弟が来た!~セヴィス家の継承する魔法②~
サブタイトル「弟が来た!~セヴィス家の継承する魔法②~」
5年程緩やかに経ち、息子は11歳と姪っ子のトパーズは10歳になった。
今現在は――――
「グリア従兄様!そっちに逃げたよ!」
「任せて!【魔力の鎖】ッ!」
「お~、やってるやってる」
「通わせて大正解だね~」
そう学園の行事を見に来ていた。
国同士から正式に【魔物狩り祭】と言った学園祭に息子達が参加していたのだ。
「グリア!そっちにほかのクラスが逃がしてしまった魔物が来るぞ!!!」
「ヨッシャ来たァ!!!」
「私も手伝うよ!!!」
先輩らしき一つ上の学年の生徒が周囲の生徒に指示を出しているが、彼らはあまり息子達に指示を出さない。
逆に息子達が彼ら指示をだすタイミングよりも早く合わせて上手く行くから信頼していて指示を出していないのだ。
「バアル様!どうですか?今年の魔物狩り祭は」
「昔よりも生徒達が成長していていい感じだな」
「そう言えばエドワード理事長、来年から理事職を辞して新たな理事長を探しているようで」
エドワード・マルバ、彼は学園の初代理事長の孫の方から引き取られた義理の子にあたる人物で、多種族との交流を自分から好んで行う【死霊魔導皇】と言う貴重な一種の魔族の一人。
そして転生者でもある。
「えぇ、私は暫く故郷で身を潜めようかと。来年期に就任する新理事長は既に決めています」
「そうか、エドワードさんの推薦の人なら来年からのこの学園も安泰だな」
そして、学園でも飢饉対策としてグリアを見本に野菜と果物を育て始めたらしい。学園内の別の敷地内にある大きなドーム型の中で育ててるんだとか。
『さて!そろそろ終盤です!白組か紅組、どちらが多く魔物を狩るでしょうか?!』
「司会者ノリノリだな」
「グリア様のご提案でしてね。意外と盛り上がっちゃいました」
理事長がそう笑顔で言う。
『終了~!!!只今の結果――――白組が圧倒的勝利です!!!』
「お~、結構な差だな」
息子と姪っ子が居る白組が優勝を収めた。
紅組の方は恨み言より息子を打倒とする事を来年の目標にしたようだ。
「はいはーい!解体処理班!さっさとやるぞ~!」
「僕も手伝うよ」
「お料理の方、手伝わせて~」
息子達は別々の行動を始めた。
「さて、俺らも手伝いに行くか」
「だね、君たち~!俺らにも手伝わせてくれないかー?」
因みに俺の元の世界でも同様だが、本来は魔物解体は大人を主導として安全に行う事を推奨している。
ただし、息子達は例外である。
「そいやぁ姪っ子は令嬢として婚約者は見つかるか?」
「いや~それがね~、グリアとは違って身の丈が問題視するかもしれないんだ」
弟のベイルはそう言ってため息を吐く。
どうやら我こそはと言う男子は早々居ないらしい。
「苦労しそうだな」
「ホントそうだよ~全く」
アッ、そうだ
「そろそろ、俺とお前の扱う魔法を継承しなきゃな」
「あ~、もうそう言う時期か」
俺の養子である息子達の方には恒例として数年に一度だけ使う魔法の継承をする時期がある。
「予定組んでおくか」
「俺も手伝うよ」
そして今年は息子と姪っ子が順番的に最後になる。
「同時に行うか?」
「その方が良いね」
そして、魔物狩り祭は無事にすべての項目を終える事が出来た。
次回「弟が来た!~セヴィス家の継承する魔法③~」です。
お楽しみに~('ω').。oO(何しようか検討中)




