表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/8

8:長男、壊れる

壊れたので投稿します!

壊れてる方は上↑の『ブックマーク』ボタンを押してください、ポイントになります!




 ――ダンジョンから帰還した俺は、さっそく王都に戻って飯屋に入っていた。

 

 にしてもさっきからみんながチラチラと俺の服を見てくるなぁ。

 黒龍の鱗で革鎧を作り、フェンリルの毛皮でフード付きのコートを作ってみたんだが、やっぱり違和感あるだろうか? あんまり強いモンスターじゃなかったしな。


 まぁいいや。10万年ぶりのまともなご飯だし、いっぱい食べよっと! もうモンスターの生肉は食べ飽きたからなー。 


「店長、なんかうまいもんくれ!」


「へっ、へい! ……って、よく見たらテメェFランクのアンリじゃねぇか!?」


 フードの下に隠れた俺の顔を見るや、店長の視線が侮蔑に染まる。

 他の客たちも俺だと分かるや、なんだかあざけるような目をし始めた。

 はて、俺はこの人たちになにか馬鹿にされるようなことをしたのだろうか? もう昔のことなんて覚えてないんだが。


「ちっ、すげーもん着てるからどこの上級魔法使いと思ったらテメーかよ。どこで盗んだんだよソレ」


「盗んでないぞ。それよりもメシくれ。料理名は忘れた」


「はぁ? 意味わかんねーよ。つーかテメェみたいな貧乏人に席使わせるより、毎日来てくださるようなお客様を優先したいんだよ。つうわけで出てけやゴミ」


「そうか」


 俺は店長の顎にアッパーを叩きこんだ。

 彼は「ゴガァッ!?」という悲鳴を上げながら一瞬でぶっ飛び、天井に頭が刺さって抜けなくなる。

 その瞬間、俺を嘲っていた他の客たちも騒ぎ始めた。


「なッ、テメェ何やってるんだよーーーッ!?」

「うわぁっ、警備兵を呼べ!」

「つかアイツなにした!? 手元が全然見えなかったぞ!」

 

 わーわーと慌て出す人たち。


 はて、なにかおかしなことをしただろうか?

 ご飯が食べたかったのに食べさせてくれないというからぶっ倒して食べることにしただけなんだが?


「ダンジョンではこれが普通だったんだが……あ、世間ではオカネってやつがいるんだったな! ここ置いとくぞ店長」


 たしか金色っぽいモノのことをカネというんだったか。

 俺はアラクネーの糸から作っためっちゃ物が入る謎袋から、黄金鳥のくちばしを取り出した。

 通貨の価値なんて忘れてしまったが、まぁ一食のメシ代くらいにはなるだろう。


「さぁ食べよ食べよ……って、店長ぶっ飛ばしちゃったからメシ食えないじゃん。しょうがないからそこのアンタ、代わりに作ってくれるか?」


「えッ!? あっ、ハイッ!?」


 うろたえていた客の一人を厨房に向かわせる。


 さーてこれでようやくご飯が食べれるぞ! おなかいっぱい食べて、今日から長男としてまた頑張らないとなーっと!



・のちに黄金鳥のくちばし(※城が建てられる価値)をもらった店長は仕事を辞めて豪遊生活をはじめ、テキトーに声をかけた客はプロ料理人の才能に覚醒しました。


【作者からのお願い】


「俺も長男っ!」という方は、

広告の下にある☆☆☆☆☆からの評価や、『ブクマ』への登録をお願いいたします!

「いや、長男じゃないよ……」って方も諦めなければ長男なので『☆5』でお願いします!


執筆の励みになりますので、何卒お願いいたします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おおおおおおこれからってときにえたるのはああああ
[一言] (*ゝω・*)つ★★★★★
[良い点] 読んでて思う。 あー。これはまんじ先生だなぁ。っていう感じ(実家のような安心感)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ