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弟が来るまでの間②~豪華客船で結婚式と披露宴①~

サブタイトル「弟が来るまでの間②~豪華客船で結婚式と披露宴①~」

結婚式当日―――豪華客船セヴィス号にて


「良い客間だな!ラバール船員!」

「えぇ、船長が『ジョーカー様ご夫婦のみにこの客間を取っておけ!』との指示を受けまして」


結婚式当日、家族総出で豪華客船に招待して貰った。養子である息子達や娘達も連れて来ても構わないとデリッヒ船長が言っていたので連れて来た訳だ。


そして事前に船員達が一つも残さずに俺があらかじめ用意した物を載せて貰っている為、サプライズの準備(※婚約式と結婚式の分をまとめて)をセットしておいた。


「しかしまぁ~、俺の子等には一本取られたな?デリッヒも」

「えぇ、大人の対応をした方が正しいですからね」


ラバール船員は「それでは、よりよい快適な船旅を!」と言ってその場を去っていった。


「凄い・・・この船自体魔力で補っているんですか?」

「勿論、俺の魔力だからね。千年はもつかも知れないな」


俺が招待状を各国に送った事で、その国々の王族は今後の事もふまえて王子、王女達、そして彼等の従者達をこの豪華客船に送って来た。


「そろそろ出発する時間だな」

「そうみたいですね」


魔導豪華客船であるセヴィス号は予定通りの時間になって動き始めた。


現実世界では車トラックなど様々な乗り物を載せていたが・・・今居るのは異世界。王侯貴族らが乗ってきた馬車が多く乗せられている。


「そう言えば・・・あそこの扉を出たら二階が景色の良いプールで一階が風呂場になってるぞ」

「そうなんですか!?」


敬語ながらも結構嬉しそうにはしゃいでいた。


ラピスは養義娘達を連れて先に広いお風呂場に行った。


「さて・・・やるか(全船員に連絡。あの準備を始めてくれ)」


早速、念話でセヴィス号の船員達に通達し、俺は立ってあの(・・)準備を始めた。


一方で―――――


「そう言えば、御養母おかあ様、そろそろ御養父(おとう)様から婚約受けるんじゃないんですか?」

「そう?あの方も私の為に遂に身を固めたのかしら」


のほほんとしている女性一同であった。


「さてと・・・そろそろだな」

「ジョーカー様、ラピス様が来ました。先にお食事を済ませてから進行でよろしいでしょうか?」


「その手筈で頼む」と伝え、先に席に座って待つ。


「お待たせしました。以外にもお風呂が良くて」

「そりゃよかった。水魔石の塊と熱保温石を組み合わせて各所の風呂場に設置してみたんだ。上手くいって良かったよ」


それぞれが食事を始めたので、俺とラピスも頼んでおいたディナーを始める合図をする。


その場に居たシェフ達が一斉に動き始め、先に小前菜(アミューズ)が用意された。


「これ・・・あの領村から取れた野菜ですか?」

「あぁ、豪華客船に出す食材としては良い感じだと思ってな」


シャキシャキといい音をその野菜は出す。


味も絶品だった。


「・・・美味しいです」

「そうだな・・・すごくおいしい」


二人で感心しながらその小前菜の皿を空けると、その御皿をスタッフが回収し、今度は前菜が運ばれてきた。


「このお酒・・・もしかしてあの有名な?!」

「あぁ、その酒造元のお偉いさんがこの日の為に幾つかこの船に提供されてな」


その前菜と共に出された食前酒の呑み、胃の中がスッキリとした感じを感じ取った。


「この前菜料理(オードブル)も良いですね」

「ふっ、ここのシェフ達はいつの間にか腕を上げたようだ」


随分と昔だが、料理がそれ程おいしく無かったが為、そのレストランのオーナーを含む料理をするお店の経営者らを集めてキチンとした料理教室を開いた事がある。


いつの間にかそのシェフ達が進化した腕前をまさか現代の若いシェフ達にまでしっかりと伝わるとは思っても居なかった。


やっぱり人に教えて教わっての関係を築くのは正解だったな


「後はスープだな」

「まぁ・・・私の好きなグリーンスープ!」


前菜料理を食した後はスープが来た。

そのタイミングで空いた皿は直ぐに回収された。

次回「弟が来るまでの間③~豪華客船で結婚式と披露宴②~」です。

お楽しみに~\(^o^)/ヘイヤーッ!

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