ジョーカー、家族を作る切っ掛けとジョーカーの正体③
サブタイトル「ジョーカー、家族を作る切っ掛けとジョーカーの正体③」
一通り、話を終えた後――――
「ジョーカー様」
「おう、なんだ?」
エクジオード大帝国の王子が俺に質問をして来た。
「その戦争中の時は多くの死者が出たのを家庭教師から聞きまして・・・戦争を仕掛けた国はどこなんですか?」
「そーだな、二大ヵ国の内の一つ―――アズトーン大国。そこの当代の王はな、己の欲を満たす為に男から女を奪い貪り、その女が壊れたら娼婦館に捨てる様な所業をした。最終的にはその国は王族以外の貴族の全てが扇動してその当代の王は滅んだよ。実に500年は続いたかなぁ~」
五百年の間に当時の仲間は次々と死に、弱みを握られたメンバーは仲間を見捨て堕ちた。
「その裏切ったメンバーの一人を除いてそれ以外に亡くなった仲間達は精霊国の手腕で英霊として今の五百の英霊者の使い手に宿ったんだ」
「確か召喚士の最上位の称号とスキルですよね?」
俺は頷く。
「俺の名前が【秘密の者】と名前で活動している間から色んな経験を積んで今では王様の上の王様・・・神様と同位の存在に扱われているが・・・対して皆とは変わらんさ」
なんでこの話をしたのか、それは―――――
懐から一枚の手紙を見る。
「・・・さて、解散しようか」
ふっと微笑み手紙をしまってからそう言う。
それぞれの王族はその場を解散し、それぞれ馬車に順番に乗って帰宅した。
「ジョーカー・・・」
「じぃさん・・・」
元精霊王ファンタスが俺の元へ来た。
「ほれ、お前さんの好きな酒だ」
「どっこいせ・・・っと」
お酒を盃に注いで貰いながら二人で呑む。
懐の手紙を爺さんに見せ
「弟さんからかい?」
「あぁ、そろそろ俺の元へ来るらしい。やっと長期期間による仕事を終えたそうだよ」
そう言って空に輝く星々と満月を見ながらそう言う。
そう、手紙を送って来たのは実の弟だ。
久し振りに会いたいらしく、俺に手紙を送ったそうだ。
「弟が来れば・・・あの計画が進めそうだよ」
「・・・初代の玄孫の頼みか?」
俺は頷く。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その日の夜―――――
「俺に頼み?」
「あぁ、お前に俺の悲願を果たして欲しい」
当時の勇者は影の力以外にその先の未来――――俺の上位互換の先読みスキルを持っていた。
その勇者によれば、将来は全ての国々が国を守る為の意識が薄れて言っていると言う。
「お前が――――今の魔王達に次いで彼等に恐怖と支配をして欲しい。そうすれば全ての人々は互いに協力してお前から巣立って行く筈なんだ」
「・・・・・わかった。お前の意思を俺が継いでやる。立派な立役者になってやるよ!」
その日は年老いた当代の勇者は安らかに眠った。
「・・・家族を作るか」
それが――――今の四人義兄妹の誕生である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「アイツが俺に会いに来るまでやっておきたい事がある。」
「やっとあのお嬢さんと結婚かね」
先に子孫を残しておきたい。
子供が生まれたら――――役目を果たす時が来る。
「あと数年程向こうに居るらしいから今週・・・いや、来週にでも挙げたい」
「準備は儂に任せなさい」
お互いに自宅へ戻って行ったのであった。
次回「弟が来るまでの間~結婚式前①~」です。
お楽しみに~(;・∀・)すっげぇ雨だったなぁ




