セヴィス夫妻が神界へ発った後の話①
サブタイトル「セヴィス夫妻が神界へ発った後の話①」
先代のセヴィス夫妻が神界へ行ってから随分と時の流れはたった。
アレから息子も立派に成人の歳を迎え、先代のセヴィス夫妻の影響力もあってか各国に教導国家皇国が教会を設置し、今では多くの成人を迎えた若者達やそんな彼らの親御さんらも神々の祝福と言われる“ギフト”とやらを受ける事となった。
「そう言えば・・・いくつかご報告が」
「お?どうした?」
父さんの代から務めていた執事らは高齢の為、新しい執事やメイドらを迎え終えた後に引退して遠方で老体を労わっている。
「実は・・・先程、教会からの信者の方々から連絡を頂きまして」
「あ~従妹の部下達か、なんて言ってた?」
因みに従妹であるトパーズの娘、ラブ・トゥルースは次期教皇としての修行などを行う大聖女として半ば忙しく動いている。
「大聖女であるラブ様が信託を受けたそうで。それで報告が三つほど」
「成程、一つ目は?」
一つ目はセヴィス家から神界へ行った父さんらが神々の末席に腰を据えた事の報告らしい。
「それらを随所に報告しているとの事だそうです」
「そうか、報告を続けてくれ」
二つ目は父さんは運命の神ジョーカーとして、母さんは決断の女神カナンとして襲名した旨の報告だった。
「ネーミングセンス凄いな我々の創造神様は」
「えぇ、三つ目ですが―――――」
三つ目が父さんが管理していたそれぞれの要職は改めて義姉さん達の子らが代わりに努める事になったうえで治療院を建設する事の許可が下りた旨の報告だそうだ。
「トパーズ様もそれには賛成していまして。その際に建設後に代表者を決めていただきたいとの事だそうです。出来れば一か月後までの間に決めて欲しいとの事だそうで」
「あ~、そっか。建設したものは完成後にお披露目会があるのか」
結構忙しくなりそうだ
「――――って事でシホにも手伝って欲しい。頼めるか?」
「良いわよ。お母さんも学校の教師として動いてくれてるし、ジークはパーティーメンバーと組んで課外授業で魔物を討伐するみたいだし。正直に言って手が空いているのよね」
息子は自分がこの異世界で通っていた時の学校と同じ生徒である。
「さて、明日会いに行こうか」
「えぇ、そうね」
翌朝――――
「お待ちしておりました。どうぞこちらへ」
「出迎えご苦労。トパーズ達には根詰めし過ぎない様にと伝えておいてくれ」
信者の一人は聞き入れると、そのまま本部の従妹の所へ急いで行った。
「それで・・・エルバは?」
「朝早くから他の幹部らと治療院での事で」
それで今は会議室に居るとの事だそうだ。
因みにエルバはラブの父親でトパーズの旦那だそうだ。
「おう、エルバ、今大丈夫か?」
「義兄上様!いえ、一度休憩を取った所です」
そろそろ休憩も終わり―――と言った所だそうだ。
「――――ってのを聞いてな。俺ら夫婦で参加しに来た」
「お二人の意見を聞けるのは有難い!是非!」
こうして、やっと治療院に関しての会議はスムーズに終わっていった。
次回「セヴィス夫妻が神界へ発った後の話②」です。
お楽しみ(; ・`д・´)<なんだって!?




