君は君だから
あなただけが辛いんじゃない
みんな何かしら辛いの
人それぞれ違うと説きながら
みんな、といってしまう
ひとりじゃない、と
教えたくて、みんな、を使ってしまう
一人なんだよ
一人一人の集まりだけれど
一緒というわけじゃない
同じというわけじゃない
君は君、私は私
辛いときは辛いを噛み締めて
よく味わいなさい
君だけの辛さは君だけの喜びに
繋がるから
強くなってほしいより
強い部分もあることに気づいてほしい
何とか引き出せてあげたら
よいのだけれど
酸いも甘いも苦いも味わって
怪我をして泣いて
沈んで浮かんでを
繰り返していくうちに
気づくことだから
焦らないで見守っています