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ぼっちのぼっちのための人生教本  作者: キャッサバ
1/2

ぼっちぼっちぼっち

俺は木村我路高校2年生!

イケメンで友達が沢山いて超美人な彼女がいる

超リア充高校生!もう毎日が本当に楽しい!人生薔薇色!

なんて妄想を描きながら高校に登校している。

はぁーなんでこんな惨めな妄想してんだろ

実際に合ってるのは高校2年生のところだけ。

あとは陰キャで毎日つまらなくて、ぼっちの最底辺の人生どん底に真っ只中の高校2年生。

ちなみにぼっちの中でも3種類の存在がいるのを知っているだろうか?

まず一つ目はぼっちはぼっちでもぼっち同士で仲間になる、

いわゆるぼっち友達というやつである。大半のぼっちは実際はぼっちじゃないのである。

てかもうそれぼっちじゃなくね?

そして二つ目は本当のリア充とは絶対につるめないくせに、かといって趣味があるわけでもないので話が出来ず

他のぼっちとも変なプライドでつるめない生粋のぼっち

そして三つ目は崇高なる目的を持ちながらあえて友達を作らない、孤高のぼっちの3種類がある。

。俺はどれかって?

もちろん3つ目!

え?2と3は同じ?いいや断固同じにしないで

俺は最初にあんなこと言っていたがリア充になんて憧れてないし、むしろ心底嫌悪している。なんだあの薄っぺらい

友情ごっこ。あれをやるくらいなら一人の方がマシである。

てか友達とか彼女いたら自分のしたい事出来ないし、絶対嫌です。俺は付けられた名前のまんま生きている


しかしこんな大事な目的で自らぼっちであるのに周りは分からないらしい。

担任によるとクラスで仲の良い友達の名前をあげなかった

のは俺だけらしい。

そんなことを考えながら歩いていたらいつのまにか

校門に着いていた。もちろんここに来るまでに沢山のクラスの奴と会ったが誰にも挨拶なんてされていない。むしろ舌打ちすらされた気がする。キニシテナンカナイケドネ?

校門の中、下駄箱、階段でも誰とも喋らず、教室に入っても

嬉しいことに誰にも話しかけられることは無かった。そして

流れるように自分の席に着き即うつ伏せて、、、、否甘い

ここで通常のぼっちは寝るフリをするが実に甘い。

俺みたいな自ら進んでぼっちになる奴は、やりたい事を誰の目もきにする事なくやるのである。てことで本気で寝ることにした。決して大してやりたいことがないからとりあえずやるという消極的寝たふりではない。こんな事を考えていたら本当に眠くなってうとうとしていたが、突然椅子が揺れて飛び起きてしまった。





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