呪い呪われ
神道系のヒーラーさんが以前言っていたのは、最も不運になりやすい人、不幸になりやすいのは、何かあるとすぐに相手や誰かなどを呪う人だということ。
何でもすぐに他者を呪う人ほど、本人も呪われてしまうのだとか。
悪意や念をすぐに相手などに向ける人は、知らないうちに他人を呪ってしまっていたりするらしいですから、気をつけないとですよね。
自分の態度や言動のせいで、相手に厳しいことを言われたり、意にそぐわない対応をされたにすぎないのに、何でも相手のせいにしたがる人、すぐに悪感情を抱いて憎む恨む人は、逆恨みばかりしては、他者に呪いを向けていたりするようです。
これは自分のせいであると、自分の非を受け入れない、自分の非を認められない人ほど、容易く他者を呪っては、自分の運気を下げて行ってしまうのです。
人の良い、お人好し過ぎる人はたまに損な役を押し付けられてしまいますが、それで運気が下がったわけでなくて、良い人は人を呪ったりはしないので、それほど不運になったりはしないものです。
人の良さとは、騙されやすさや利用されやすさのことではなくて、人をちゃんと見極める目、人を見る目を持てば、他者から被る被害や災難、理不尽な不運は回避できます。
そうすれば、人を呪うような目に遇わずに済みます。
誰だって嫌な目には、できるだけ遇いたくはないものです。
私って人を見る目がなくてとか、利用されやすいみたいなのとしょげるだけとか、イジイジして終わるのではなくて、今度はもっと注意深く行こうとか、人を見抜く目を身につけようとすれば、不運を回避できるようになります。
次へのプラスにもならないただの自己卑下や、反省しているフリは、何の役にも立ちません。
ああ、またやってしまったというのを何度も繰り返す人は、実は本当には反省していないのです。
失敗したらしょげて愚痴るだけ、イジイジうじうじしていたら、誰かに慰めてもらってそれで終わりにしてしまうと、延々そこでループするだけですよね。
誰かに庇ってもらい、慰められたら、また今度もそうしてもらえる筈だからと、本気で直そうとはしないのです。
自分に甘い人や、先延ばしにする傾向のある人は、ダメだったらまた慰めてもらえばいいやと、真剣に取り合わない人も多いですよね。
それで期待した反応を相手などがしてくれない、してもらえないと不機嫌になって、それだけで悪感情を持って相手を憎み恨むようになって、念を飛ばしたり呪うようなこともしてしまったりするものです。
人のことを呪いやすい人は、自分に甘い人が多いのです。
自分の悪さ加減は無視して、誰かに負のものばかりをばら蒔くわけです。
そのような人が、誰よりも他者を呪い、自分も呪われてしまうのです。
そうやって呪い呪われが蓄積していくと、本人だけでなくて、伴侶や子どもの運気まで落ちてしまうこともあります。
見るからに我がままで、あの人はちょっと関わり辛いよねという人達だけでなくて、一見は大人しそうな、それほど強気ではない人でもなんだか不運ばかりとか、運気がどんどん落ちてしまう人がいるのは、そのような呪い呪われを繰り返す人だからかもしれません。
一見は人が良さそうとか、穏やかそうに見えても、内心ではすぐに人を憎み妬み呪いやすい人もいるのです。
表面上は取り繕っているから、目立ちませんけど、むしろそのような人の方がより蓄積していってしまうのでしょうね。
自分の非を認められない人は、負のスパイラルにはまりやすくなってしまうのでしょう。
自分の非を他者のせいにする人は、他人を犠牲にしやすいですし、冤罪の被害者を増やし続けているケースもあります。
それでは呪い呪われの無限地獄ですよね。
社会的立場を失うまでそれをやってしまうと、逆に逃げ場を失ってしまいますよね。
他人のせいにしては逃げ、その場しのぎの逃げばかりを繰り返した結果、結局は自分の退路を奪い、最後は追い詰められて断罪されるだけになって行くのではないでしょうか。
今までだって、やり直す機会はいくらでもあったのに、自分に甘く楽な道ばかりを突き進んだ結果、呪い呪われの極致になっていたりしないのかな?
しかも他人の迷惑になり、誰かに犠牲を強いるものならば、やはりいつかは自分に全部返って来ると思いますよ。
なるべく誰も呪わない、安易に人を呪わないようにしないと、いくら努力しようと運気や幸運も逃げていってしまうと思います。
呪い呪われから、自分を解放しよう!
(了)