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セヴィス夫妻が神界へ発った後の話④

サブタイトル「セヴィス夫妻が神界へ発った後の話④」

伯爵領の一件を終えて―――――自領に戻って来た。

その日から数十ヶ月後――――。


「―――って事で暫くは忙しくなる。年を越す為にしっかりと蓄えておいて欲しい。私の知り合いに専門家を派遣しておいた」

「どうも!主に建築やその他様々な職を持っています。皆さんの生活の更なる向上の為にこうして派遣を受けにこちらの村へ来ました!早速ですが―――」


寒いと感じる程の冬の時期を感じる。


「取り敢えず、女性陣の皆さんは先程渡した資料を(ベース)に厚手の衣類を作成して貰います」

「さっ、私も参加するからみんな資料と荷物を持って屋敷に来て頂戴!」


早速、村人が男女に分かれて動き始めた。


「―――って事で、後でも良いから鍛冶師ブラックスミスのギルドに頼んでくれないか?」

「これは・・・火の魔石を必要とせず魔法を扱えない人でも出来るモノですね。これは・・・火打石?」


俺は頷く。


「本来の火打ちとは違って布や乾ききった木材の皮を使って燃やす事が出来るんだ。その為にウチの妻に厚手の手袋も作ってくれるよう既に頼んでるんだ」


キャンパーにとって必須の薪ストーブを制作依頼していた。


「素材はコッチで提供するから渡したその図の通りに頼む」

「わかりました。鍛冶師(ブラックスミス)のメンバーと共にしっかりと制作しますね。出来上がりの際はどうしましょうか?」


俺は次の設計図を取り出す。


「俺の考えた図なんだが・・・どうだ?」

「成程、ご家庭でも組み立てる事が出来るモノなんですね」


新しく家が出来ている所はレンガのかまどに似たのが一般的である。

そこで火をくべるのは当たり前だが・・・その後の処理も使うときのやり方も火事を起こしやすいような工程が多い。


故に俺が提供したのが薪ストーブである。


「これをまずは村で新しく家を造るときに必要になると思ってな」

「成程・・・こっちの方はレンガで作る簡易的な暖炉ですね?」


暫く話し込んで一時間――――


「領主様!大体出来上がりました!」

「おー、ご苦労さん!全員一旦ウチに来なさい。暖炉に火をくべて置くぞ」


制作を終えて俺が連れて来た専門家は早速、鍛冶師の元へ行った。


「今戻ったぞ~!」

「お帰りなさいませ。皆様の分もご用意してあるのでお召し上がりを」


休憩を全員で取り、暫く火の灯った暖かい暖炉の近くで男の村人衆で休憩をした。


「お疲れ様、アナタ」

「そっちもね。どう?順調に進んでる?」


妻のシホは頷き


「各家庭用にそれぞれ出来上がってるわ」

「お~、そら良かった。出来立ての余ったヤツは料理長達に渡しておくよ」


こうしてその年の冬もその領村は厳しい寒さも乗り越える事が出来たのであった。

次回「転生の選択管理は忙しい」です。

お楽しみ( ゜Д゜)<!!!

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