表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

魔術師学校へ

どーもです!

意外と投稿してから早くなかったですか!?

結構頑張ったんですよ!え?早くない?それよりももう1つの方進めろって?

はい、ごめんなさい。

さて、昨夜に合格者発表のところを見に行った俺たちなのだが、結論を言うと合格してた。ひとまず安心した。

しかし問題なのはクラスがAクラス、1番上ということだ。おかしい、わざわざ下のクラスのEクラスになるように頑張って点数ギリギリになるよう調整したはずなのに。


《今更どうこう言っても仕方ありませんよ。さぁ、今日が初日の登校日ですよ!気張っていきましょう。》

「やけに乗り気だな、クーリ。」

《いいじゃありませんか。ユージも張り切ってくださいよ。》

「はぁ〜。俺の目立たないで生活するプランが……」


俺たちがもともといた世界と同じで、初日はガイダンスだけらしい。

こうなっては仕方ない。甘んじて受け入れるしかない。


「マスター、何も言わずに俺のことを泊めてくれてサンキューな!」


この人は喫茶店のマスター。俺のことを泊めてくれた恩人だ。


「別にいいわよ。あ、朝ごはん食べていきなさいよ。」

「いいのか?」

「お駄賃払ってくれればね?♡」

「ハハッ、そりゃそうだ。じゃあお言葉に甘えて頂くよ。」


朝飯を食べ終えると、俺はマスターにお礼を言って喫茶店を出た。


「紫織のやつ、いまどうしてっかなぁ〜」

《本当に妹想いなのですね。》

「あったりめぇよ!この世の中に妹が大事じゃないお兄ちゃんなんていねぇだろ。」

《ユージの場合はいささか度が過ぎていると思いますがね。》

「ま、あいつが幸せならそれでいいんだけどよ。そら、学校着いたぜ!確かAクラスも5つくらいにクラス分けてんだよな。クラスクラスはーっと。」

《ありましたよ。右上、A-5クラスのようですよ。》

「お、本当だ。さてさて、クラスの人たちどんなやつかね〜」


俺のクラス、いや、俺たちのクラスは2階にあるようだ。

階段を登り教室に恐る恐る入った。


「お?アンタ、このA-5クラスの人かい?なら一緒のクラスってことだな。」


俺が振り返るとそこには赤い髪の男が立っていた。


「あぁ、そうだよ。俺の名前はユーリ。」

「ユーリね!覚えた!んで、俺の名前はクレイン!得意魔術は火属性だぜ!」

「俺は、まぁ風属性かな?」

「お!俺たち相性いいな!よろしくな!さ、教室に入ろうぜ。」


俺とクレインは教室に入った。

入ってきた俺らに一斉に視線が向けられる。こうやってみんなに見られるのはあまり好きではない。俺はそそくさと自分の席を確認し、座った。


「お、ユーリ、俺たち席が前後だな!」

「本当だな。運命的だな。」

「ハハッ!本当その通りだな。そういや、ユーリはここら辺の出身なのか?」

「いや、ここに越してきたばっかだよ。」

「やっぱりか!どうりで見たことないと思ったぜ。制服着てなかったらアンタのこと女だと勘違いしてたぜ。」

「あぁ、たしかに試験の時も女だって勘違いされてたわ。おれ。」

「やっぱりな。その見た目だったら当然だ!」


俺とクレインが喋っていると、教室に先生が入ってきた。


「皆さん揃ってますね。私がこのクラスの担任のセリザワです。転移担当をしております。」


〈なぁ、クーリ。転移担当って何?転移魔術とか?〉

《いえ、ここで言う転移担当というのは、異世界転移のことかと推測します。》

〈え!?この世界って異世界転移とかの人ってそんなにいっぱいいんの?〉

《ええ、こんな担当があるのですから、ふつうにいるのだと思いますよ。》

〈俺も異世界転移?〉

《いえ、わたし達は異世界転生の方に分類されますね。それも、かなり特別な部類の。》

〈異世界転移と異世界転生って何が違うんだ?〉

《異世界転移は何らかの原因でそのままの姿で他の世界に移ることです。一方で、異世界転生とは、元の世界で死に、生まれ変わって他の世界に来ることです。しかし、この異世界転生は、自分が転生者ということ以外の記憶を失うことを代償とします。異世界転移は特にデメリットがないですね。どちらも特徴としてはすごい能力を有していることですね。》

〈へぇ〜。〉

《ま、要するに、異世界転移が向こうの世界で言う、リ○ロとかで、異世界転生が、こ○すばとか転○ラですね。特殊な事例もあって、オー○ーロードなどは……》

〈おいやめろ!著作権とかで俺ら訴えられる!〉

《?何をそんなに怯えてるのですか?わたし達は向こうの世界の住人じゃないんですよ?》

〈いやまぁ、そうなんだけどさぁ……〉


「おーい、君。講堂に行くって言ったの聞いてなかったのか?」

「あ、すみません!」


どうやらクーリとの話に熱中しすぎていたようだ。


「大丈夫か?ユーリ。体調でも悪いのか?」

「あ、いやいや。ごめんごめん。ぼーっとしててさ。」

「しっかりしろよな。」

「悪りぃ悪りぃ。」

「お!前見ろよ!あれが今回の新入生代表を務める今回の入試成績トップ、オーリア!」

「へぇー。」

「んだよ。反応薄いな。今回の入試をオール満点だったらしいぞ!すごくね?」

「まぁたしかにすごいな。」

「それにあの容姿!可愛いって言うか、美しいよな〜。俺らじゃ高嶺の花って感じ。」

「まぁそうだな。」

「そうそう、入試満点ならもう1人いるらしいんだよ!俺らの学年スゲーやつばっかだな。」

「なるべく関わり合いにはなりたくねぇな。」

「何でだよ!夢ねぇやつだな。普通は知り合いになりたいとかあるだろ!」

「いやだって、俺目立ちたくないし……」

「かぁ〜、普通魔術師だったら名声をあげたがるのに変わってんなぁ、お前。」

「別に変わり者でも構わねーよ。」

「おいおい、拗ねるなよ。ちょっとからかっただけじゃねぇかよー!」


俺とクレインは講堂に着くとすぐに座席に座った。


「悪りぃ。俺トイレ行ってくるわ!」

「なんだよ、先行っとけよな。始まっちまうぞ?」

「わーかってるって!すぐ戻るよ。」


〈なぁクーリ、気づいたか?〉

《えぇ、あなたの行動は最善だと思いますよ。今頃講堂は、大変なことになってるでしょうから。》

〈やっぱり悪い奴らの考えることはどこに行っても変わらないな。〉

《えぇ、全くです。今講堂に全生徒と全教職員がいます。少し中を見えるようにしてみましょうか。》


クーリがそう言うと、壁をすり抜けて、外からでも講堂の中を見ることができるようになった。



「はーいどーもどーも。御機嫌よう!新入生の皆さん!」


なんの紹介もなく入って来る人に、新入生は一同に戸惑いの表情を見せた。


「貴方達は誰なの?」


新入生を代表するが如く、オーリアは尋ねる。


「んー?君は?」

「私はオーリア。この新入生達の代表を務める者です!いいから私の質問に答えてください!貴方達は一体どこの誰!」

「おいおい、そうかっかするなって。なぁテイロス?」


入ってきたもう1人の男はつまらなさそうにしている。


「黙れ、サーカス。さっさと用事を済ませろ。」

「サーカスじゃねぇ!マーカスだ!何度言ったらわかんだ!」

「悪かったなサーカス。」

「テメェ……おちょくりやがって。まぁいい、もう少し遊んでもいいじゃねぇかよ?」

「あの方がお怒りになられるぞ?」

「チッ!つまんねぇな。ならいいや、さっさといくか。」


マーカスという男は置いてあったマイクを手に喋り出した。


「あー、あー、聞こえてる?俺たちは、ある女の子を探してるんだけどさぁ、自分でわかってるよね?めんどくさいからさ、さっさと出てきてくれないかな?」


もちろんそんなことを尋ねられた新入生達は犯人探しをし始める。


「うーん、すぐには出てこなさそうだなぁ。なら一人一人確認しながら殺していこうかなぁ〜」

「いい加減にしなさい!その目的の少女を見つけて一体何になるというのですか!?」


オーリアは我慢の限界なのか侵入者達に食ってかかる。


「あ?うるせぇよ。消えろ。」


マーカスの手から光が光が溢れ出す。

そして、オーリアは爆発系統の魔法に飲み込まれる……はずだった。


「あっぶなーい、敵を煽るなんて君は死にたいのか?」

「なんだテメェ、誰だ?」

「俺の名前はユーリ。覚える必要のないしがない魔術師見習いさ。」












またすぐ書き始めまーす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつも見てくれてありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ