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バアルからの試練③~古代森種の異森大里~

サブタイトル「バアルからの試練③~古代森種の異森大里~」

バアル・セヴィスからの試練の日、第三ステージ。


「ふむ、来たな!盟友の子よ!」

「エルフの母・・・聖母レーヴシュス・マトゥモーム夫人が相手か」


第三ステージはエルフの住まう大森林に囲われた大里をモチーフにしている。



「今じゃ、人間の国の争いで巻き添えを何度か喰らった側だけど、私の後継者の孫に家族が出来て良かったぞ」

「あ~、スフィア義姉様とクリス義兄様のご先祖でクリス義兄様の」


古代森種の古代異人、この世界で【異人】はエルフと読むそうだ。


「エルフの特徴的な混合種をあの二人で纏まって良かったよ。私は本来―――――子孫であるエルフ達の曲がった意思を無に介してイチから産み直そうとしたが・・・盟友(バアル)の行いで彼らは変わった。もう、嬉しくてね」

「父さんと盟友として契約をしたのはそう言う事なのか」


そもそも人間の争いが起きていなければエルフは友好な関係を自分から築いていく種族だそうだ。


「盟友のお陰で彼等は反省してやっとの事で交流を不仲になってしまった時に出来た溝を埋め尽くしたからな」

「流石だよ。俺の父さんは」


二人が話をしながら近接戦闘を始めていた。


「私は遠中距離射撃と魔法が扱えない代わりに武力と剣戟で近接戦闘を嗜んできた。私の力を負わせてみろっ!」

「お望み通り、行きますッ!!!!」


キィンッ!キィンッ!と剣の鍔迫り合いが続く。


「「ハァ~ッ!!!!」」


レーヴシュスは過去に一度、エルフの件が片付いた後――――彼にとある事を云われた。


「――――試練?バアルの?」

「正確には・・・俺の将来生まれてくる子だな」


彼が言うには、彼の支配時代は必ず終わりを迎える事になるとの事だった。


「どう言う事だ?」

「実はな―――――」


彼の正体を知り、彼自身の目的も知り、彼女はその彼自身の目的遂行の為に色々と準備していた。

いや、手伝っていたと言う方が正しい。


「いや~、助かるよ」

「私の故郷はそんな大層なルールは設けて無いからな。モデルにするなりなんなり決めな」


彼とはそれ以降も交流が少しずつ、続いていた。


「行きますッ!!!」

「むぅっ?!」


思い出の感傷に浸っていたレーヴシュスは一本取られ、負けを認める事となった。


「合格だ。先に進むと良い」

「お元気で」


お互いに握手した二人はその場を離れた。


「さて。私も久しぶりに故郷に帰省するか」


そう囁いたレーヴシュス・マトゥモームは微笑み、その場を去って行った。

次回「バアルからの試練④~古代工種の大鍛冶工房~」です。

お楽しみ('ω')?!<ヘァッ?!

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