プロローグ
私は理由が分からないけれど男の人、男の子と話すのが苦手。理由は分からない。喋れないわけではないけれど、とにかく苦手ということ。
話が合わないわけじゃない。けれどどこかが苦手。
なんで苦手なんだろう・・・?
この世界には騎士団、剣、魔法が支配している時代。
一般の者も勉強が出来る。そういう頃だった。
聖陸ルリーチア学院という勉強をする所で卒業を控えた生徒が数人いた。ルリーチア学院は普通の学園と違い、3年いたら年齢も関係なく卒業するというのが規則であった。
この学院を卒業したら、いやほとんどの学院、学園を卒業した者は”ギルト”に行く。ギルトで自分に合った職業を教わり、ギルトの一員として任務を受ける。
さて、ギルトというのを説明しよう。
ギルトというのは簡単に言うならば騎士団と同じ。けれど騎士団は騎士以外は入れないのだ。が、ギルトは騎士じゃなく、魔法使いや盗賊、剣士など職業がバラバラでもどこかの学院や学園を卒業していれば入れるのだ。
そう、どこの学園や学院を卒業していたら入れる。成績次第で。
「・・・・・・私達も卒業ですのね、ミース」
金色の髪をし、サラサラのロングヘアーの少女が言う。彼女の名前はアージュ・ナクリスル・レイージュ。通称アージュ、もしくはレイ。本人はレイのほうが気に入っているらしい。
家庭は裕福らしく、いわゆるお嬢様。お嬢様ならお嬢様学院に入るべきだが本人の意志でこの学院に来て、そしてギルトに入る。それが彼女の夢である。
「レイはさ、どこのギルトに入るのさ?」
茶髪で一つ結びに結わえている少女はそう訊ねた。彼女の名前はミース・レイーア・メクルトス。彼女の先祖は英雄とかいう噂があるがその子孫は彼女のみ。両親が事故で他界したのだ。
「情報ギルトですの。私、情報なら結構得意なものですのよ。・・・・・・・・・ところでミースが入るギルトは仕事を本格的にする結構小さいギルトですのよね」
「うん」
「・・・・・・大丈夫ですの?男の人と話すのは」
そう、ミースは理由不明だが男の人と話すのが苦手。理由?知らないよ。「
「なんとか、なるかも」
「なるとはいえども・・・私達はあと2日で卒業するのですのよ!?」
あぁ、卒業ー。とりあえず懐かしい。




