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悪役令嬢は本物ではありません。  作者: ユキア


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第1話

 私には名前がない。生まれた時から修道院にあずけられ、そしてメープル家にメイドとして引き取られた。だから、名前がない。誰も付けてくれなかった。


 そんな何者でもない私が何者か思い出したのはつい最近、お嬢様にドレスが気に入らないと言う理由で殴られた時である。何かがプチッと切れた。


 その瞬間前世を思い出したのである。前世、私は普通の女子高生だった。そんな私は乙女ゲームにハマっていた。友達もいなくて1人ぼっちだったけど乙女ゲームがあれば心の隙間は埋まった。


 そのうちの1つ乙女ゲーム「Love・eden」の世界に転生してしまったようだ。この物語の主人公は私である。名前のない少女が攻略対象によって名前を取り戻す物語。そして、悪役令嬢、ユシアの身代わりとなる物語である。


「貴方には私の身代わりになって公爵家へと嫁いでもらうわ!」


 そう息巻くのは悪役令嬢ユシア。彼女の身代わりとなることから物語は始まる。


「貴方の名前は今日からユシアよ!光栄に思いなさい!」


「はい。」


 こうして、ユシアはユシアとなった。何故彼女の身代わりにならないといけないかと言うと、彼女に求婚したのが仮面の公爵だからである。その仮面の下は醜いと噂され、絶対に外そうとしないからだ。そんな相手との結婚を嫌がったユシア、そして、今日からユシアになった名無しのメイドが嫁ぐ事になった。迎えにきたのは豪華な馬車。そんな馬車は、魔法のようにメイクアップした私を迎えにくる。


「ユシア・メープル、迎えに来た。馬車に乗れ。」


 そう言って手を差し伸べるのは無愛想な仮面公爵だった。


「はい。」


 私は手をとって馬車へと乗った。すると何やらくすりと笑われてしまった。


「どうやら身代わりのようだな。」


「へ?」


「その手を見ればわかる。荒れていて、お嬢様の綺麗な手には見えない。」


「あ、ご、ごめんなさい。」


「問題ない。気にするな。」


 そう言った公爵様は優しかった。公爵家へと馬車は走る。


読了ありがとうございます。


少しでも面白い、続きが気になると言う方は下の☆☆☆☆☆を★★★★★にして評価、ブックマーク、感想等を書いていただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

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