バアルからの試練⑥~古代聖種の大聖教創世殿~
サブタイトル「バアルからの試練⑥~古代聖種の大聖教創世殿~」
バアル・セヴィスからの試練の日、第六ステージ。
「どうやら・・・来たようだね、盟友の子よ」
「よろしくお願いします、メリアス先生!」
第六ステージは・・・天界に浮かぶ島々をモチーフとされている場所である。
メリアス・ハートフィームとの出会いは―――聖魔法の勉強をする機会が有った幼児期に遡る。
「へぇ~上手く出来たじゃない♥流石盟友の子だね」
「だろ?俺の血を色濃く継いでいるからな!」
そんな思い出を一瞬思い出す。
「全く、君は――――瞬く間に成長したね」
「父さんが心細く・・・そして心配されない為に自分は頑張ってるんで!!」
お互いに飛翔の魔法ありきでの空中戦で刃を交えている。
メリアス・ハートフィームの扱う武器は三相槍。
天界に住んでいた使徒達も全員扱う共通の武器でもある。
「行くよっ!」
「行きますッ!」
二人は正面衝突をしつつ――――グリア・セヴィスは周囲の使徒に模した魔物を見ずに魔法で撃破していく。
「(流石、盟友の子だね~、ボクの創った疑似使徒を見ずに魔法で処理するなんて・・・)」
「ハァ~ッ!」
そして彼女はまた思い出した。
恋人であるナイトメアと同様にバアルと一騎打ちをしていた時だ。
「う~ん、やっぱり君には敵わないや」
「メリアス、お前は翼があるんだから、空中戦を素早く移動しないと」
バアル・セヴィスの指導を受けて彼女は更に強くなっていった。
「メリアス様!参りました!」
「あぁ、お疲れ様。君達も水分補給すると良い。少しずつ人間たちの文化に慣れていかないとね」
一段と強くなったメリアスに敵う生き残りの使徒達は彼女の教えで特訓と休憩を重ね繰り返して強くなっていった。
「(さて、そろそろ決着時ね)」
「ハァッ!」
急な滑空により太陽の光を背に刀身を真っ直ぐに伸ばしてメリアスに一撃を下した。
グリア・セヴィスは更に成長した。
「・・・合格だよ」
二人は疲れ切ったのか、浮かぶ大地の一角に寝転ぶ。
「君の勝ちだ。次に進むと良い」
「その前に少し休憩を」
二人は休憩を終えてお互いに握手を交わし、健闘を讃えた。
「さて、そろそろ出るか」
グリアが次に行った後―――彼女はそう言いながら空を見上げたまま寝そべていた。
次回「バアルからの試練⑦~古代龍種の龍神古代火山~」です。
お楽しみ( 一一)<・・・・




