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初代勇者と長寿の大賢者

サブタイトル「初代勇者(カズト)長寿の大賢者(ジョーカー)

「影の勇者カズトよ、全能の大賢者ジョーカーよ、ありがとう。これであそこの領主はまたいつもの事務に戻れるそうだ」

「そりゃ~良かったです。国王陛下」


なぜ、初代国王陛下にその名前で呼ばれているか・・・まだ先の話。


「なぁ・・・ジョーカー。そろそろ仲間増やさないか?」

「やっぱりカズトもそう思うか?」


当時、カズトは戦力の足らなさを痛感していた。

邪悪で狂力な魔神や一部の魔族、そして魔獣や魔物に対する封印の力もそれ程万能ではない。


いつの時代か復活したらその代の勇者に任せるしかない。

時間も時間で無限ではない。


「思ってたのか」

「あぁ、自分のスキルの有効活用は出来ているけど・・・あくまで戦闘向けではないから色々と魔法を覚えたいし・・・カズトも万が一の事を考えて俺以外にも背中を預ける仲間が必要だろ?」


勇者の仲間として最初に加わった俺は元故郷で出会ったのが切っ掛けだった。

様々な出会いを得た事はあったが――――当時では俺と初代勇者のみでその時から活動をしている。


「そうだな・・・男はもう一人欲しいし、女性も二人程欲しいかな」

「だな・・・」


当時の現状は特異な影の力を持つ勇者と全ての属性や状態異常を含むすべての魔法を学ぶ大賢者の二人しかいない。


アナコンダを封印するのにも余計に手間が掛ったからだ。


「先ずはタンク・・・大楯の騎士が必要だな」

「大楯と斧持ちの聖騎士が良いかもな・・・後は聖女と錬金魔導師だな」


勇者パーティーは何人いても良い。

人が多ければ多い程に華がある。


「大楯と斧を持つ聖騎士となると・・・本来なら騎士団として楯と剣が定番だから野良にそんなの居る訳が―――」

「カズトー!見つかったぞ!野良の聖騎士が!」


人が見つかり、カズトは盛大にコケるのであった。


「マジで斧と大楯持ちの野良聖騎士居たのかよ・・・」

「ダンだ。よろしくな!因みにウチの家系は『使えそうな武器は何でも使え』がモットーなんだよ」

「結構自由な家族だな」


新しく入った仲間はダン・ヴェルセン。

なんでも実の弟に任せて個人的に野良の聖騎士となったとか。


「親の知り合いの元で暫くそっちで働いてたんだがな、俺にだけ斧と大楯の才華があったらしいのよ。マジで」

「へ~、そういう事があったのか」

「そんじゃま・・・あと二人スカウトしようぜ」


これが(のち)の初代勇者と大賢者を初めとする二代目パーティーの始まりとなった日だった。


「そっちにゴブリンロード行ったぞ!」

「任せろぉ!!!」

「アイテム!」

「はいっ!」

「ちょっと~?!回復間に合わなくなるから少しは落ち着きなさい!」


マンガでよくありそうなツンデレキャラが聖女。

そしておどおどしている陰キャの眼鏡っ子、後の自分が初めての彼女となる子。


そんな後から入った二人も加わって魔王討伐の旅はケンカもありつつの仲の良いパーティーメンバーとして10年間続いていた。


「・・・そー言えばさ~、ジョーカーって人間じゃないんでしょ?」

「ん?あぁ、天使と悪魔の子だからな。とは言え魔族が悪さをしたら同郷の血統者を倒すのが一番いいと思うのよ」


とある休日の公園にて、聖女であるアズ・ミリーヴとそう言った話もした。


「ジョーカー君!これなんかどうかな?!」

「質が良さそうだな・・・買うか?」


勇者パーティーでの雑用の日に道具屋で錬金魔導師であるノティ・エデュームとイチャイチャしながら買い物をしたりした。


「後ろの魔物は俺に任せろッ!」

「ポーションは十分にあるから心配しないでね!」

「回復は任せなさい!魔王の相手はあんたら二人に任せるわよ!」

「「おう!まかせろ!」」


俺とカズトは魔王に果敢に挑み、ギリギリな闘いになっていた。


『勇者と大賢者・・・中々やりおる』

「俺等は仲間に支えられているからな」

「安心してお前に挑めれるんだよっ!」


皆、既にボロボロだったが、それでも・・・いや、それだからこそ―――


「「俺等は・・・負けないッ!!!」」

『・・・・っ?!』


最後の力を振り絞った。


「カズト!タイミングは任せた!」

「よっしゃ!行くぜェッ!!」

『んなっ?!』


カズトは直感で避けて――――ギリギリのタイミングで発動した。


「【神々の神拳ゴッデス・ヘリンエル】ッ!!!」

『うぎゃぁあぁああぁあああああッ!?』


俺の放った拳の一撃を諸に当たった魔王は消滅はしなかったものの、降参をするハメになった。


カズトは今にも倒れそうな俺に肩を貸し、一緒に倒れた魔王に近付いた。


「・・・くっ・・・ははっ」

「どーだ、魔王。俺等の絆は」

「満足したか?」


カズトと俺がそう聞くと、魔王は頷き


「これ程にまでもない感動を憶えたぞッ!」

「そーかい。んで?どうだ?俺等勇者メンバーと同盟を組む気は」


こうして、カズトとの出会いから当時の初代の魔王の子孫らをも倒すまで様々な事があった――――――



「―――さん!ジョーカーさん!」

「ん・・・あぁ、竜王。寝てたか」


どうやらぐっすりと眠っていたらしい。


「あー、すまん。んで、祭りの盛況は?」

「順調ですよ。久し振りに若返りの雫を飲んでひと仕事しましたよ~」


高価なものをそんな飲料水感覚で・・・


「あぁそうだ。ヤキソバとやらを作ってみましたよ。味見をどうぞ」

「・・・あぁ、ありがとう」


独身時代に作った事のあるソレを堪能しながら食べるのであった。

次回「ジョーカー、家族を作る切っ掛けとジョーカーの正体①」です。

お楽しみに~( ◠‿◠ )ニコニコ

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