新たなる世界へようこそ
どうも、新作を描き始めましたユウタと申します。
どうぞ良しなに(´∀`*)
サブタイトル「新たなる世界へようこそ」
「――――どこだよココ」
家族に愛されないまま病院で息を引き取ったハズの俺、天魔。
家族構成や自身の名前のキラキラネームの所為で友達にも恵まれず、ましてや恋人も仕事関係も恵まれずに病気に好かれてポックリ逝ってしまった筈の俺が―――
「生きているだとぅ?!」
自分でもびっくりしていた。
本来死ぬ筈の俺はこうして生きていた。
裸だけども・・・
コレ、神様の悪戯だったら生まれ変わっても一生恨んでいくしかない――――
「ううううう恨むのは勘弁してくださいぃぃぃッ!」
「(・・・これもしかしてガチ?マジで?・・・それとどちら様???)」
急に現れた大天使の様な多くの翼を持つ人が現れて逆に冷静になった俺はおもわず正座をする。
「よ、宜しければこちらの座椅子を―――」
「これかぁ~、俺を置いて行って楽しく温泉とやらに言って来た話を聞いたけど・・・その温泉に使われている椅子かぁ」
俺はそう言ってその座椅子に座る。
そんな俺をその人は何かぶつぶつ独り言をしていた。
「あーっとそうだそうだ。私は創造者アグネス。私の知り合いが間違えて貴方を不幸な道に進ませてしまいまして・・・本当に申し訳ありません」
「成程、俺の今までの人生はその神が間違ったやり方でやってしまったのか」
俺がそう言うと彼女はビクッと何か怯える様に身体を逸らす。
「本当に申し訳ありません」
「(本来であればその神を呼んで欲しいけど・・・この神が可哀想だし・・)いえ、別に怒って無いんで」
取り敢えず落ち着かせ、俺はどうすればいいか聞いてみた。
「そうですね・・・実は私が管理しているとある異世界なんですが・・・」
「行きますっ!いや、行かせてくれ!!」
俺は目を輝かせながらそう言う。
そんな俺に押され気味で少し引く彼女は「分かりました。」と言い
「それでは特殊スキルなんですが・・・これは珍しい。【千手先の神眼】ですね」
「説明聞きます」
俺は彼女にどういうスキルかを聞いてみた。
「この特殊なスキルはですね常時発動型で、相手がどのような行動をしそしてどのような魔法を使うかと言うのを先のその先、千手先まで眼で見るモノを脳内で整理・把握などをして千里眼以上に行動を読み込めれるスキルですね」
その特殊なスキルは弱点もあるらしい。
千手先を読んでも必ずどこかしらで行動パターンが別の形で生まれる事があるんだとか。
「・・・そう言った弱点もあって良いんじゃないかな?他でカバーすれば問題無いし」
「そうですか」
そして俺は彼女に―――創造者アグネスに転生をさせて貰った。
それから千年間、先々で仲間の殆どを老衰や戦争や仲間同士の裏切りなどで亡くしたりしたが・・・転生前とは比べ物にならない位に充実した冒険譚だった。
ただ一つ言える事がある。
それは――――
「俺だけメッチャ長生きしてね?」
「今更何言ってるんですか、マスター。それとあなた以外にも長生きしている私が居る事を忘れずに」
俺との契約で同様に長生きしているダークエルフの秘書スフィアがそう言う。
「そうだったな、スマンスマン」
「・・・はぁ、全く。貴方の行動の一つ一つで【財団】だったり、その財団が管理する大商会本部に【会長】としての地位に居る事を忘れないで下さい」
俺は彼女に何度も謝りながらも、今を生きるこの世界で忠実している事を忘れる事は無い。
次回「え?俺に?」です。
観て行って下さいね~