してみませんか?


休みが必要なら、ちゃんと休めるようになりましょう。


自分の抑圧や苦しみを感じていることを受け入れることは、敗北ではありません。


自分のプライドを傷つけたり、価値を失墜させることでもありません。


全て勝ち負け思考、完璧主義もある種の発達障害かもしれませんが、それも受け入れたら、解放されて楽になるのではないでしょうか。


放置するとパーソナリティー障害になってしまうこともありますからね。


自分は鬱だったと気がつくことで、長い間苦しんで来た生きにくさ、生きづらさから解放されるかもしれないですよね。


アダルトチルドレン、鬱、発達障害、精神疾患は恥ではありません。


恥だと思い逃げる、隠すから悪化させたり手遅れになるだけです。


恥ではないけれど、ドヤるものでもありません。


被害者根性の人の方がドヤるんですよ。


恥と恐れるのもドヤるのも両極端です。


そのような両極端なものを、そうではなくすのが治療と癒しなのではないでしょうか。



(了)

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