表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/115

バアルからの試練②~古代人種の古代式大国~

サブタイトル「バアルからの試練②~古代人種の古代式大国~」

バアル・セヴィスからの試練の日、第二ステージ。


「来たか、挑戦者よ」

「どーも、アルバト殿。挑みに来ましたよ」


第二ステージは古代人が作り上げたとされる古代遺跡跡地。


このダンジョンはとある国をモチーフに作られた場所となっている。


「古代都市大国ローゼン、私が元々治めていた国である」


古代人種の古代人アルバト・ロゼオはそう言って大地から人型の魔物を生成する。


「なる・・・ほどっ!」

「そして――――君の父で、私の盟友であるバアルがローゼンの闘技場に来た事が切っ掛けで吾輩と契約を結んだのだ」


滅んだ原因――――それは人間達の内部争いであった。


「魔法も力も何もかも持っている人達と・・・そうでない者達との間で争いが絶えず続いた」

「父さんが止めに入ったけど・・・結局、滅ぼすしか無いって事ですかっ!」


そう、絶えぬ間の争いで犠牲者が出続けたのがトリガーとなり、結局二人はその国を滅ぼす事となったのである。


「さて、本気で・・・行きますッ!」

「ウム、来なさい!」


彼らのぶつかり合いは周囲の建造物の一箇所を破損させるほどの威力が放ち続けた。


「して、その後――――どうなったか、気になるかね?」

「勿論ッ!」


彼はそう言って更に攻撃速度を上げた。


「新たに残った残りの人間の住まう国々に移り住む事にした」

「だけど結局、その昔の人間達の所為で命を無駄に終わらせる戦争が起きた・・・って事ですねッ」


彼のその言葉と一撃の拳の重みをアルバトは受け止めた。


「ふむ、逞しく成長したものだ」

「俺はまだまだ先を――――行きますッ!」


彼は至近距離で魔法を発動し、アルバトは咄嗟に放して距離を取る。


が―――――


「オラァッ!!!」

「強化した魔力弾かッ!?」


威力を増して強化された魔力弾に当たり、その一撃を受けたアルバト・ロゼオはその場で倒れる。


「全く」


彼は立ち上がり――――手を出す。


「貴殿の勝ちだ。おめでとう」

「有難うございます!」


アルバトはそのまま背後にある扉を魔力を使って開ける。


「次の試練も頑張りなさい」


グリア・セヴィスは頷いて一礼し、そのまま顔を上げた後に走って次のステージへ行った。


「さて、放浪の旅でもするとしようかね」


彼は微笑んでそう言い、そのままその場から去って行った。

次回「バアルからの試練③~古代森種の異森大里~」です。

お楽しみ( ˘ω˘ )<心身ともに落ち着かせて、活きのイイ一撃を

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ