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数百年前のカップル古代種との契約

サブタイトル「数百年前のカップル古代種との契約」

古代種達との写真を俺は眺めていた。


「父さん、古代種の人達とどんな出会いがあったか息子達に聞かせてくれないかな?」

「ん~?気になるか?」


弟の方は暫く時間が掛かる為、弟の娘――――俺にとって姪っ子であるトパーズを預かっている。

彼女は現在は次期教皇猊下候補として修業の身ではあるが、今は修業を休ませて貰っているらしい。

なんでも俺がやる仕事も一通り仕事の一環につながるし、子育ても同様だそうだ。


サファイアが代わりに間に別の聖女に暫くの期間のみ教皇猊下を任せていると聞いている。


「そうだな、最も印象深いカップルの古代種から話をしようか」

「ナトメアさんとメリアスさんのカップルだよね?」

「伯父様、私も娘も気になります」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


数百年も前―――三種程の古代種と真名で契約を果たした後から数千日は経ったある日―――


「ん?お前ら以外にまだ居るのか?」

「そーそー☆バアルの元居た世界の幸せなカップルみたく、結構相思相愛なカップルが居るんだぜ☆」


古代霊種のムシュスファル・・・・ムシュはその二人の古代種を教えてくれた。

一人は口調がオネェだが、れっきとした初代魔王ディアスの義兄にあたるらしい。


「ナイトメア・スティア!連れて来たぞ!」


案内人として俺を連れて来たアルバト・ロゼオがそう言う。

すると、黒霧のような真っ暗な霞がゆっくり近づいてきた。


「へぇ~・・・。アナタ、彼と深い繋がりを得たのね?」

「あぁ、我の最長寿の呪いは最も若返りも含む。まだまだやって置きたい事を盟友(バアル)が見つけてくれたのだ」

「どうだい?俺と契約をするってのは」


古代魔種は死ぬ間際まで必死に生にしがみ付けば古代種と言う扱いらしい。


ナイトメアは俺の問いに承諾した。


「そ~だわ、私のダーリンも一緒に契約してくれる?」

「おう、良いぞ」


古代聖種の古代聖者であるメリアスは見た目は女性だが、男のように振る舞う超人らしい。

俺と契約をして美人としての姿を取り戻した。


「ん~・・・まっ♥ありがとうね☆ハニーと私を契約してくれて♥」

「アナタの盟友として力を貸すわよん♥」

「おう、そん時は頼むわ」


今思えばなぜ彼ら二人のその口調やスタイルに堂々としていられるのか・・・自分でも不思議と思った。


ラピスの元へ連れて行き、自慢して見せた。


「いいなぁ~、私にも契約が出来る力が有ればいいんですけど」

「こればかりは仕方ないのよねぇ~。古代種と契約を果たす事が出来るのは盟友以外に多分いないからぁ~」


そう、契約は扱い方をしっかり学んでいけば問題はない。

さらに素質も関わる。


「まっ、その都度にはラピスにも見合う契約種を探してくるよ。それと、系統に関してはメリアスとほぼ同じ聖属性が扱えるヤツになるだろうけど」

「そうなんですか?」


メリアスは頷き


「聖属性が扱る子は意外と希少でそんなに見かけないからしっかりとした見分けが必要なのよねぇ~」

「成程」


その日以降、ラピスは特訓を始めた。


「で、どうだった?俺の婚約者は」

「結構粘り強いわよねぇ~」

「鍛えがいがあるわ☆」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


彼らカップルの古代種はのちに人間達への見本になる程の情熱的で詩にもなる程、有名となる。

次回「お互いを愛しているカップル古代種は恋愛見本①」です。

お楽しみ(´-`)<あづい・・・

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