あなたの弱点は何ですか?
自分の強みは何かとか、あなたの夢は何かとかを自分で書き込み式のノートや本のような形になっているもの、自分を発見する、書くことで知ることができるものがあったりします。
一時そういうものを私も試したことはあります。
かつての知人達にもプレゼントしたこともありましたね。
自分の思考の整理、自分の願望や感情を知ることができて助かったとか、モヤモヤが減って喜ばれた方が多いのですが、自分と向き合えない人、向き合おうとしない人も中にはいるものなんです。
いくら口では自分のことを知りたいとか言っていてもそうなのです。
自分を知りたくない人もいるのですよね。
そのような人に、自分で書き込むものなのに、なぜか一緒に考えてくれと言われてしまったこともあって、本当に面食いました。
ええ!? それ自分のことでしょ?
なぜ私がそれを考えてあげなきゃならないの?
自分でやらないと意味が無いのに。
と、心底驚きました。
また、私の書いたものを見せてくれとか、他の人の書いたものをやたら知りたがるので困りました。
それって人に見せるようなものではないのですから。
そして、そんなものまで人と競い、マウントを取ろうとしたり、本心や本音ではなくて、外向きの見栄とか綺麗事で飾って書いてしまうような人もいてびっくりしましたね。
そのようなものは、日記と同じで他人に見せるものではないので、自分だけで書いてゆくものなのに、それがわからない人、できない人もいるんですよね。
自分のことなのに自分がわからない
そのような人は、書き込み式だろうと、書き出し式であろうと、いつまでたっても筆が進まず、白紙のまま、空欄だったりします。
自分を知るための、自分を掘り下げるとか、自分で分析するためのどんなツールがあっても、役立てられない、生かせない人もいたりするのです。
私に一緒に考えてくれと言ったその人の書き込んだ内容を見せてもらったら(頼んでないのに見せて来た)、異次元の美辞麗句、ナルシスト全開な内容で唖然としてしまいました。
人は、自分の見たいように見るとは、こういうことかと納得しましたね(笑)
書き込み式や書き出してみるものさえも、他人の目や評価を意識して、無理矢理な模範解答や良い評価を得ようと虚偽の内容を書いてしまう人は、なかなか本当の自分を知ることは難しいものなのかもしれません。
Q.あなたの弱点は何ですか?
彼女は、そこは書き込みされてはいませんでしたね。
私が感じた彼女の弱点は、ありのままの自分を受け入れられないところ、自分をありのままに見れないことかなと思いましたけどね。
(アナ雪か!?)
きっと、そこに素直に書き込みができた時、彼女のような人は、やっと自分と向き合う準備ができた、ようやくスタート地点に立てたのかもしれません。
他者がいくら促したところで、自分と向き合うことができない人は、白紙のまま、空欄なのだと思います。
誰かと一緒に考えて導き出した「自分」なんて、本物ではないですよね。
人に見せること、誰かに読ませることを意識せずに、自由に書けること、怖れずに、躊躇わずに、ありのままに書き込めるならば、自分で自分を知る準備ができた証拠なのかもしれません。
(了)




