無粋
他人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて···という言葉があるように
他人の恋人や伴侶を略奪するとか不倫をするというのは、そもそも他人の恋路を邪魔する極めて無粋なものです。
結婚したら恋や愛が消えてしまったわけではなくて、その夫婦がまわりからどう見えていたとしても、離婚するか死ぬまではまだ恋路の途中、恋路の最中なのですよね。
若い頃のような、新婚時期のイチャイチャがなくなろうと、そこには伴侶としての愛があるわけで、長期的な関係を持続する家族という形に愛を変えながも、恋路を進んでいるわけですよね。
結婚したら、子どもを持ったら恋が終わるわけではないのですから。
それを邪魔をする、奪うというのは、ある意味でテロ行為みたいなものです。
他人の家庭や関係を壊すテロですよね。
不倫を恋愛のくくりに入れているから、痴情のもつれとかで無理矢理言い訳されてしまいますが、江戸時代とかは不義密通は死罪とまでなっていたぐらいの、ゆゆしきことだったわけです。
痴情のもつれのトラブルって、はっきり言ってダサいです。
文豪や芸術家なら仕方ないとか、甘いことを言われて見逃されてきたフシがありますけど、たとえ文豪や芸術家だったとしてもダサいですよね(笑)
作品に昇華できれば、それはそれでいいというユルユルなお花畑。
人間は動物同様、繁殖しないと種が途絶えてしまいますから、繁殖するものですけど、人間は繁殖と恋愛は別物です。
略奪や不倫のその恋愛中毒な状態が人様にバレるのが最もダサいわけです。
しかも人様から略奪とか不倫をするのは、非常にダサいものなんです。
文学や芸術で恋がいかに素晴らしいものかを讃歌しちゃってますから、そこに何も考えずに不倫を加えてしまうと、「不倫は文化だ!」な人になってしまうのでしょうね?
不倫をする人にカッコいい人はいないし、厚顔無恥な人しかいないものです。
恋をするのは自由ですが、他人のものは奪わなくても、不倫はしなくても大恋愛はできるのです。
そこを勘違いして人から奪うこと、不倫をしてよりどきどきハラハラを得ることに夢中、やめられないなんてのは、最も無粋なことです。
不倫をする人に粋な人はまずいないのです。
不倫ほど無粋なものはないのに、まるでそれが素晴らしくて粋ないいものように錯覚させるような人は魔界人、悪魔系の人なのでしょうね。
江戸時代などは、身分差や親や家の縛りが今よりもはるかに厳しくて、そこに対抗するためとか、逃げる手段のひとつだったこともあるのかもしれませんが、現代はそうじゃないわけです。
なのに現代でも、自分は悲劇の主人公みたいな気分で不倫をしている人は時代錯誤の、非常に頭の弱い人なのではないかなと思います。
ものの考え方や価値観が古すぎる、思考停止、あんたらは未開人かよ?!な人の方が、不倫を讃えて謳歌してしまうのでは?
有名人や芸術家などの感性が絶対正しいとは限らないですしね。
負の方向、間違った方向へ導くメンターなんぞもざらにいるので、気をつけないとすぐに墜ちてしまいます。
略奪や不倫を暇潰しや気晴らしにする人は、他人に犠牲を強いていることをお忘れなく。
一時の恋愛的な楽しみのために、誰かの家庭や家族を傷つけていることに無頓着な人に、まっとうな人はいないのです。
その不倫をした人がイケメンや美女であろうと、カッコ悪いの極致なんてすよ。
美人だからしょうがないとか、イケメンでモテるから仕方ないよねとかじゃないんですよね。
私達は知らないうちに、そうやって洗脳や印象操作されてしまっているんです。
悪魔(教?)の広告塔が芸能人やメディアに登場する有名人ということもあるのですから。
流行すらも作為的に仕組まれ、起こされているわけです。
知らないところで操作や支配を受けて、まんまとカモにされているわけです。
不倫が楽しくて仕方ないとか、不倫に夢中なんて人は、まず向こうのカモです。
支配者側すれば、都合のいい木偶、傀儡でしかないんですよね。
不倫をしてしまう人は、本物が見抜けないのだろうなと思います。
きっと運命の人が通りすぎても気がつかずに、偽物を本物と信じて、本物を取り逃がす可能性が高いです。
他人の恋路を邪魔をする奴は、自分が本物を掴めないかもですね。
不倫だって恋路だ、だから邪魔しないで
とか言う人は、大抵自分が結婚しても幸せになれないのかもしれませんよね。
因果応報ですから。
因果応報が返ってくる時期は人それぞれだから、何度も不倫しても干されたりしないで今も平気でいる人もいますが、晩年や老後に全部まとめて返ってくることもあるでしょう。
今まで何も起きて無いからこれからも平気だと思いこんでやりたい放題やってしまう人には、つける薬はありません。
他人のものを奪うとか、他人の家庭を壊してまでという恋は、それはもう恋ではないのでは?
(了)




