第7話 クランを結成しよう
「アンズちゃん、私とクランを組まない?」
サクラはアンズにクラン結成を提案する。
「えと、あの…」
サクラのいきなりの提案にアンズは戸惑っている様子だ。
「あー、突然こんなこと言われてもびっくりしちゃうよね。ごめんなさい」
謝罪するサクラ。テンションが上がってしまい、気がはやっていたようだ。
「それでクランを組もうって言ったのはちゃんと理由があるの」
サクラはクラン結成を提案した理由を話す。
ホームは基本的に所有者に権限があり、招かれたフレンドは許可をもらうことではじめて施設を利用することができる。
しかしクランを結成し、サクラのホームをクランホームに設定すればクランメンバーであれば自由に出入りできるし、施設も使用することができる。
元々アンズのことを気に入っていたサクラは、初心者である彼女が安心してゲームを楽しめるように自身のホームを開放したいと考えていた。
それとアンズの料理を食べたことで、できることならいつでも彼女の料理を食べられるようにしたいと思った。
と色々と理由を述べてみたが、簡単に言うとサクラは一緒に遊ぶゲーム仲間が欲しいのだ。
サクラは友達がいないわけではないが、気楽に遊ぶような仲の良い友達は少ない。サクラ含め色々と癖のある人物ばかりだからだ。
そんな中出会ったアンズは普段サクラが接することがないタイプで、できるならこれからも仲良くしていきたいと思っている。
なので彼女がゲームを辞めてしまわないように環境を整えようと考えたのだ。
「ウ、ウチこんなに良くしてもらってもいいのかな?」
サクラの提案にアンズは困惑している。
無理もない。出会って間もないのに好待遇でスカウトされているのだ。サクラが同性でなければ通報されていただろう。
「難しく考えなくていいのよ。私はアンズちゃんを気に入ったから誘ったの。ウタマルもアンズちゃん好きよね?」
「キャン!」
「えと、これからよろしくお願いします」
「うんよろしくねアンズちゃん」
こうしてサクラとアンズはクランを結成した。




