魔導飛行する巨大娯楽都市王国とエバーの恋人探し
サブタイトル「魔導飛行する巨大娯楽都市王国とエバーの恋人探し」
この都市が出来上がるまで丁度500年後の年から数百年かけて作り続けた。
今じゃ魔物からドロップする魔石で動いたり飛んだりする事が可能な為、ほぼ永久機関的な造りで上手く運用している。
「バアル様!お久しぶりで御座います!」
「よっ、ここの住民はちゃんと鍛えて来たんだろうな?」
娯楽を作ってくれと頼まれたあの日にこの娯楽都市国を作った事を思い出した。
そうだな・・・
「地上の国々にも娯楽をですか?」
「あぁ、お前がこの国を動かしている間は到着するのを待ち侘びている冒険者や旅人も居てな」
彼はこの娯楽のある巨大な都市の国の国王のディゼルバル・カジノ・タンタリズム、俺が唯一娯楽の矜持を示してくれる元孤児を一国の王として育てた。
「それなら私もその事で話をしようと思いまして。バアル様公認であるなら早速だな・・・オイ、飛行隊に設計図をもって各国の王族と接触してこい!娯楽が増えれば待っていてくれている人達に対して安心させれるぞ」
「分かりました。飛行隊!設計図の準備を以て各自、出動せよ!」
「「「「「はっ!」」」」」
息子とトパーズへの案内を門番に任せて俺はエバーとラピスと一緒に王の間に立ち寄る。
「―――あ~、でしたらエバー様と話をする担当の者はもうすぐ来られますよ。たしかここのオペラ会場で美声を拾うするんですよね?」
「そーそー、前に国主催の演奏パーティーで偶然視察に来てたみたいでね~」
話をしていると―――
「お待たせして申し訳ない!早速短期雇用の事について話をしましょう!」
「あっ、どうも~、それじゃ行ってくるね」
「あぁ、気を付けてな」
ディゼルバル国王と二人になった所で―――
「・・・で、手紙を拝見したけど・・・ダンジョンの魔物のリポップ率が下がったって本当か?」
「えぇ、この国で魔物狩りをしていた冒険者からその報告を担当の受付の者が聞きましてね、その話が私の元にも届きまして」
成程・・・ダンジョンコアに原因があるのか・・・?
「コアの起動に不具合は?」
「ギルドの調査員もその確認をしたそうなんですが・・・それには問題が無く」
となると・・・何かの強い影響がダンジョン内で起きているかもしれないな・・・
「分かった。んでだ、一つ気になるんだが・・・一ヶ所のみで狩を続けたとかそう言うのは聞いたりは?」
「あります。ですが・・・それも問題が無い様でして」
うん、少し原因が絞れたかもしれないな
「俺の弟子の勇者は来てるか?」
「あ~、来てますよ。今ちょうどギルドから先程の話をした所、調査をするとの事で」
早速か、それなら俺も行くか
「分かった。何か問題が見つけたらそっちに弟子を送る。そんじゃ行ってくる」
「よろしくお願いします」
城から出た後、飛行の機体部分を隅々までサーチする。
「どうでしょうか?」
「問題ない。流石、神の心臓をベースにした寿命不明の部品だな」
それじゃ、ダンジョンに行くか
「バアル~、今からダンジョン?」
「おう、そっちの話はもう済んだか?」
俺の所に来たエバーは頷き
「まだ改装中だから明後日からになるんだ、んで?今から攻略?」
「の序でに調査」
国王と話していた事をエバーにも話す。
「それって・・・」
「あぁ、俺もヤツが絡んでるんじゃないかって思ってるんだ」
エバーも時折ほどにダンジョンを攻略する事があるらしく、偶然出会ったらしい。
「取り敢えず行くか。(ラピス、ダンジョン調査するからグリア達を頼む)」
『(分かったわ)』
息子達と一緒に動いているラピスとの念話を終え、さっさと行動を始めた。
「実際にこの目で見ないとわからんな」
「だね~」
中に入り、奥へと進む。
そこへ、一人の冒険者が魔物と戦っていた。
「オスカー!どうだ~?」
「師匠!目の前のヤツが原因かと!」
執着地点まで来たのは良いけど・・・
「やっぱりか・・・!」
「オスカー君!あたし等も参戦するよ!」
「頼みます!」
オスカーの目の前に居た魔物の後ろに居たのは――――紛れも無い、ヤツだった。
次回「弟子勇者と親友と言うお似合いカップル」です。
お楽しみに~\(^o^)/イェ~イ




